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2022年 Ruffian総括 番外編

2021年6月

通話アプリ、パラレルには私と2人の青年が集まっていた。
Lair選手と江戸ゲイ選手である。
esportsチームを作りたい。私と組まないか。
いわゆる「PUBG MOBILE界隈勢」でもない、見知らぬ得体のしれないおばさんの声掛けを、彼らは快く誠実に受け入れてくれた。
ここからRuffianは始まった。

Ruffianとは1970年代にニューヨークの競馬シーンで一世を風靡した競走馬のことで、チーム名はこの馬の名前にあやかった。
ラフィアンというその競走馬は、牝馬で、彗星の如く現れた「天才少女」だったらしい。
10戦錬磨、負けなし最強の競走馬としてその名を轟かしたという、伝説の牝馬だった。

一方で、Ruffianという単語には「ならず者」という意味もある。
今や世界的なインターネット企業「YAHOO」の名前の由来も、「ならず者」という意味の単語を用いたと聞いたことがある。創設者たちが俺たちはならず者だからその単語を選んだ、という説があるらしい。
そんな「ならず者」がインターネットの世界の頂点に君臨するに至った。
「のし上がる」という意味を持たせたかったので、ならず者という意味の名前にしようと単語を探しまわっていた時に巡り合ったのが、「Ruffian(ラフィアン)」だったのだ。

ゲームを理屈で戦う世界線

これを私に教えてくれたのが、Lair選手である。
これまでゲームというものに全く縁がなく、所詮は遊び、気晴らし、時間つぶしにやるものでしょ、なんて思っていた。
しかし、Lair選手はPUBG MOBILEにおいて、このポジションはこういう利点があって、その次にこういう動きができるから、今ここを取っておくべきなんですよ、と理屈を持っていた。
若者たちが向き合っているゲームというのは、もはや競技の域に達するものなのかもしれないと、気づかせてくれた。

江戸ゲイ選手は、私にesportsの「いろは」を教えてくれた。
レインボー・シックス・シージの選手でもあった江戸選手は、競技として成立しているレインボー・シックス・シージの他に、VALORANT、APEXといったゲームの特性、今後の展開予想など、事細かに教えてくれた。
私にとっての師匠のような存在だ。

全くの無知のおばさんがチーム運営という大それたことを今まで続けられてきたのも、彼ら2人の存在があってのこと。
2人には尊敬の念と、心からの感謝しかない。

Ruffianの地盤固め

2人とはRuffianというチームの地盤固めを今後も行っていきたいと、私は願っている。
誰もやったことのない領域に足を踏み入れ、成し遂げる。
中年の私だけの力では到底無理で、若者の力が必要なのだ。

早速来年から動き出そうという計画もある。
選手としてだけでなく、esportsの全般的な可能性に挑戦し続けるパイオニアとして、彼らの活躍にぜひ期待してほしい。

絶対的な信頼を置いているLair選手と江戸ゲイ選手の力を借り、これからどんなわくわくすることができるのか…。
来年も良い年になりますように。

終わり

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