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心の方向性を変える

いやなことは虫刺されといっしょじゃ。
「こんなのたいしたことない」「今、気になるのはしかたがない」
「そっとしておけばすぐに治る」などと考えて、刺されたところに触れない(考えない)ように心がけ、他のことに意識を向ければいいのじゃ。
また、そんなときは、「まぁいいか」「こういうこともある」「今はまだしかたがない」
「これは一年たったら忘れてしまうことではないだろうか」ということを気持ちの中で自分に問いかけてみると良なもしれんのう。
自分がしたことを人がどう思うかは「相手の問題」じゃ。もし、相手に対する悪意が自分になく、この程度なら言ったりしたりしても普通は問題ないと思うのなら、あとは「相手の問題」と考えてみてはどうかのう。
「誤解するのは相手の問題」「悪くとるのは相手の問題」とすこしだけ自分勝手な方向に考えるのじゃ。「相手の問題」を考えすぎないことじゃ。
考えるときの内容によって、だいたい三つに分けることができるのじゃ。
1.    変えようのないこと
変えようのないことの代表は、過去の出来事じゃ。
過去の出ごとについてくよくよと考えているのに気づいたら、「まぁ、こういうこともある」などと考えてみるのじゃ。
2.    変わらないこと
変わらないと思ったほうがいいのは、他人じゃ。
あなたがイライラする必要はないので、いったん「相手の問題」と考えてみるのじゃ。
3.    変えなくてもいいこと
無理して変えなくてもいいのは、自分じゃ。
自分の感情が落ち着いて、冷静に考えてこれは変える必要があると思い直したことは、しっかりと取り組むのじゃ。変えるべきことは変えるという謙虚な心は変えなくてもよいことじゃ。
それから、考えすぎるときは、気分の問題も大きいのじゃ。
気分のよいときには、受け流せることでも、気分の悪いときにはくよくよしたりしてしまうじゃろう。
そんなときは、いわゆる気分転換が有効でじゃ。
自分なりのやすらげる場所・やすらげる人・やすらげる音楽・感動できる映画・本を読んだり、芸術を鑑賞したり、好きなスポーツ観戦したり、自然と親しんだり、将来の夢について考えてワクワクしたりしたらいいのう。
考えることは、本来必要なことじゃ。ただ考えすぎは良くないということじゃ。
考えすぎたときは、そのことを考える代わりに、自分が幸せになれることをすることじゃ。
ちょっと幸せな気持ちになれるような小さな幸せは周りにたくさんあるはずじゃ。
つまるところ、よりよく生きようと思う人は、「問題があるのは当たり前」と考えたほうがいいじゃろう。