【留学日記】フォルケホイスコーレでの生活の様子
こんにちはrikoです。
ここ最近忙しく落ち着かない日々が続いていて、久しぶりのnoteの投稿になってしまいました。
私の学校は1月末から6月末までのセメスターが、
さらに3つのセメスターに分配されていて、昨日その2つ目が終わりました!
各セメスターが終わるごとに学校に80人くらいのゲストが来て、
展示会?オープニングセレモニー?みたいなのがあります。
この写真は私がゲストの前でこのセメスターを通して何をしたのかなどプレゼンをしている様子☺︎
この学校での生活も残すところあと2ヶ月になってしましました。
そういえばnoteで私が学校に来てから作ったものを紹介していなかったなと思ったので今回はその一部を紹介していきたいと思います。
【アートプロジェクトに参加】
学校のみんなで”in a war someone has to die"を第一言語に訳して、ハンカチに刺繍するというアートプロジェクトに参加しました。
デンマーク人のHanne Bang さん設立のプロジェクトで、刺繍されたハンカチはデンマーク国内の美術館に飾られるみたいです。
(なんと、プロジェクトの設立者にお会いする機会もありました!)
私はこのプロジェクトのコンセプトがとっても好きなので、
プロジェクトのサイトから引っ張ってきた、概要を日本語に訳してここに記載します。
(私は英語話すとき、日本語に頭の中で訳さず、英語のままで考えるタイプなので、英語から日本語に翻訳するのがとっても苦手です。変な日本語があっても多めにみてください笑笑)
【原文と翻訳】
This art project is called: "In a war someone has to die".
このアートプロジェクトは「戦争では誰かが死ななければならない」と名付けられています。
It is an on going project, which is being added to all the time.
これは現在進行形のプロジェクトです。
To date the piece has 411 handkerchiefs - on each handkerchief people from
across the world have embroidered the text; "In a war someone has to die", in their own language.
今現在、411枚のハンカチが集められていて、それには、各国の人々が”in a war someone has to die”を自らの言語で刺繍します。
54 countries are represented so far.
54カ国が今のところそれに応じています。(参加しています)
The handkerchiefs are shown as one big artwork – hanging beside each other - one united voice. One voice across nationalities, politics, religions, and culture - commenting on war.
ハンカチは 1 つの大きなアートワークとして展示され、互いに並んで飾られ、1 つの統一された声明が作られます。 国籍、政治、宗教、文化を超えて、戦争についての声明が一つにまとめられます。
Not one particular war, but all wars.
特定の戦争ではなく、すべての戦争を対象としています。
The impact of the work comes from the numerous individual expressions of the same theme and a message gathered into a single strong unified art work.
作品の影響は同じテーマに対する、数えきれない個々の表現やメッセージが
1つの強力なアート作品に集結することによって生まれます。
By connecting embroidery and handkerchiefs with the harsh text and the many stories, a strong piece appears which contrasts dynamically, with the violent images of war we are constantly bombarded with in the media.
刺繍やハンカチと辛辣で過酷なメッセージを結びつけることで、私たちが常にメディアから受け取れる戦争の暴力的なイメージに対比する、力強い作品が生まれました。
Viewing the work gives us an experience that there is something bigger than ourselves, that there is a force that binds us together.
作品を見ることで、それが自分自身よりも大きなものがあること、私たちを結びつける力があることを体験することができます。
It make us thoughtful and quite and remind us that we can make a difference.
それは私たちに考えさせ、同時に冷静さを取り戻させ、
そして私たちが変化をもたらすことができると、気づかせます。
The first impression is of a feminine art piece of embroidery and handkerchiefs.
第一印象は刺繍とハンカチのフェミニンなアートピースであるということ。
However as you come closer you are confronted with the text and a message in many different languages.
しかし、近づいてみると、さまざまな言語で書かれた文字とメッセージが目に飛び込んで来ます。
コンセプトの良さが伝わりましたか?
このサイトに記載されているアドレスに刺繍したハンカチを送れば日本からも参加できるみたいです!
【セラミックの授業】
今期のセメスターでは私はKERAMIK(ceramic)をメインのサブジェクトとして選択しました。
セメスターを通しての課題は自然からインスピレーションを受け、スカルプチャーを作るということ。
上の写真は、植物の種をモチーフに壁に飾ることのできるインテリア?装飾?を作りました。
私はこの課題は納得いくものができなかったので、どれが自分のものかは秘密にしておきます。笑
その後は、3Dのスカルプチャーに移動しました。(下の写真)
左のものは、牡丹の種からインスピレーションを受けて、模型を作り、
RAKU(楽焼)という手法を使って完成させました。
RAKUは日本由来の陶芸の焼き方なのですが、デンマークに来るまで、そんな手法が日本にあったなんて恥ずかしながら知りませんでした。
デンマークで行われているRAKUは西洋風にアレンジされた手法ではありますが、
特徴としては作品に割れ目(cracks)がみられるということ。
私が芸術作品を見る時、作るときの視点として
”LOVE FOR IMPERFECT THINGS" 不完全なものに対する愛
というのがあります。
RAKUも私にとってはこの視点の一つです。
本来は、この白い部分も黄色になる予定でしたが、化学反応で色が変わったり、
RAKUに見られるこの割れ目たちも、一見不完全で失敗したのかな…
とも思わせますが、これは化学反応によってできるものであるので
オーブンから取り出すまで全く最終形態が予想できません。
なんだか、この作品たちも生きている感じがして、呼吸が聞こえて、
変化してワクワクして、、、、なんだか生きてるって感じ…
この作品を作る過程が人生のようでとっても美しかった!
授業の一環で、ランプも作りました!
ベースの部分は粘土、花びらは生地を使って作りました
楽しかった☺︎
自分達で一からデザインして、一週間しか(実質3日ほど)制作時間がなかったけど思った通りのものができました。
自分のアイデアが形になるって、とっても素敵な経験です!
【そのほかにも…】
これは今日の様子。
最近、学校で色々な問題が起きて、生徒の4分の1がやめてしまいました。
私のルームメイトもその1人で、私は部屋に一人ぼっちになってしまいました。
彼女とは今でもとっても仲が良く、これから遊ぶ予定もたくさんあるのですが、
デンマークに来てから3ヶ月間一緒に住んでいたのでやっぱり寂しい…
そのほかにもいろんなことが重なってここ最近は結構落ちていました。
それを見かねた友達が、散歩に誘ってくれました。
デンマークはとにかく自然が美しい!
最近やっとこちらも春の兆しが見えてきたので、紅茶を飲みながら3時間くらい外でおしゃべりしてました。
とってもcozyな週末になりました。
気づいたら、4000字も書いてる!
今日はこの辺で。
Vi ses! またね〜
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