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【シャニマス感想】恋鐘の『G.R.A.D.』読んだら泣いちゃったな

という話。
(一応、ネタバレ注意です)

◆はじめに

シャニマスの『G.R.A.D.』が追加されて一ヶ月、アンティーカとアルストロメリアのシナリオが追加されて一週間が経過しました。
みなさん、プロデュースは捗っていますか?
私は未だにイルミネと放クラの全員すら見終わっていない状況ですが、ゆっくりのペースでプロデュースしています。
神経が疲弊するから、連続は辛いのです。


先日、月岡恋鐘のGRADコミュを鑑賞しました。
ちなみに私は、恋鐘を担当しているわけではありません。アイドル全員が大好きなので、ある意味では全員担当と言うことも、できるといえばできるのですが、彼女に対する様々なものが足りていないので流石に担当と名乗るのはおこがましいと思いました。個人の考えですが。
しかし、語りたい気持ちが溢れて仕方が無い。こういう感情を呼び起こしてくれるところが、シャニマスの良いところですね。

というわけで、今回はただの感想です。そして、私は恋鐘のことを完璧に知り尽くしているわけではないことをご留意いただければ幸いです。

それでは。


◆前向きとは

恋鐘といえば「ポジティブ」、「精神的支柱」、「鋼メンタル」、「ばりうまかブルース」などというワードが頭に浮かぶと思います。

恋鐘は強靱な精神力の持ち主です。
「恋鐘が曇るようなことなんてないんじゃないか?」と思われることもありました。実際のところ、今回のコミュでも曇ったわけではないと思います。ただ、少しばかり不安そうな顔を見せていました。
理由は、「オーディション番組に出演」ということで、過去の体験がフラッシュバックしたり、今のままではいけないと、成長を焦ったりしたことです(合ってます?)。

今回、恋鐘の過去が少し明かされました。
上京してから数多の事務所に応募して、生活するために短期のアルバイトで金を稼ぐ。
何度もオーディションに落ちても、へこたれずに応募し続ける。空白と言われていた一年が、ここにきて描写されたのです。

当然のことながら、恋鐘にだって不安はあります。前を向き続ける彼女ですが、その前には嫌な現実が立ちはだかっています。
事務所の面接官も言っていましたが、18はアイドルとしては若くない年齢です。タイムリミットだってあるわけです。生活だって、何が起きるか分かりません。長崎に帰らざるをえない状況だって、ありえます。
恋鐘は、諦めずに頑張ろうと言いながらも、じわじわと近づいている限界を感じ取っていたと思うのです。
その「過去の夢」を見たとき、本人はそれを「怖い夢」と呼んでいました。

現在の彼女は、そうした不安の時間を乗り越えた彼女です。

前向きとは、不安から目を逸らすことではなく、不安のその先を見ることだと思います。そう考えると、彼女は本当に強い人ですよね。

『W.I.N.G.』

WINGの時点では、恋鐘のことを深く知ることはできません。というより、どのくらいの深さがあるのかすら分かりませんでした。
単純に、快活なありがちキャラクターで、悩みなんかないのではと。私は思っていました。初プロデュースの時点では、シャニマスの奥深さに気づいていなかったというのもあります。

「うちにアイドルやらせたら右に出るもんはおらんとよ!
ぜーんぶまかせとってー!」


過去の私「すごい自信ですなー。前向きな子なんですねぇ」


過去の私、阿呆。シャニマスはそんな甘いものではなかった。
この発言の裏に、こんなエピソードがあっただなんて。想像できた人はいますか? まったく恐ろしいぜ、シャニマス君は。

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そういえば、WINGとGRADで、まったく同じ選択肢が出てくるって気づきましたか? 私は気づきませんでした。
やってくれるぜ。

ちょっと私の話

自分語りを少しだけさせてください。
ちょっと、ちょっとだけだから!

私は現在、小説家志望という立場にいます。毎日少しずつ文を書き、物語の練習しています。
正直なところ、自分は小説家になれると思っています。自信がなければ、目指さないわけで。
ただ、不安がないと言うと嘘になります。唐突に現実を突きつけられたら、立ち直れないのではないかと。大学四年生になり、就活はほとんど諦めているような破綻者です。私は、このままで本当に大丈夫なのだろうか?

どうしても、そんな疑念が頭をよぎります。


私は、恋鐘と自分を重ね合わせてコミュを読んでしまいました。高い目標を目指し、自信を持って生きているつもりですが、どうしても限界が迫ってくるのを感じる。頭の片隅に、暗い考えがこびりつく。
怖いです。

このコミュ、私に非常に刺さりました。
もしかしたら、今回で描写されている恋鐘は、現在の私になるかもしれない。ならないかもしれない。

私以外にも、重ねてしまう人は多いのでは。
就活だってそうです。内定をもらえず、このまま職無しで生きていくのではないだろうか。望んだ職業に就けないのではないか。そういった人は、絶対にいるはずです。
恋鐘のようなメンタルが、欲しい。


◆泣いちゃった

このコミュを読んで泣いてしまったという人もいるはずです。
その人は、どこで泣きましたか?

私は、ここで泣きました。

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えっ? ここ?

そう思われた方もいらっしゃるでしょう。
正確に言えば、ここからこのコミュ「もう一歩先へ」のラストシーンまでの流れで、泣きました。上記の場面で、まず無意識で涙ぐみ、次の「本当にアイドルになれるのか?」という吐露に胸を打たれ(なれてるよ! ちゃんと恋鐘はアイドルになったよ!)、最後のシーンで鳥が羽ばたき、「恋鐘も空に飛び立てた」という暗喩に、思わず落涙。

途中、他の事務所の面接官に辛辣なことを言われるシーンがありました。私は「なんだこの野郎」と憤慨しましたが、冷静になってみると的外れなことを言っているわけではありません。(先見の明はなかった)
小さい頃から練習を続けて、それでも報われない子もいる、という部分にはぐうの音もでません。

恋鐘は少しだけ考えが甘かった。能力も、そこまで優れているわけではない。そんな現実の厳しさを、あのシーンによって、突きつけられてしまいます。

ですが、恋鐘は諦めませんでした。

恋鐘は、ある意味では幸運だったのかもしれません。
283プロダクションがなければ、またオーディションに落ちて、いつか夢を諦めてしまったかもしれません。恋鐘の能力が云々という話ではなく、面接官も言っていたように、やる気だけでどうにかなる甘い世界ではないのですから。
また、283プロ以外の事務所が、彼女を合格させて、アイドルの道に進み始めるという展開もありえます。ですが、WINGに優勝することもなかったかもしれません。可能性はいくらでも考えられます。

結果として、彼女は283プロに巡り会いました。
彼女の諦めない姿勢が、幸運を引き寄せたのだと捉えることもできます。そう思いませんか?

彼女は283プロを発見し、プロデューサーやアンティーカと出会い、WINGに優勝し、GRADに出場までする。
諦めない心がまぶしすぎる。こんなの、泣いちゃうよ。



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あーー、駄目だって~~~~。泣いちゃうよ~~~~

まとめ

逆境をものともしないメンタルの持ち主。そう認識していた私ですが、改めます。

逆境を跳ね返し、ここまでたどり着いたメンタルの持ち主。それがアイドル、月岡恋鐘なんですね。


画面のこちら側の私にまで現実を突きつけられたようで、精神ダメージを負ったりもしました。が、それ以上に諦めないことの大切さ、前を向くことの難しさ、そして月岡恋鐘というアイドルの素晴らしさを感じ取ることができました。
上手いなぁシャニマス君は!


「恋鐘は曇らない」とか「恋鐘が曇ったらそれはもう劇場版」だとか言われ続けていましたが、過去のエピソード描写によって、やはり彼女も人間なのだと。

「みんな特別だし、みんな普通の女の子」

なのだと。理解することができました。

私も、彼女のように諦めず、前を向き続けようと思います。


以上です。
言葉足らずであったり、小説家志望のくせに文章が下手だとか、多くの問題がある感想文だったと思います。ですが、溢れ出た感情(通称・クソでか感情)は、たくさん詰め込んだつもりです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。


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