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パレドール池袋<その3>

少しお時間いただいたのですが、再び書き進めます。

池袋時代は、東池袋三丁目界隈を転々としている株式会社アールアールジェイなのですが、今回は東池袋三丁目では最後のオフィスになるパレドール池袋についてお話をさせて頂きます。こちらのオフィス、私がもっとも長く住んだオフィスでもあるのですが、様々な思い出もあるオフィスです。

念願のトイレがオフィスの部屋の外にあるオフィスにオートロック。そんなの普通ですといえる人たちも多いと思うのですが、社内にトイレがあると色々と気を使います。それに、掃除は誰がやるのかとか、不平等というのはたくさん出てきます。こういう時に会社というのはちゃんと平等性とかを振り返るべきだと思います。うちの会社は幸い、女性がお茶を出すとかわけのわからないルールはなかったのと、ちゃんと掃除は当番制にしていましたので、みんながみんなそのありがたさを感じることができました。とはいえ、僕はまだこのオフィスに住んでいました。部屋の奥にパーティションを立てて、シーツを引いて、寝てました。嵐の日なんかは窓から水が垂れてきて今考えるとなんであの場所に僕は居住スペースを確保していたんだろうと思います。

このオフィスは会社のメンバーで集まって一緒に遊んで、騒いだそんな古き良き、そんな思い出がたくさんありました。年末年始も役員と一緒に鍋つついたりしたこと、今でも思い出します。僕は代表取締役ですので、プライベートなんてないわなと思っていて、それが当然で、楽しくて、みんなの人生がどんどん進んでいく、そんなことを見守りながら、会社がどんどん素晴らしいものになってくと言うそんな気持ちでいました。

けれども、いいことばかりではないです。人を解雇したり、個人事業主のスタッフが問題あったりとか、人に騙されたり、よくわからない主張(とある女性スタッフが女性は店選びの時間があるので休憩は90分ですといわれて、僕もさすがにあきれた)をされたり、自分の人生でこれほどの経験をするなんてみたいなこともありました。変なことも多かったのがこのオフィスでした。

こんなこともあり、僕はますます、鍛えらていた時期だったなと思います。いろんなことがありましたけど、ここが(戻るかもしれませんけど)池袋最後のオフィスでした。今振り返ると、やはり楽しかった。



創業15周年を迎えましたので一区切りという事で昔語りをさせて頂きます。宜しければご覧くださいね。