カメノテという磯の生物をご存知でしょうか？
文字通り亀の手のような姿をした海の生き物で甲殻類のミョウガガイ科に分類されます。
地域によってはタカノツメ、セイ貝、セイと呼ばれることもあるそうです。
インターネット上を見ると屋久島で良く食べられるとか、高知市周辺や愛媛県宇和島市では良く食べられる、などの情報が見られるが、どこの地域の食文化なのかは良く分からない。そもそも地域固有のものでも無いかもしれない。
カメノテ自体は北海道南西部からマレー諸島まで分布するそうで、日本中どこで食べられていても不思議ではない。
そんな謎多きカメノテがたまたま売っていたので購入してみました。

京都ヨドバシの地下のスーパーで購入。徳島県産のようで比較的四国方面では食されるのかもしれない。

洗って砂や汚れを落としたカメノテを塩茹でにしてみました。
磯の香りが凄い。

カメノテの爪っぽいところを持って皮を剥くと出てくるこの白い部分を食べます。貝のようなエビのような食感と味でお酒のアテにピッタリ。珍味です。