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ラジオハレ暦

今回の「ラジオ 藤田小百合のハレ暦」 オススメの一冊は、
『絵本の力』河合隼雄 松井直 柳田邦男 岩波書店

ついつい、実用書が多くなってしまう大人事情。
でも、「ものがたり」や「おはなし」って、
登場人物や場所など、その構成を立体的にアタマに描きながらで
なかなかの脳トレにもなりますし、
余白(行間や背景)を読み解く「お稽古」もできます。

特に絵本は、絵も「ことば」として読み取れます。
語り手と聞き手、大人と子供、声と文字
そんな二重構造がぎゅっとつまった「絵本」
著者の柳田さんは、ノンフィクション作家ですが、
絵本の魅力に引き込まれたのは、息子さんが自害され、
自分の生き方すべてが過ちだったとように思えて、
鬱状態になられた時だそうです。

私は、ただ今孫守り真っ最中で、
かつて娘にしていたように、絵本の音読をたくさんしています。
まだ10か月の孫ちゃんは、物語の意味はわからなくても
読み手が伏線として出す「オノマトペ」や「歌」に大いに反応しています。

おとなたちよ。「ものがたり」に向かえ!

#ラジオハレ暦 #富山シティエフエム #絵本の力 #二重構造

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