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おしゃれは、自己プロデュースだと知った日

私は正直、化粧することやアクセサリーをつけるということが苦手だ。アクセサリーは身につけると気になるし、化粧は面倒くさい。そういった時間を別のことに使えるなら使いたい。

大人になってからのことだけれど、屋外のトイレで女子高生と手洗い場の鏡の前で並んだ。ほとんど鏡を見ない私に対し、女子高生は入念に自分の容姿をチェックしていた。

まず、顔を見る熱心さが全く違う。そういえば家にいても全然鏡なんか見ないしな、私。

同性なのに、この差はなんなんだ!と内心ちょっと衝撃を受けた。

おしゃれとは、自己をプロデュースすることなんだと思う。今のわたし、素のわたしをどう良く見せるか。

服の組み合わせ、化粧のしかた、髪型…無数にある選択肢の中から、自分を向上させるアイテムを選び、構成する。

なんだか、あの二人並んだ瞬間、同性として、同じ生き物として敗北感を感じたんだよね。

あと、自分を好きか、自己肯定感があるかということも大事なのかもしれない。

四十路の今も自己プロデュース、好きではないのですが化粧をして顔が補正されることが明らかになったので、少しずつ頑張りたい。

数年前、おばあちゃんと言われる年代の方が、白髪のショートカットに黒地に大きな白い水玉のノースリーブの服を着られていて、すんごくおしゃれに見えた。

自己プロデュース、いくつになっても素敵なことなのである。




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