バッハ:クリスマス・オラトリオ 第2部 降誕節第2祝日用「この地に野宿して」

00:00 Sinfonia:第10曲 シンフォニア
07:13 Und es waren Hirten in derselben Gegend (Evangelist):第11曲 レチタティーヴォ「このあたりに羊飼いがおりて」
08:15 Chorale: Brich an, o schönes Morgenlicht (Chorus):第12曲 コラール「差し出でよ、汝美わしき朝の光よ」
09:23 Und der Engel sprach zu ihnen, Furchtet euch nicht (Evangelist, Angel):第13曲 レチタティーヴォ「御使彼らに言う」
10:21 Recitative: Was Gott dem Abraham verheissen (Bass):第14曲 レチタティーヴォ「神いにしえの日アブラハムに約し給いしことの」
11:17 Aria: Frohe Hirten, eilt, ach eilet (Tenor):第15曲 アリア「喜べる羊飼いらよ、急げ、とく急ぎて行けや」
15:13 Und das habt zum Zeichen (Evangelist):第16曲 レチタティーヴォ「かつその徴として」
15:41 Chorale: Schaut hin, dort liegt im finstern Stall (Chorus):第17曲 コラール「かの暗き畜舎に伏す者」
16:27 Recitative: So geht denn hin, ihr Hirten, geht (Bass):第18曲 レチタティーヴォ「さらば行けかし」
17:27 Aria: Schlafe, mein Liebster, geniesse der Ruh (Alto):第19曲 アリア「眠りたまえ、わが尊びまつる者、安けき憩いを楽しみ」
28:42 Und alsobald war da bei dem Engel (Evangelist):第20曲 レチタティーヴォ「するとたちまち御使のもとに」
29:01 Ehre sei Gott in der Hohe (Chorus):第21曲 合唱「いと高き所には神に栄光あれ」
31:43 Recitative: So recht, ihr Engel, jauchzt und singet (Bass):第22曲 レチタティーヴォ「その調べもて、汝ら御使よ、歓呼して歌えかし」
32:18 Chorale: Wir singen dir in deinem Heer (Chorus):第23曲 コラール「われらは汝の軍勢に交りて歌いまつらん」

カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団
(ソプラノ)グンドゥラ・ヤノヴィッツ
(アルト)クリスタ・ルートヴィヒ
(テノール)フリッツ・ヴンダーリヒ
(バス)フランツ・クラス
1965年2月、3月、6月録音

ヨハン・ゼバスティアン・バッハのクリスマス・オラトリオ(BWV 248)は、6つの部分から成る壮大な作品で、特に第2部は降誕節第2祝日(12月26日)用に作曲されました。第2部は「そして神は天使たちを彼らのもとに遣わされた」という題で、福音書に基づいて羊飼いたちの物語を描いています。

この部分では、羊飼いたちがイエス・キリストの誕生の知らせを聞き、ベツレヘムへ急いで赴く様子が描かれています。第2部は、牧歌的で穏やかな音楽を特徴とし、羊飼いたちの素朴な信仰と喜びを表現しています。

第10局から第23曲までは以下のような構成となっています:

1. **第10曲(合唱):** 「この地に野宿して」(Sinfonia) - この牧歌的な楽章は、羊飼いたちが野外で過ごす静かな夜を描写しています。穏やかな旋律と、オーボエや弦楽器による優しい音色が特徴です。

2. **第11曲(レチタティーヴォ、アルト):** 「そして、見よ、主の天使が彼らに近づいた」 - 天使が羊飼いたちに現れる瞬間を描くレチタティーヴォです。アルト独唱により、天使の言葉が伝えられます。

3. **第12曲(合唱):** 「恐れることはない」 - 天使のメッセージを受け取った羊飼いたちの反応を表現する合唱曲です。力強い音楽が、羊飼いたちの喜びと驚きを描きます。

4. **第13-22曲:** これらの楽章では、レチタティーヴォ、アリア、合唱が交互に続き、羊飼いたちの反応、彼らのベツレヘムへの旅、イエスへの賛美が描かれます。

5. **第23曲(合唱):** 「栄光あれ神の高きところに」 - 第2部の締めくくりとなる合唱曲で、天使の歌を再現しています。神の栄光を讃える壮麗な音楽で、喜びと讃美の気持ちが表現されています。

バッハのクリスマス・オラトリオは、その複雑な構造と深い霊的メッセージで知られており、特に第2部はその牧歌的な美しさで多くの人々を魅了しています。

バッハのクリスマス・オラトリオ第2部に関する補足:

1. **楽器編成:** 第2部では、オーボエ、オーボエ・ダ・カッチャ、弦楽器、通奏低音、そして合唱が用いられています。この編成は、牧歌的で穏やかな雰囲気を生み出すのに貢献しています。

2. **テキストと音楽の関係:** バッハは、テキストの意味を音楽を通して表現することに長けていました。例えば、羊飼いたちの静けさを表現するために、Sinfonia(第10曲)では穏やかな旋律と緩やかなリズムが用いられています。

3. **リトルジカルな背景:** クリスマス・オラトリオは、特定の教会暦の日々のために書かれました。第2部は、クリスマスの翌日、すなわち降誕祭第2日に演奏されることを意図しています。

4. **作曲の技巧:** バッハは、このオラトリオの各部を構成する際に、対位法やフーガを巧みに用いています。これらの技法は、音楽の豊かさと深みを加えるのに寄与しています。

5. **歴史的背景:** クリスマス・オラトリオは1734年に初演されました。バッハは、ライプツィヒのトーマス教会のカントルとして活動していたこの時期に多くの重要な宗教音楽を作曲しました。

これらの要素は、クリスマス・オラトリオ第2部がバッハの作品の中でも特に愛される理由の一部をなしています。

6. **スタイル的特徴:** バッハの音楽は、バロック音楽の特徴をよく表しています。クリスマス・オラトリオの中でも、豊かなオーナメンテーション(装飾音)、複雑な和声、そして対位法の使用が見られます。第2部は、特に対位法の技巧が際立つ部分です。

7. **影響と影響を受けた作品:** クリスマス・オラトリオは、バッハ自身の他の宗教音楽、特に「マタイ受難曲」や「ヨハネ受難曲」といった大規模な作品にも影響を与えています。また、後の作曲家たちにも大きな影響を与えたことは言うまでもありません。

8. **演奏習慣と解釈:** 現代において、バッハの音楽は歴史的演奏習慣に基づく解釈が一般的です。これは、当時の楽器を使用し、バッハの時代の演奏スタイルを再現しようとするアプローチです。

9. **宗教的および文化的意義:** クリスマス・オラトリオは、キリスト教の信仰に深く根ざした作品であり、クリスマスの時期に演奏されることで、その宗教的および文化的な意義が強調されます。特にドイツや欧米の国々では、クリスマスシーズンの重要な音楽的伝統となっています。

10. **テキストの出典:** オラトリオのテキストは、ルカによる福音書とマタイによる福音書から取られています。これらのテキストは、イエス・キリストの誕生と初期の人生に関する物語を語っており、バッハはこれを音楽を通じて表現しています。

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バッハ「クリスマス:オラトリオ」 再生リスト
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