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本当に重要なことだけに集中する。"To Do"と"Do Not"

ビジネスの現場において、重要で、困難なことを成し遂げるためには、関連するタスクに関して、極めて集中して取り組まなければなりません。そのために、GenZeeも皆さんも、必ず1つや2つの "To Do管理アプリ"や"メモ帳アプリ"をスマホにインストールし、ゴール設定をしています。また、チームや企業では、目標KPIを設定してそこを目指して取り組んでいます。

では、ビジネスの実戦の場において、重要タスクやディールを確実に完了するために、どのようにしたら、効率的に集中できるでしょうか?

重要な事に集中するため、簡単で効果的な方法は?


 【A】禅寺合宿研修会に参加する

 【B】中国気孔術の講座を受講する

 【C】ジェダイのフォースを習得する

フォース訓練

・・・・


【答え】いずれでもありません。

いずれも、とても時間がかかります。

更に、A→Cにつれて、困難を極めます。😅

そんな究極のスキルはお勧めしません。

もっと簡単で、効果的、実用的な方法があります。

その答えは、シンプルです。

やらない

”やらないこと” を決めること。

”To Do” だけでなく、"Do Not"も。
集中しようとしても、色々な誘惑が降ってくることがあります。仕事に没頭すると、ついつい小さな視点で物事を見つめがちで、最も重要な事を逃しかねません。「二兎追うものは一兎をも得ず」、にならぬよう。

ディールにおいての実例を挙げましょう。

小さなディールは追いかけない
 -より重要な案件を確実にクローズするため
 -ある規模未満は引き受けない、という閾値を設ける

譲歩できる小さな交渉ポイントに執着しない
 -自社が決して妥協できない条件を堅持するため
 -譲歩する予定の条件をあらかじめ決めておく

同時に多くのプロダクトの提案を提示しない
 -まず一つ基本ディールを成立させるため
 -一連の提案内容を戦略的に順次提示してゆく

議論の会議の場ではノートPCを開かない
 -より建設的、生産的な議論をするために
 -今や議事録やメモは後でも自動化も可能

関与していないプロジェクトに口を挟まない
 -自分自身のプロジェクトに集中するため

ディールを担うビジネス開発を職業とする人以外でも、あらゆる異なる職種の、様々な状況における例を、思い浮かべることができると思います。より重要なやるべき事に集中するためには、”Do Not" = "やらないこと"、を決めること。さらに重要なことは、やらないという判断、実行をすること。ビジネスの現場では、これが言う程簡単ではないことなのです。

案件を辞退する判断、依頼を断る勇気、が必要です。

ビジネスは、沸き起こる様々な事象の中からの選択、実行の連続。期首、週の始まり月曜日、毎朝。改めて、自分自身に、”今何をすべきか?” と問いかける時、同時にこう問うといいでしょう。

”何をやるべきでないか?” と。

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早速、こんな記事読んでないで、今やるべきことに集中しましょう。😉

以上、老兵の 『実戦!キャリアアップ ノート』 ”侍編” でした。


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