緊張を分解してみる
完全に思いつきで、書いてみる。どんな結論になるのやら。
今、緊張している。
理由はふたつ。ひとつは明日、2ヶ月ぶりに仕事に行くから。もうひとつは、土曜日から念願の「アートとコピー」という講座が始まるから。
この1週間ずっとソワソワして、あまり寝れてない。
これが不安なのか、期待なのか、はたまた別のナニカなのか。自分の中で整理できれば、落ち着くかもしれないと思って、noteを開いた次第だ。
さて、いったい緊張とはなんだろうか。ひとまず辞書を見てみると4つの意味が出てきた。
どうやら1と4が当てはまりそうだ。
久しぶりの仕事、初めての講座で「慣れない物事に直面」しているし、「これから起こる現象・状況などを待ち受ける心の状態」だ。
合わせると「慣れない物事を待ち受ける状態」にいる。じゃあなぜこの状態だと緊張するのだろうか。
まず思いつくのが不安。
「失敗したらどうしよう」「出来損ないだと思われたくない」と言ったネガティブな感情。
これは、ないと言えばウソになるが、大部分を占めている感じでない気がする。
休職を選んだ時に、自分の小さなプライドに気がついた。そして、そんなもんは捨てようと決めた。出来ないことは出来ない。専門分野に力を入れる。そう、割り切って仕事に臨むメンタルでいる。
講座に関しては、強者たちが集まっているため出来なくて当然という気持ち。自分だけの経験、持ち味で勝負していきたい。
原因は不安以外にありそうだ。
逆に緊張しない場面を考えてみる。
あるとすれば、「他人が介在しない場合」かもしれない。
仕事がメールのみのやりとりだったら。講座がビデオ授業だったら。きっと気楽に(あるいは軽率に)明日を迎えられると思う。
そこに責任感は生まれない。きっと怠けてしまうし、サボってしまう。
迷惑をかけるわけにはいかない、という気持ちが責任を生んでいる。その責任が緊張につながっているのかもしれない。
これまで緊張した場面を思い返すと、「プレゼン発表」「バンド演奏」「告白」。どれも、他者に対して何かを行う時だ。
仕事も同じだろう。他者から依頼をもらい、業務を行う。講座も他者から教わるものだ。
緊張は他者が生んでいる。
ならば、緊張をなくすなら他者を消すしかない。もちろんそんな物騒なことは出来ない。本業は殺し屋ではなくライターだから。
他者に対峙することが絶対である以上、素直に受け止めるほかない。それに、必ずしも緊張が悪い状態とも限らない。
もしかしたら、ベストパフォーマンスを発揮する最高の状態、という可能性だってある。
テニス漫画『ベイビーステップ』(講談社)では、心理状態を4つの段階で整理していた。
左にいくほど良い心理状態。責任は重圧と言い換えられるため、この緊張は悪いものではないだろう。
緊張を消すことはできないが、緊張を俯瞰できたことで、少しだけ冷静に明日を迎えられそうだ。
そう言い聞かせて、眠ろうと思う。
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