さて、これからは何を撮っていこうか。
2023年の大きな変化として、ヒコーキ撮影を始めたことが挙げられます。
コロナ禍は終わったものの、子どもが生まれたことで家庭環境は大きく変化し、今までのような撮影は難しくなってしまいました。これから自分は何を追いかけて行こうか、悩んでいた時期が随分とありました。
そんな中、思いつくように始めたのがヒコーキ撮影。
今まで超望遠というジャンルには縁がなかったのも相まって、思っていた以上にハマりました。レンタルするより購入したほうが安くあがるくらいまで来たので、超望遠レンズを購入したほどには。
ですがこのタイミングで一旦ヒコーキ撮影とひと段落付けようと思います。その理由については下記の通りです。
ひと段落付けることした理由
ネットで見たことある写真にしかならない
ヒコーキを被写体とする場合、そのほとんどは空港及び空港周辺での撮影になります。展望デッキや近くの土手、公園などが代表的な撮影スポットです。
ボクも当日の飛行状況を確認し、状況にあったポイントまで足を伸ばし撮影してきました。確かに、ネット記事おすすめ場所は撮りやすかった。
ですが撮れ高を見返してみると、ネットで見たことあるような写真ばかりだな、と。同じ天候、同じ場所、同じような焦点距離のレンズ、そりゃ当然似た写真にもなるわけです。オリジナリティが出せないことにモヤモヤすることが多くなってきました。
これなら極論、YouTubeで展望デッキや公園からLIVE配信垂れ流してる人のスクショと何ら変わらないな、と(暴論)。
飛行機のカレンダーなどに使われている宣材写真が往々にしてオリジナリティに富んでいるのは、撮影場所が普通では立ち入ることができない場所だからだと今更ながら気づきました。
ヒコーキ単体写真
オリジナリティを出せない、という理由とも被りますが、空港やその周辺で撮影するとヒコーキ単体の写真が量産されます。
ヒコーキそのものに興味がある人にとってはそれでよいのかもしれませんが、ボクのように一被写体として見ている人としては、ヒコーキ撮影は構図の自由度が低くて難しい。
ボクにとっては、ヒコーキ単体の写真よりも、ヒコーキ+子ども のような写真のほうが好きなのだと気づきました。
移動に時間がかかる、時間を選べない
これは個人的な話ですが、最寄りの空港(羽田、成田)に行くにはどちらも1時間半程度の時間がかかります。
また単独で自由行動ができるのは特別な条件(妻に用事があるなど)に限られるので、限られた時間の移動ロスは結構大きかったりします。
また、家事育児の関係で早朝や夜の時間帯に空港を訪れることもできないので、写真のバリエーションもできません。ヒコーキ撮影と今のライフスタイルが合っていませんでいした。
ヒコーキ撮影は一つの選択肢
今年は狂信的にヒコーキ撮影に向き合ってきましたが、上記の理由から一旦はお休み。あくまでヒコーキ撮影は自分の引き出しの一つくらいがちょうど良い距離感だと感じています。
自分はなにを撮影したいのか
今まで広角〜望遠レンズまで一通りのレンズを所有してきましたが、それには幅広く撮影したい、というどっちつかずの気持ちがありました。裏を返せばこの考え方の根本って、撮りたい被写体が明確にないってことなんですよね。
理想は自分の本当に撮りたい被写体が何かというところから逆算してレンズやカメラを揃えていくこと。
ここ何年かで一通りのレンズを使っていくつかの被写体に触れてきた結果、自分にはストリートスナップやポートレートというジャンルが一番しっくり来るなあ、と感じています。
まあ自分の撮影したい被写体を言語化できたという成果を考えれば、今までの経験も決して無駄ではなかったはず。
とは言え、気負いすぎても嫌になってしまいかねないので、あくまでほどほどに考えています。ボクの過去のnote見て貰えばわかりますが、考えがコロコロ変わってますので。
今後は自分がメインで撮りたい被写体を撮りつつ、写真と楽しく向き合っていければいいなあ。