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趣味のあり方について考える

ボクはカメラが趣味です。

しかし最近は愛用している富士フイルムにも色々と思うところもあり、カメラとの付き合い方について悶々としていました。

そんな最中、なかなか深いツイートが出てきたので思わず引リプしてしまいました。


考えるきっかけ

きっかけはこのツイート。

「何者かになりたかったけどなれなかった系ってなんでカメラにハマるんだろうな」

なかなかに刺さる言葉です。笑

自分の過去の回想

確かにボクにも思い当たる節があります。ボクは学生時代、バンドでギターを弾いていましたが、ギターはもう辞めてしまいました。

その理由は、アウトプットするために練習することが必須だからです。社会人になり時間の自由が少なくなった中で、音楽を続けるためには限られた時間の大部分を練習に費やさなければいけない。

この選択は本当に音楽が好きでないと難しい。実際にボクと一緒に音楽をやっていた仲間も、ほとんどが今は全く楽器を弾いていません。

また、どの世界にも突き詰めていくとセンスやテクニックに秀でている人との差がはっきりと見えてくるものです。少なくとも、自分の限界が見えていたボクは足を洗うことにしました。

大人の趣味

一方、カメラはシャッターを切るだけでとりあえずのアウトプットが成立するという特性から、アウトプットのための練習という概念をスキップすることができます。ボクがカメラを趣味として続いているのは、少なかれどこの側面があると思っています。

更に、カメラは投資を増やすことでよりアウトプットの品質を上げられるという特性もあります。俗に言う「大人の趣味」です。

その最たる例がゴルフ。ドライバーにお金をかければ素材はアルミからカーボンに代わり、軽くしなやかでより飛距離も出るようになる。そしてよく飛ぶから打ちっぱなしもラウンドも楽しくなる。

カメラも同じようなサイクルがあると思っています。より高いカメラやレンズを購入することで写真のクオリティが上がり、より撮影することが楽しくなる。ゴルフサイクルと同じでしょう。

なにを掛けるかの違い

では大人の趣味は悪いのでしょうか。そんなことはないと思っています。

そもそも趣味を持つこと自体が素晴らしい。時間や生活に追われる毎日をほんの少し彩る趣味は、人生を豊かにしてくれるものでありそこに良し悪しはないはず。

違うのは、自分の好きなことに対するお金や時間の配分だとボクは捉えています。

様々なライフステージによってなにをどれだけかけられるかは変わってきます。例えば学生やジョブリタイアした人ならば時間をかけられるし、逆に子育て世代だと時間をかけることはできない。

大切なのはその時々に適したお金・時間の配分で趣味を満喫することであって、それが自分にとって最高なはずです。

冒頭、カメラ趣味を否定するような投稿から入りましたが、本来趣味は比較するようなものではないはず。このツイートは、改めてボクのカメラ趣味について再考できた良い機会となりました。

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