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iPad mini6を購入した

この度、iPad mini6を購入しました。

iPad Pro11インチを持っているボクがなぜiPad mini6を購入したのか。その動機について書いていこうと思います。

購入動機

11インチだけでは機動力に欠ける

iPadの標準サイズとも言える11インチは、大きすぎず小さすぎずの絶妙なサイズです。実際に家で腰を据えて作業するには、手書きでもキーボードケースとの連携であっても快適にこなすことができます。

しかし外出においては、ボクにとっては万能デバイスではありません。ボクの場合、休日は子どもを外に連れ出すことが多く、子どもの荷物でパンパンになるため、自分の持ち物は必要最低限になります。その時にiPad  ProはA4サイズとかさばるため、どうしても優先順位が低くなってしまいます。

そんなこんなで置いていくことがほとんどなiPadですが、意外と使いたいシーンがあります。例えば子どもって高確率で出先でぐずったりするので、動画を観せてご機嫌を取ったり。
もちろんiPhoneでもできることではあるのですが、連絡手段を奪われたり通知が見れなくなったりするので、iPhoneを渡すってなんか嫌じゃないですか。

また、妻が子どものオムツ替えに行ったことで不意に5分のフリータイムとかできたりするんです。そういうときにiPhoneだけだと、どうもテンションが上がらずにTwitter見て終了とかなりがち。普段から自分の時間に飢えている世帯持ちとしては、そうした時間を有効に使っていきたいのです。

他方、通勤においては電車で座れた時に作業できるように常にiPadを持ち歩いていました。しかし以前よりも座れる確率が減ってしまい半分にも満たないことや、座れても11インチだと気合いを入れないと出すことが億劫になったりと、重いだけの板に成り下がってしまうことが多かったです。

そこで、iPhone以上にこれらの問題を解決できるデバイスが欲しくなったのです。

MacBookを据えている

iPad Proを購入した理由として、iPad一本化計画という、全ての作業をiPadに移行する決心だったのですが、現状は難しいというのが今の結論です。

そこでMacBookが手元にあるのですが、MacがあるとなるとiPadでMac寄りの作業をって要らないんですよね。Macでやれば良いじゃん、って話です。

今のiPadは、「見る」「書く」「打つ」が揃ったデバイスだと考えています。iPad Proはその3拍子をバランスよく成り立たせているデバイスです。

ですがこの「打つ」をMacBookに明け渡すとなると、より「見る」に比重を置いたiPad miniに据えかえても良いのではないか、と思った次第です。

一度試してみないと分からない

以前、iPad mini5を持っていた時期があるのですが、その時の感覚ではノートを取ったり雑誌を読むには厳しいという感覚がありました。

しかしmini6からはProやAirと同じくホームボタンが廃止されたことで、画面領域がアップしています。個人的には、mini5よりも使い勝手が良くなっているならば、あるいはProを差し置いて使えるデバイスなのではと思っていました。

家電量販店で実機を触ってみたりもしましたが、Proのほうが大きいなとか、Proよりは軽いな、といった相対的なことは分かっても、自分にフィットするかまでは全く分かりません。

いくら想像してもやはり百聞は一見にしかず。あれこれ考えている時間がもったいないと判断して、試しに購入してみようと思い立ちました。

mini7はどうせ高いしマイナーアップデート止まり

iPad界隈では、間もなくmini7が発売になるという噂があります。

これはmini6が発売から2年以上が経過しているからというあくまで噂話なのですが、こういった話があるのならば購入を躊躇する気持ちもありました。

しかしあえてmini6を購入したのは、発表されてもどうせ今以上に高くなることが予想されるからです。2024年2月現在、1ドル150円を超える円安が続いており、これから発売される商品はもれなくこの為替が基準になろうかと思います。

たしかmini6の現在の為替が140円強だったと思うので、今後値上げの方向に行くのは間違い無いでしょう。

また、iPad miniは6で大きくその仕様が変更されたので、次回の7はチップ性能がアップする程度にとどまると思われます。というより、最上位にあるProがそれほど進化していないことからも、miniに降りてくるものはないと思います。

それならば、今miniを購入してしまうのが一番安いだろうという考えにいたりました。

所感

機動力は正義

miniのサイズ感は、持ち出すのに最適だと改めて感じました。ボクが求めていた、通勤や休日の外出といった、使うか分からないけれど持っておきたい、そういったニーズにはバッチリハマりました。

それならiPhoneでも良いのではと思いますが、とりわけiPhoneよりも良いと感じるのは画面サイズとペンです。特に読書においては、気になったシーンがあれば即スクショして、手書きで考えを補足できるので、iPhoneで読む以上に効率が上がりました。

Proでやっていたことのほとんどをこなせてしまう

「パワフルなのにミニ」というキャッチコピーの通り、iPad miniはゴリゴリに作業をこなせます。少なくとも、ボクが想定している最も重たい作業である写真現像程度であれば、全く問題ありません。ボクはやりませんが、4Kの動画編集であってもスペック的には問題なく作業できるかと思います。

キャンバスの小ささは感じる

ボクがiPadで求めている作業の一つとして、フリーボードでのマインドマップがあります。このアプリは無限キャンバスアプリなのですが、とっ散らかった思考を一から書き出して頭の中を広げるマインドマップととても相性が良いアプリだと思っています。

もちろんこのアプリもiPad miniでサクサク動くのですが、画面サイズゆえ全体を俯瞰しながら書くことは難しいと感じました。拡大縮小を繰り返せば問題ないのですが、フォーカスしすぎてしまうというか、書いている内容が主題から脱線してしまったり、表示領域が狭いことで考えが浮かんでこないなんてこともありました。

また、iPadでお馴染みのスプリッドビューはminiにおいては使いづらいです。元々の画面サイズを分割するとiPhone程度の大きさになってしまうため、外付けキーボードで入力作業するならともかく、ペン書きはまず無理です。

新しい感動みたいなのはない

これはmini5を持っていたことやProに慣れてしまっているのもありますが、iPad miniを使ってみて新たに感動するようなことはありませんでした。

そもそもiPadはProというヒエラルキーの頂点から徐々に機能を制限されていくラインナップなので、miniにできてProにできないことは基本ありません。そうした意味でも、miniを持った感動みたいなのはありませんでした。

用途によってはPro以上に使い勝手が良い

今回はiPad Proで届かない部分を補完する存在として、miniを購入してみましたが、そういった用途にはバッチリ当てはまるデバイスでした。

しかしながら、その画面サイズから万能機というわけでもないので、あくまでサブという立ち位置ではあるかと思います。

いずれにしよ、iPad miniはiPadに求められる「見る」や「書く」をより機動力高くこなしてくれる良い端末だと感じました。