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デザインマネジメント論 「ビジョンを言語化する」

今回は非常勤講師としてのお話

2021年より、建築インテリア学科3年生にデザインマネジメント論という授業を担当しています。

デザインというのは、抽象度の高い言葉ですが、私が教えているデザインは、目に見えるデザインではなく、目に見えないものをデザインするのが中心になります。

モノのスペックや、値段、カテゴリよりも、開発までのストーリーや想い、作り手自身の背景や、お客様への想いを言語化するのが大事
なぜ、あなたは作ろうとしたのか、なぜ、この仲間とやっているのか、最初にこれを届けたいのは誰なのか?そこを言語化すること

人の感情を中心に徹底的に考えてもらいます。



マネジメントについては組織経営、組織成長としています。

なので、デザインマネジメント論で伝えたいのは

人の感情を中心に考える組織経営

これをグループワーク中心に繰り返し、繰り返し実施します。


今回実施したのは夢新聞というワークショップ
夢新聞は夢がかなった日の新聞を書くワークショップになります。

夢がかなった日付、大見出し、それを象徴する写真、達成するまでに乗り越えた苦労話、達成して喜んでくれてる人たちの声
こんなことを、書き出してもらいます。

夢を達成するには、夢を言葉にするのが大事である。そして応援してくれる仲間と出会うことが大事である。
それを夢新聞では伝えています。



結果的に50人分の夢新聞が完成しました。

建築学科卒を活かして、まちづくりや、ご両親への家をつくったり
デザイン力を活かして、個人ブランドを立ち上げたり
違う道へ進みたくなり、美容師になったり、宇宙事業をはじめたり様々
それぞれにしっかりドラマが生まれています


提出された夢新聞に対して、1件、1件おめでとうコメントをいれて、ニヤニヤしていました笑

学生が50人分の夢に触れ、応援し合う関係になってくれるのも嬉しいですが、この授業のポイントとしては、自分以外の人が、どういった事に、気持ちが動くのかを知れるのが大事なポイントとしてます。

もちろん、学生向けの研修だけではなくて、企業向けにも同じことが言えます。組織のビジョンづくりにも夢新聞は有効です。
一人ひとりの夢新聞を書き、夢を共有した上で、会社や自部門の夢新聞を描く

その時、苦労を乗り越えた社員のエピソード、喜んでいる社員の声が載っている1面記事。最高です!!


最後に夢新聞をもう1つ掲載
昨年この授業をうけた生徒が毎年何名か遊びにきてくれます。
4年になってから、この授業の大事さが分かってきたと嬉しい反応をしてくれる人たち

夢の解像度があがってるのが分かるし、声にし続けることで、確実に夢に近づくだろうなと思う夢新聞
2035年4月1日の夢新聞なので、あと12年後 楽しみです!!


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