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【お金の話をしよう】世界一稼ぐeスポーツチーム「TSM」を生成AIで分析

eスポーツ先進国アメリカの名門「TSM」

つい先日行われた、Apex Legendsの世界大会「ALGS: 2023 Championship」。
予選から最終マッチでチャンピオンをもぎ取り、劇的な逆転勝利をおさめてきたeスポーツチーム「TSM」が優勝した。
あまりにもドラマティックな展開に、オフラインで行われた会場もボルテージマックス。
「コロナが明けた」と感じる世界大会でもあった。

そんな会場を沸かせる演出を魅せたアメリカの名門チーム「TSM」。
Apex Legendsでは「世界最強」の異名を持つ、ここ数年無敗のチームである。

しかもこのチーム、勝っているのはゲームの試合だけではない。
お金の面でも「世界一」、頂点に君臨するチームなのである。

Forbesが隔年公表している「The Most Valuable Esports Companies」では、2022年、2020年ともに文句なしのトップ。
(参照:The Most Valuable Esports Companies2022 / The Most Valuable Esports Companies2020

しかも、2022年は2020年より32%もプラスの収益だったのだとか。
最底辺ながらもeスポーツチームを運営する身としては、開いた口が塞がらない驚異の数字である。

ということで、今回はどこから見ても最強の「TSM」のデータを収集。
chatGPTなどの生成AIにかけて、その強さの秘密に迫りたいと思う。

chatGPTの見解

プロンプトは以下の通り。今回も深津式プロンプト・システムを採用。
また、「ESPORTS CHARTS」のTSMのデータを使用した。

回答がこちら。

chatGPTの出力をみて、「一般的なゲームタイトルごとの賞金額データ」を加えておけばよかったと思った。
Dota2は最高賞金額を記録するほどの高額賞金で知られるゲームタイトルである。
一面的ではなく多角的にデータを盛り込んだ方が、もっと深い考察になるかもしれなかったと、反省。

Bing AIの見解

次に、GPT-4搭載のBing AIでも試してみる。

プロンプトはchatGPTのときと全く同じ。

納得の内容。
やはり、2つの生成AIが共通して出力しているのは「賞金額の高いゲームタイトルへの注力」である。
また、Bing AIでは、日本で大人気のvalorantを「発展途上」と位置付けており、こういった成熟しきっていない市場での躍進が、我がチーム「Ruffian」のような新規参入組にとってひとつのキーワードになると感じた。
現に成功例もいくつか見てきている。

ただ、eスポーツチーム運営の本質は、やはりビッグタイトルでの勝率であろう。
これまで私も様々な企業様へチーム営業を行ってきたが、皆開口一番、口にするのが「賞金額は?」。
勝ってナンボ。勝ったら目立つ。
Bing AIの言う「名誉」もついてくるはずである。
やはりeスポーツチームにとって「強さへの執着」は不可避なのだ。

本音がポロリ。

少し前に経団連が発表した「Entertainment Contents ∞ 2023」では、「重視すべきは「人」であり、とりわけクリエイターのボトムアップでの挑戦を促す環境を整備して、グローバルな活躍を支援し続けることが日本のコンテンツ産業政策における生命線といえる。」と、人材重視の重要性を提言していた。

この提言を取りまとめたのが、私が憧れてやまない株式会社ディー・エヌ・エー創業者の南場智子氏である。
彼女は「自分より優秀なやつを連れてこい」といって、とにかく優秀な人材に固執する経営を展開してきた。
これは、という人材に関しては何年でも待つ。
これからRuffianが経営を成立させていくためには、この「とにかく優秀な人材」の確保が必須となる。

生成AIにそのことを念押しされた気分だ。

「世界最高峰のIGL」「あの5人」
うっとりするような最上級の枕詞がつく選手、そして、全く新しい価値を創出し続けられるブレイン。
巡り合う日を夢見て…。


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