1年次フィールドワーク-車村2日目
はじめに
11月23日(木)、「フィールドワーク基礎技術演習」の車村2日目でした!
テーマは「市街地内に残る農村の農地・⽂化・コミュニティの再⽣」。
今回は車村集落のまち歩きと農作業や竹の伐採といった作業体験を行いました。
まち歩きや現地での作業体験と通して、車村での生活やコミュニティを理解していきます。
坂の多い神戸らしい町並みや過去にあった田んぼの跡がみられ、車村の特徴がまち歩きだけでも分かってきます。
授業内容
午前中は車村の集落内をまち歩きをしました。
昔から車村のコミュニティの中心になっていた慶雲寺というお寺や、国指定の重要無形民俗文化財である翁舞を毎年行っている大歳神社という神社へ見学しました。
住職からお寺の成り立ちや車村での役割、地域住民との関わりなどのお話をしていただきました。
(禅宗のお寺ということもあり座禅の仕方のお話があったのですが、正式の座禅が相当体が柔らかくないと組めなく、実際に組めた学生は数名しかいませんでした…笑)
毎日6時と18時に鐘を鳴らしており、近年マンションの建設が進んでからは鐘の音の響きが変わったことや、近隣住民からのクレーム対策で鳴らす音を小さくするなど、時代の流れを感じました。
神社に祀ってある神様についてのお話や神社に使わているしめ縄を地域で作っているお話を聞き、神社の地域における重要性について知ることができました。
午後は福田さんや逸見さんの畑で玉ねぎとキャベツの苗を植える農作業の体験と周辺の竹藪にて竹の伐採、加工の体験を行いました。
普段の大学生活では農業に関わる機会が少なく、畑で土を触ることがほとんどないので、最初はぎこちない様子でしたが、慣れていくとそれぞれで分担しながら効率的に早く作業を行っていました。
どの地域でも、手入れをする人手の不足から竹藪の急激な広がりが起こっており、車村でも問題となっています。しかし、竹は箸にしたり器にしたりと加工して様々な用途で活用することができます。今回は神社で使われる竹ざしを作りました。
おわりに
まち歩きでは車村の様子やコミュニティの広がりを知り、現地作業体験では農作業や竹の加工などの楽しみを実感し、1日を通して車村の魅力や可能性を感じることができたと思います。
次回の3日目はいよいよ提案の発表です。2日間で得られた事を基に班で議論し、面白い提案ができるように頑張っていきましょう!
(TA3年 平野)
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