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thinkTANKphotoのローラーバッグをメンテナンスした話

先日、とあるローラーバッグを格安で入手することができました。(中古)

状態もそこそこ使い込まれた感じだったので、今回はこのローラーバッグにおこなったメンテナンスを備忘録も兼ねてまとめていこうと思います。


手に入れたローラーバッグについて

今回ご縁があったローラーバッグが、thinkTANK Photo のエアポートアドバンテージ XTというもの。

以前エアポートナビゲーターというローラーバッグを所持していたことがあるので、シンクタンクフォトの良さはよく理解しています。コロナ禍で活躍の場がなくなったのを機に手放してしまいました。

しかし現在は自由に出歩けるようになったことに加え、望遠レンズを多用する撮影スタイルに変わったことからバッグパックタイプだと肩と腰に厳しい。そのため、ローラーバッグが一つ欲しいなと思っていました。

そこへ格安でこのローラーバッグを発見し、お迎えする運びとなりました。

メンテナンス

実際に届いてみると、説明文の通りローラーやハンドル部が消耗しているな、という印象。これは値段を考えれば許容範囲。まだまだ使うことはできるし、万が一壊れた場合にはシンクタンクフォトには銀一の格安修理サービスもある。このサービスは正直破格の安さなので非常にありがたいです。

消耗は見受けられるものの、カメラコンパートメントの方は全く問題ありません。さすがシンクタンクフォト、作りが抜群に良いです。

ではここからメンテを進めていきます。

洗剤で丸洗い

まずは見えない不良箇所を確認する意味も兼ね、洗剤で丸洗いすることにしました。内装もマジックテープで分離できる箇所は可能な限り外し、洗濯機へ。

バッグ本体も洗いますが、ハンドル部に水は大敵なのでこだけは注意しながら洗濯用洗剤と中性洗剤で清掃。そして丸3日ほど外に放置して完全乾燥させました。

完全乾燥まで放置

面ファスナーの清掃・交換

丸洗いのタイミングで、表面ポケットの開閉を担っているマジックテープがダメになっていることを発見。こちらはDIYで修理することに。

チクチクする方にはホコリが溜まっていたので、爪楊枝を用いて掻き出しました。このライフハックはネットで検索して知り得たのですが、本当に簡単に取ることができます。素晴らしい知恵。

左:清掃前、 右:清掃後

これだけで解決するかと思いきや、密着力は全く回復せず。どうやらフワフワしている側がダメになっているみたいなので、縫い付けを外してアイロン融着タイプに変更しました。

縫い付けを外す

生地が3層に縫い付けられていたためアイロンの熱が届くまでに難儀でしたが、なんとか縫い付ける手間なく交換できました。

ローラー周りのメンテ

ローラー部分の回転がかなり渋くなっていたので、車輪を取り外してメンテします。

止めナットを緩めてローラーを取り外し、パーツクリーナーで一通り清掃した後グリースメイトをボールベアリングに塗布。清掃の際、片輪からはサビも出てきたのでかなり効果はあると思われます。

車輪の取り付けには一曲あり。シャフトに対し少しでも曲がって挿入してしまうと、ナットで締め付けたときの回転がすこぶる悪くなりました。どうやらシャフトに対しまっすぐ入れる必要があるようで、アタリを何度が調整すれば解決できますが少し焦りました。

ビフォーアフターはXに掲載したのでご参考までに。

ちなみにローラー周りの樹脂パーツも少し整形しました。

メンテしてまだまだ使っていく

少々のメンテナンスを加えることで、ローラーバッグがバッチリ復調しました。やはりメンテナンスするって気持ちが良いです。天塩にかけることで自然と愛着が湧きますし。

これからは出番を設けてガシガシ使っていこうと思います。

ヨロシク

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