2024,03,23 @「重いはなし」というものについて ※これが重いはなしではありません


わたしは
あまり
じぶんの境遇より
たいへんだった
人のはなしを
聞いたことがなかった。

マウントとかではなく
いきていくなかで
会話が可能なひとたちのなかで。

それだから
「重いはなしがツラい」
という
人たちの気持ちが
いっさらわからなかった。

なぜなら
わたしのもとにくる重いはなしは
重くはなくて
見知ったはなしだったから。

わたしはよく
聞いたことのある
おはなしで
わたしがみたことある
世界のはなしだったから。

残酷でない
というわけではなくて
残酷なんだけど
よくよくみてきたもの
だったから
それは、重いはなし ではなかった。

重いはなしになりえなかった。

だから
「重いはなしはツラい」
気持ちが
いっさらわからなかった。

むしろ
共感ができた!と
うれしくなって
はなしたくなった。


だけど先日
悩み相談的なサービスを購入して
おはなしをしていたなかで

ケースはちがうとおもいますが
きもちはわかります

という
ことばからほんのすこっしだけ、
その人の経験が語られました。

それはちょっと
わたしのなかでは
信じられないこと、で

ちょっと
「声がかけられなかった」。



なんて
話したらよいのか
わからない。

この感覚に陥って
ことばを失った。


なんてはなそう
なんて声をかけよう

このひとは
わかるというキモチを、伝えるべく

ほんのすこっしだけ、
経験を提示したが

どうみてもわたしより
ツラいとおもう。

※ツラさに上下もレベルもないが

そうなると
もう

なにをはなしたらいいか
わからなくなった

〝わからないわたし〝が、
はなすことばが
相手を傷つけるかもしれない

※カウンセラーなのでそういう意味合いでいてないがこの人を練習に今後他の人と対峙していくとしたら。

わからない人間の
わかるほど最悪なものはない。


特にかなしいことや
相手ががんばった上での手に入れたものなどのはなしは

相手のがんばりの上にあるものなので
簡単にいっては
絶対にダメ。




そうなったとき

どうしたらいいんだろとおもった。



「重いはなしはツラい」

もしかして
こう言った人たちは

じぶんのツラいの範囲の外の
想像を絶するツラさにあったとき

なんていえばいいかわからない


なんてはなせばいいかわからない

のを、
重いといい

なんてはなせばいいかわからない

のを、

ツラいと
言っていたのかもしれない。





ただの面倒くささで
言っているひとは別にして

思いやりはあるけど
重いはなしはツラいと
言っている人の
その感触のいみが
ようやくわかった。


なんていえばいいかわからない
から
重くて

なんていえばいいかわからない
から
ツラいの、か





何て言ってほしいんだろうな

わたしなら
やっぱり

そういうはなしは
「共感」できるひととはなしたい

なぜなら安心するから
恐いことはないから

わからないからくる誤解やそれへの弁明もないし
わかる!からはじめられる。

だから
「共感」がほしい。


でも相手が
共感する経験を体験できてなかった場合

そこで試されてるのは
相手のコミュニケーション能力
なんだろうな。



それは、
ありえないね

それは、
かなしいね

それは、
(絶句)、、。


でも、
いいのかもしれない


わからなくて
しらなくて
共感する経験もなくて


ただそこにあるのは
かなしい


ただ
でた感想


なにがかなしいって

そんな目にあってかなしんでること
かなしい

(あなたがこうして)つらかったことが
かなしい

そんなことがあったのに
平気な顔をしてるのが
かなしい

そんなことあって
何食わぬ顔顔してるのが
かなしい



だからきっと
〝重いはなし〝なのであって

それでいて
当の本人は
重いなんて思いもしてないんだとおもう。

※かまってちゃんは別。あいつらは別次元なのでここでは割愛。

これはほんとうに、
おもってない

まじで、
おもってない


だからまじで
気負わないでほしい


それは、
つらかったね

そう言われても

え?
って言われる可能性すらある


だってそれは
相手のただの事実であって
日常であって
人生であって

"""たまに起きる""ツラいこと

では、

ないのだから。


重くもない

ふつう

いつものこと

あったことをはなしただけ


でもその

いつもあったこと は

フラットな世界でも
しあわせなはなしでもなく


マイナスな臭いをかんじさせる
〝事実〝 であった
だけなんだ。


かわらない事実

どちらが常になり
どちらが稀になるか





「重いはなしはツラい」

全くよくわからなかった

やめろってことかな?

とおもっていたが

わたしにとっては「いつもの(常起きてるいつもの)はなし」だった。


だけどそれは
ひとにとっては

やばくない?
であり、

かなしい
であり、


ツラい
なんだろうな。



聞くに耐えないの
ツラいではなく、

※それは置いといて


あなたが
ツラいのがツラい


という
ツラいだった可能性も

あったのかと
おもって

すこし反省した。



そういう〝ツラい〝を
なくすためにも

しあわせなひとには
しあわせをいきててもらいたいし

わたしがはなす いつも も
なるたけ
ハッピーになるものに
していきたいなと考えた。

わたしは
おなじようなひとばかりいたので
きがつかなかったが

今後もし
共通する体験はなくとも
おのおのちがうつらいを
経験してきた人にあったとき

そのひとの 重いはなし は
やはり

ツラい だろうとおもうから。








※もちろん(お前のはなしはたのしくなくて)聞くに耐えないのツラいではなく、
なにもできないのがツラいからツラい、や
かなしいのがツラい、や


あなたが
かなしそうなのが
みていてツラいから

重いはなしはツラい

のひとたちである。


たしかに
それは
かなしいな。





おわり






最高。