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1年次フィールドワーク基礎技術演習ー簡易発表会ー

はじめに

1月20日(土)「フィールドワーク基礎技術演習」の6日目をUnityで行いました!
今回は現時点での各フィールドの提案の発表をしてもらいました。

授業内容

午前中:簡易発表会

淡路、小河、車村、太子町の4フィールドにて3日間のフィールドワークで多くのことを学んできました。
フィールドワークでの学びを踏まえて、それぞれのグループが現時点の提案発表を行いました。

淡路のテーマ
「持続的な竹資源の活用・竹林の整備の方法」

淡路のフィールドワークでは竹林の管理がどのように行われているのか、伐採した竹はどのように活用することができるのかを住民の方々にインタビュー調査を行ったり、実際に足を運び、体験したりすることで淡路の竹の活用・整備について学んできました。

淡路C班


淡路A班「ナイトウォーク~竹の可能性は無限大~」
竹をめぐる問題を歩きながら謎解きで楽しくしってもらうという企画。竹を切り中に光を入れる竹灯籠も使い、夜のイベントを提案しました。

淡路B班「ワクワク竹イカダレース」
放置竹林の拡大、管理者の高齢化、竹林問題の認知度が低いことを課題に設定し、一泊二日の親子で楽しめるイベントを企画しました。竹について学び、竹のいかだづくりを体験し、最後は参加者でイカダレースをするイベントを提案しました。

淡路C班「竹の力で癒やされてみませんか」
放置竹林を課題に設定し、無限に生えてくる竹を持続的に大量消費し、利益を生み出すことを目的に設定しました。ターゲットは観光客とし、竹パウダー・竹チップを使った「竹の足湯」や「竹の砂風呂」を実現させることでボランティアの一部であった竹林の管理を産業化することを提案しました。

小河のテーマ
「獣害に強い地域づくりから、これからの地域社会を考える」

小河のフィールドワークではゆずの収穫・加工などを体験や地域内にある大きなため池の源重郎池を見学、獣害対策によるまちづくり等住民のみなさんで行われている地域活動を実際に見て学んできました。人口減少・高齢化を抱える中で地域活動をどのように維持できるかを考えていきます。

小河B班

小河A班「ゆずを通して小河の魅力を」
耕作放棄地の増加を課題に設定し、集落外の子ども連れや若い人に小河ゆずから小河を知ってもらうことをコンセプトに企画しました。期間限定のカフェを姫路城下で開き小河ゆずのPR計画を提案しました。

小河B班「小河を巡る旅」
小河の魅力を発信し、人手不足を解消するべく小河ゆずをめぐる旅を企画しました。ゆずの収穫・加工体験やゆずの種アート体験など、体験をスタンプラリー形式で楽しんでもらう企画を提案しました。

車村のテーマ
「市街地内に残る農村の農地・⽂化・コミュニティの再⽣」

車村でのフィールドでは水路の整備が行き届いていない現状の見学、集落のまちあるきや農作業体験、地域住民の方にインタビュー調査を行いました。実際に自分たちの足で地域を歩き、車村の課題と向き合うことで地域の人手不足をどのように解決に導くのかを深く考え、提案していきます。

車村B班

車村A班「車村を活気づけようじゃない車(CAR)!」
豊富な土地と竹資源の有効活用を考え、竹灯籠を使ったイベントを企画しました。イベントを通じて①人手の確保②車村の知名度を上げるという2つのことを目的に上げました。①の人手の確保ではグループメンバーの経験からボランティア参加の多い高校の巻き込みができるのではないかとの提案もありました。

車村B班「いつでもどこでも車村のイマを」

フィールドワークから耕作放棄地の増加や「どの土地に何がいつ育てられているのか」を把握できていないことを知ったことから「車村MAPの作成」を提案しました。車村の”今”や魅力を知ってもらい車村で農業を行う人を増やしたいというコンセプトを掲げました。

太子町のテーマ
「地域住民と行政の協働による公共施設の活用を考える〜公園をもっとおもしろくする〜」

太子町でのフィールドワークでは太子町総合公園内を自分たちの足で歩いてみたり、公園内での取り組みについて学んだり、実際に開催されたイベントに参加しつつ、お客さんや出展者の方々インタビュー調査を行いました。また公園だけでなく、子育て支援センターや太子町図書館にも足を運びインタビュー調査を行い公共施設のまちにおける役割について多くのことを学びました。

太子町C班

太子町A班「太子町公園をもっと面白くする」
太子町公園の課題は陸上競技場と体験学習施設のつながりが薄いことに設定し、自分で花を植えることができる「フラワーロード」を企画しました。また、「スカイウォーク」を公園を一周するように設置し、公園全体を使った一体感を生む施設の提案をしました。

太子町B班「太子deかるた」
公園利用者に太子町の魅力をもっと知ってもらうために太子町をテーマにカルタをつくり、遊ぶイベントを企画しました。また、大きな札を公園内に看板のように設置し、かるたづくり・遊びに参加していない人にも楽しんでもらえるようなイベントの提案をしました。

太子町C班「5sennces illumination ~誰もが楽しむことのできるイルミネーションを目指して~」
イベントの目的は福祉のイベントを開催したいことや競技場から体験学習施設への導線を確保することです。視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚をそれぞれ使って楽しむようなゾーンに分かれており、障害をもった方にも楽しんでもらえるようなイベントを提案しました。

先生方からの全体評価

先生方からは何のための提案なのか、自分たちが企画をしてその先はどうなっていくのかを考えるとより企画が具体的になることや、やりたいことの類似事例を探し観察してみることでイメージも伝えやすくなることなどアドバイスをいただきました。新しいものが社会にとって必ずしも良いこととは限りません。あるものとあるものをかけ算することでいろんな可能性があるから、いっぱい提案をつくって壊してちょっと前の自分を超えられるようにしようと熱いメッセージもいただきました!


午後:井関先生による講義「地域プロジェクトのブラッシュアップ~センターピンの視点から」

環境人間学部の井関先生からは「地域プロジェクトのブラッシュアップ~センターピンの視点から」の講義をしていただきました。
これから企画をどうブラッシュアップしていくのか、そのためにはまず対象地域にどんな課題・取り組み・資源があるのかをグループで話しあいました。そして、どんな地域の主体を巻き込んでいき、地域波及を促していくのか「新しさ&事業化or地域波及」についても考えました。

発表や先生方からのアドバイスをいただいたことから大きく企画を変更するグループもありました。何が本当に必要とされているのかを深く考えられていたように思います。

みなさんがボーリングにおけるセンターピンのような、地域にとって影響力のある企画になれるようにしていきましょう!

おわりに

今回は簡易発表会お疲れ様でした!RREP生や先生方の前でのちゃんとした発表は初めてだったので緊張された方も多かったのではないでしょうか。グループで何度も会議を重ね、考え抜いた企画について多くのアドバイスをもらい混乱しているかもしれませんが、まずは自分たちが楽しむことが一番です!自信をもって提案できるようにしましょう。
次は2月に合宿があります!考えて、提案して、壊してのくり返しになると思いますが、すこしでも前の自分を超えられるようにグループみんなで頑張っていきましょう🙌
最終発表会でみなさんがどんな企画を提案するのかとても楽しみです!
今回はお疲れ様でした👏

(TA3回生 稲垣)

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