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イベントレポート【オンライン開催】じゃがりこ担当者に聞く!Twitterキャンペーンってどう活用してる?

こんにちは!

株式TAIAN(https://taian-inc.com/)のGenです!
弊社はTwitterの運用ツールを開発や、Twitterの運用代行も行なっています。

前回に引き続き、第二回を2021年4月15日(木)に弊社主催で実施をさせて頂きました、企業様向けウェビナー「【オンライン開催】じゃがりこ担当者に聞く!Twitterキャンペーンってどう活用してる?」についてのイベントレポートをお送りいたします。

じゃが

第二回も、スペシャルゲストとしてパネラーとモデレーターの方々をお迎えして、ウェビナーの実施を致しました!

■パネラー
カルビー株式会社
マーケティング本部 商品2部
谷澤 渓介様

■モデレーター
カラビナハート株式会社
マーケティングコンサルタント
吉田 啓介様

(余談)谷澤さんは「サラダ」、吉田さんは「梅味」、村田は「チーズ」と、それぞれ推しの味が違うメンバーでのイベント開催!

じゃがりこ公式Twitterアカウントでのキャンペーン運用について
お伺いしました。

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0. 前提

改めて、誰もが知っている「じゃがりこ」は、以下のような商品。
✔︎25周年のロングセラーのスナック菓子
✔︎スナック市場の金額の10.0%を占めている
 (出典:インテージSRI スナック市場 マーケットシェア(金額)
 期間:2020.1-12 業態:SM+CVS+Drug)
✔︎定番味と、季節限定やコラボの味替わり戦略をとっている

1. 「じゃがりこ」がTwitterをやる意味

そんな、じゃがりこがTwitterをやる意味は何なのでしょうか。

谷澤さんは、以下のように語る。
✔︎Twitterは、売上拡大に向けるブランド成長に必要な施策の一つ。
Twitterを運用することで、以下を意識しているとのこと。
・脳内シェア、マインドシェアを上げること
・新商品の認知拡大

・・・なるほど。
すでに認知がとれていて、ファンも多い「じゃがりこ」も、想起されたら購買意欲がそそられますし、新商品は店頭にいかないと知る機会がないので、その認知の拡大に確かにTwitterは有効ですね。

2. Twitterキャンペーンの目的

✔︎キャンペーンの目的は、1つではない。
・フォロワー獲得のためのキャンペーン
・ファンに楽しんでもらうためのキャンペーン
・新商品の認知拡大のキャンペーン
・新シーンの創出

3. Twitterキャンペーンの活用方法

✔︎キャンペーンそれぞれの目的に応じて、応募条件も変えている
・リツイートを利用
・リプライを利用
・ハッシュタグの指定
・トレンド入りを狙う
リツイートだと、通常運用をしているアカウントだと参加しづらいので、キャンペーンごとの目的に合わせて条件設定も変えている。

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4.実際の運用についてあれこれ聞いてみた

せっかくの機会なので、実際のTwitter運用のあれこれを聞かせて頂きました!!(本当にたくさんの具体的なお話をありがとうございました!)

Q.効果測定をどのようにされていますか?広告の設定は行っておりますか?
A.オーガニック投稿で頑張っています。まずはトレンド入りを狙うことを目指してますね。

Q.キャンペーンにかかるコストはどのようなものがありますか?
A.当選者へのプレゼントが主なコスト。景品の送付は内製か外注かで対応しています。

Q.費用対効果を図ることが難しいと言われているTwitter運用の中で、キャンペーンの成功・失敗をみていますか?
A.過去キャンペーンとの比較で、費用対効果を判断しています。

Q.懸賞アカウントに対しての対応はどのようにされていますか?
A.商材にもよりますが、懸賞アカウントの対応は特に変えてはいないです。

Q.Twitterによる新商品キャンペーンで購買に紐づいたことがあるかTwitterによる新商品キャンペーンで購買に紐づいたことはありますか?
A.分析はしていますが、購買は売り場面積に応じるものなので、一概には言えないですね。ただ、体感では関連していると考えています。

Q.Twitterとinstagramはセットで運用するべきでしょうか。
A.選択と集中で、どちらかでも問題ないのではないでしょうか。
ユーザーとの接点という観点では、Twitterとinstagramをどちらも活用している消費者が多いため、どちらかに注力するのも一つの手ではないかと思います。

Q.投稿承認による安全性の担保と、トレンドに入るためのスピード感重視の投稿に対しての対応については、どのように考えていらっしゃいますか?
A.運用マニュアルを作成しており、そこから外れることはしません。
権限移譲されているので、チーム内での承認で完結することを大前提に
面白い投稿アイディアをどんどん投げるチャットグループがあり、そこでアイディアを引き出しています。

Q.Twitterを始めたことによる副産物はどのようなものがありますか?
A.良い意味でもエゴサーチをする癖がついたため、ユーザーの声や、商品の利用シーンを拾えるようになりました。結果として、商品開発に活かせるアイディアが生まれているのはとても良い副産物ですね。

Q.当選者数の数とキャンペーンの参加数の相関はありますか?
A.あまりないかと思います。どちらかというと景品自体の魅力が大事だと思います。キャンペーン期間等にもそこまで相関はないと感じています。

Q.プレゼント内容は、キャンペーンの内容に合わせて、商品か関連グッズですか?
A.知名度のない商材に関してはトレンド入りを狙う、他社とのコラボレーションを積極的に行っています。

Q.キャンペーン数、キャンペーンの計画から実行の期間はどのように定められていますか?
A.特に決まっているわけではなく、ガチガチに固めているわけではない。運用担当者の創意工夫をできるだけ運用に繋げていくために、ある程度の自由度は設けています。スピード感と計画の良きバランスが大事なので、そのバランスの設計を予めしておくことが重要ですね。

Q.ユーザーへの返信はどのように対応していますか?返信自体はリスクも伴うことなので、どのように判断されましたか?
A.リスクについても検討されていましたが、じゃがりこ自体がUGCが非常に強い商品であることから、リスクをできるだけ減らしながらユーザーと相互コミュニケーションを取っていくことを選択しました。

Q.他の会社のキャンペーンをするとしたら、どのように工夫されますか?
A.認知がないとやはり買ってもらえない。まずは認知獲得を目的に動かしていくことを意識すると思います。そのためにも世の中のトレンドに合わせるようなムーブメントを作ることを意識するかと思いますね。

以上、本当に具体的なお話まで伺うことができました!!

まとめ

前回のイベントに起こしいただいたお二人にも共通しておりましたが、やはりきちんとTwitter運用のための社内運用をきちんと整え、継続していくことで顧客の声を知る機会を作れていることはとても印象的でした。また、今回のじゃがりこさんでは、特に以下を工夫されていた印象です。

・承認スピードを早くする工夫
・ネタをいつでも用意しておく

運用目的をきちんと定め、キャンペーンと連動させることで、確かな成果を得られる。それがTwitterであることを改めて再確認することができました。

パネラーの谷澤さん、そして今回もモデレーターとしてお越しいただきました吉田さん、本当にありがとうございました!

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