見出し画像

緊張を分解してみる

完全に思いつきで、書いてみる。どんな結論になるのやら。

今、緊張している。

理由はふたつ。ひとつは明日、2ヶ月ぶりに仕事に行くから。もうひとつは、土曜日から念願の「アートとコピー」という講座が始まるから。

この1週間ずっとソワソワして、あまり寝れてない。

これが不安なのか、期待なのか、はたまた別のナニカなのか。自分の中で整理できれば、落ち着くかもしれないと思って、noteを開いた次第だ。

さて、いったい緊張とはなんだろうか。ひとまず辞書を見てみると4つの意味が出てきた。

1 心やからだが引き締まること。慣れない物事などに直面して、心が張りつめてからだがかたくなること。「―をほぐす」「―した面もち」

2 相互の関係が悪くなり、争いの起こりそうな状態であること。「―が高まる」「―する国際情勢」

3 生理学で、筋肉や腱 (けん) が一定の収縮状態を持続していること。

4 心理学で、ある行動への準備や、これから起こる現象・状況などを待ち受ける心の状態。
goo辞書より(本当は紙の辞書で調べたい)

どうやら1と4が当てはまりそうだ。

久しぶりの仕事、初めての講座で「慣れない物事に直面」しているし、「これから起こる現象・状況などを待ち受ける心の状態」だ。

合わせると「慣れない物事を待ち受ける状態」にいる。じゃあなぜこの状態だと緊張するのだろうか。

まず思いつくのが不安。

「失敗したらどうしよう」「出来損ないだと思われたくない」と言ったネガティブな感情。

これは、ないと言えばウソになるが、大部分を占めている感じでない気がする。

休職を選んだ時に、自分の小さなプライドに気がついた。そして、そんなもんは捨てようと決めた。出来ないことは出来ない。専門分野に力を入れる。そう、割り切って仕事に臨むメンタルでいる。

講座に関しては、強者たちが集まっているため出来なくて当然という気持ち。自分だけの経験、持ち味で勝負していきたい。

原因は不安以外にありそうだ。

逆に緊張しない場面を考えてみる。

あるとすれば、「他人が介在しない場合」かもしれない。

仕事がメールのみのやりとりだったら。講座がビデオ授業だったら。きっと気楽に(あるいは軽率に)明日を迎えられると思う。

そこに責任感は生まれない。きっと怠けてしまうし、サボってしまう。

迷惑をかけるわけにはいかない、という気持ちが責任を生んでいる。その責任が緊張につながっているのかもしれない。

これまで緊張した場面を思い返すと、「プレゼン発表」「バンド演奏」「告白」。どれも、他者に対して何かを行う時だ。

仕事も同じだろう。他者から依頼をもらい、業務を行う。講座も他者から教わるものだ。

緊張は他者が生んでいる。

ならば、緊張をなくすなら他者を消すしかない。もちろんそんな物騒なことは出来ない。本業は殺し屋ではなくライターだから。

他者に対峙することが絶対である以上、素直に受け止めるほかない。それに、必ずしも緊張が悪い状態とも限らない。

もしかしたら、ベストパフォーマンスを発揮する最高の状態、という可能性だってある。

テニス漫画『ベイビーステップ』(講談社)では、心理状態を4つの段階で整理していた。

挑戦→重圧→怒り→無気力
何巻だったっけ…。

左にいくほど良い心理状態。責任は重圧と言い換えられるため、この緊張は悪いものではないだろう。

緊張を消すことはできないが、緊張を俯瞰できたことで、少しだけ冷静に明日を迎えられそうだ。

そう言い聞かせて、眠ろうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?