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プロンプトもロゴ作りも全部生成AIまかせ

まずはプロンプトを各生成AIで作ってみる

以前「プロンプトをChatGPTで作ってみては」というアドバイスをいただいたので、今回はロゴ作りのプロンプトを生成AIにお願いしてみることに。

使った生成AIは「ChatGPT」「Bard」「BingAI」の3つ。
それぞれ個性が出たので共有したい。

「ChatGPT」でロゴ作りのプロンプト作成

プロンプトを生成AIに作ってもらうのは初めて。
もう全部生成AIで完結してしまうではないか!と、ワクワクしながら簡潔なプロンプトでロゴ作り用のプロンプトを依頼してみる。

素晴らしい。
ちゃんとニュアンスの詳細を記載している。
個人的に「ChatGPT」の文章生成能力は非常に高いと感じる。
私が使っているのは、無料版の「GPT-3.5」だが、きちんとしたクオリティの生成物を提供してくれる。

「かっこいい」という形容詞だけでなく「シンプル」なバージョンもみてみたいと思ったので、こちらでもお願いしてみる。
また、一目見たときに我々の組織名を連想させるものが良いと思い、「一目でわかる」というキーワードも加えてみた。

「ChatGPT」のプロンプトで気に入っているところは、「競技性を感じさせる」というキーワードを入れてくれているところである。
当研究会の活動内容は、eスポーツの競技シーンと切っても切れないエリアに位置付けたい思いがある。
私の思いまでくみ取ってくれていて、優秀なアシスタントを得た気分である。

「Adobe Firefly」でロゴ生成

ロゴ作りを任せる生成AIは何が良いか迷ったが、生成AI界隈で話題になっている「Adobe Firefly」を使ってみることにした。
プロンプトによってニュアンスも変えられる、今回のテーマの趣旨に最適なツールだと思ったのだ。

「かっこいい」というキーワードが入った、一つ目のプロンプトでトライ。
3つ目なんかは、雰囲気が出ている。
どこかアメコミ的なニュアンスが漂う作品を生成してくれた。

二つ目のプロンプトでトライ。
確かに一つ目のものよりも若干シンプルなデザインになった。
ブルーとオレンジをベースにしたデザインという点では、変化なし。

「Bard」でロゴ作りのプロンプト作成

続いて、Googleが誇る「Bard」でプロンプトを生成してみる。
最近アップデートして、どんな能力を発揮してくれるか楽しみである。

こちらが打ち込むプロンプトは「ChatGPT」の時と同じ、2パターン。

まずはプロンプト作りに関するアドバイス。

各要素ごとに端的なプロンプトを生成してくれた。
全ての要素をすべて含めたプロンプトではなかった。
実際、「eスポーツ」と「生成AI」という要素をうまくミックスしたものを期待ていただけに、少し残念である。

そして、二つ目。

やはり、各要素ごとに簡潔なプロンプトを生成。
これらのプロンプトを全部「Adobe Firefly」にかけてみる。

「Adobe Firefly」に「Bard」のプロンプトをかけてみる

テーマに沿っているかどうかはさておき、単体の作品としては上出来ではないだろうか。
画像生成の能力が高いなと感じる作品。

モチーフを具体的に指定すると、ちゃんと生成してくれるところはさすが。

驚いたのは、簡単にプロンプトを量産できる上に、ロゴ画像も比例して量産できてしまうことである。
様々なニュアンスのロゴができるので、我々人間は、自分好みのものをセレクトすれば良いだけである。
この手軽さは、大手IT企業が「生成AI使いこなせない奴はオワコン」と断言してしまう理由のひとつであろう。

人間のセンスがどれだけ具体的になっているかが問われる時代に突入したということ。
「なんとなくかっこいい」などと言った抽象的な情報では勝負できなくなってきたということである。

「BingAI」にプロンプト生成をお願いしたら、予想外のことが…

「GPT-4」搭載の「BingAI」にもロゴ作りのプロンプトをお願いしてみたところ、前述の2つの生成AIとは大きく異なる反応を示したので、早速共有していきたい。

こちらが打ち込むプロンプトは全く同じ。

なんとロゴ生成までやってくれるというのだ!

「ESPORTS」の綴りが間違っているが、ご愛敬として許してしまう。

さらに、二つ目。

私好み、ドストライクなロゴが生成された。
生成AI界隈では、「プロンプトは英語の方が生成物のクオリティが高まる」という説も交わされているが、「BingAI」はプロンプトを英語で生成していた。
そして、このクオリティである。
シンプルバージョンのロゴは、研究会内投票に提出する作品の有力候補である。

もちろん「Adobe Firefly」にもかけてみる

どこか絵画的なにおいがするのが、「Adobe Firefly」の特徴なのかもしれない。筆で描いたかのようなテイストが残るのが個性として捉えられれば、欲しい画像のテイストに合わせて画像生成ツールもセレクトしていけばよいので、表現の幅が広がる。
Big Techの皆さま、是非とも様々な個性を備えた画像生成ツールを開発していってください。


個人的に、プロンプトひとつでここまで多種多様なロゴが生成できるとは思いもしなかった。
確かに生成AIを使えば、自分の頭では思いつかないようなキーワードや指示のプロンプトも生成できるので、デザインの幅も広がる。
ここまで種類が豊富になると、作品作りの「テーマ」や「コンセプト」のキーワードが確立していないと思い通りのモノづくりができないかもしれない。

人間がすべき役割が見えてきた気がする。

ロゴ作りの締め切りまで、あと数日。
各メンバーも制作活動中なので、追って彼らの作品もご紹介していきたい。


プロンプトやおすすめの生成AIツールなどがあれば、是非教えてください!

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