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1年次フィールドワーク-車村3日目


はじめに

12月10日(日)、「フィールドワーク基礎技術演習」の車村3日目がありました!

車村のテーマは
市街地内に残る農村の農地・⽂化・コミュニティの再⽣

今回は車村の水路の見学と現時点での提案の発表を行いました。

授業内容

まず、車村の椿原農園の裏にある水路の見学に行きました。

水路のある山へ向かう様子

車村では妙法寺川の源流のある山から水路を引いて米作りをしていました。
しかし、村の高齢化や人で不足により、20年以上前から山に近い奥の水田を閉じて減作してしまっています。

このバルブを操作して水の量を調整するそうです

また、水路近くは木々で生い茂っており、草刈りや落ち葉を掃除する人手も不足しているため、水路の奥に行けば行くほど草木が多く、手入れが行き届いていない状況でした。さらには落ち葉がパイプを塞いでしまい、水が流れなくなっている場所が点在し、教えてもらうまでそこにパイプがあることに気づきませんでした。

写真真ん中にパイプの通っている溝があり、そこに落ち葉が溜まっている様子

さらに山奥へ進んでいくと、徐々に傾斜が急になり、先に進むためには工事現場で用いられる足場などを渡って進まなければならない場面もありました。危険ではありましたが、学生たちも注意して進んでいきました。
(橋がよくしなるのでとても怖かったです…笑)

手作り感満載の橋を渡る様子


木々の間から見える景色はとても綺麗でした

ある程度水路を進んだ先で水を溜めている池の前までたどり着きました。
地域の方曰く、昔は夏休みに池まで泳ぎに来るのが日課で毎日のように山を駆けていたので自然と足腰が強くなったそうです。今の時代と全く異なる日常の話をしていただき学生一同驚いていました。

奥を登ると池があるそうです

午後は提案の発表へ向けてグループで打ち合わせを行いました。
2日間のフィールドワークで得られた車村の価値や課題をどうするかについて車村の慶雲寺にある会館にて話し合いをしました。

グループワークの様子①
グループワークの様子②

会館には車村周辺の古地図があり、くるま村は昔から農業が盛んであちこちにため池があることや、海側と小野方面を繋ぐ拠点であることが分かります。

車村周辺の地図

2つのグループによる提案では地域の方やJA兵庫六甲の方を招いて発表しました。提案では竹林の活用や周辺の高校との協力、農業を活かしたメンタルヘルスといった提案が出ていました。

提案後の質疑応答では、車村の地域では人手不足が一番深刻で、その解決策を求めていることや、大学との継続的な連携についてのお話があり、グループの提案を含めて地域の課題解決について熱く語っていました。

提案発表の様子

おわりに

3日間のフィールワークを通して、普段体験することのない農村地域での課題や面白さを知ることができたと思います。

今回の発表や地域住民の意見を取り入れてさらに良い提案に持っていけたら良いなと思います。また、副専攻の枠を超えて今後とも地域と関わっていくこともまた大切であることも感じらたと思います。

椿原農園の方々、大変お世話になりました!

1年生の皆さんは今後、他の地域でもフィールドワークやプロジェクトを行っていきます。地域での活動やグループワークは大変かもしれませんが、楽しい部分や地域の魅力を見つけてぜひ楽しみながら取り組んでいって欲しいです。

2月に今回のフィールドワークの最終的な提案を発表する機会があるので、楽しみにしています。

3日間お疲れ様でした!!!

(TA 3年 平野)

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