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とある試験の話③

こんにちは。今回も前回の話(https://note.com/rt8/n/nb2277d5b0443)の続きを書いていきたいと思います。

シアトルに1人旅にいった私は、ボーイング社の工場見学に訪れました。
そこではボーイング社が製造する様々な飛行機があり、787や777-9をはじめとする最新鋭の飛行機が作られていました。
とってもワクワクしました。いくつか工場がある中に、ボーイング社が飛行機を納入している会社のロゴが並べられている場所がありました。
もちろんそこには日本の2大航空会社のロゴもあり、私はなぜか分かりませんが、すごく嬉しくなったと同時に、「やっぱり日系の会社でパイロットになりたい!ここで作られた飛行機を自分の手で操縦したい!」と思いました。

工場からシアトル市街へ帰るバスの中で、工場で見たものを思い出しながら、パイロットになる。そのための努力を惜しまないと決意しました。

そして帰国時の飛行機の中で、客室乗務員の方にお願いし、その飛行機のパイロットの方に「既卒で自費でライセンスをとった方でも入社できるのか」「この会社で一緒に働くことはできるか」を質問しました。

すると返ってきた答えは「YES」。新卒で自社養成でしか入社できないと思っていたので、光がさしたような気持ちでした。

帰国後早速私は、今後の計画を立てました。その時ちょうど新たな自社養成パイロットの募集要項が発表され、既卒でも数名採用されることが分かりました。「自分にもチャンスがある!けど今のままでは確実に合格できない。」そう思った私は自費訓練用資金繰りの計画を立てつつ、自分がやるべきことを整理し、次年度の自社養成試験に備えた基礎的な勉強からやり直すことにしました。
基礎的な勉強としてやってきたことは以下のことをやりました。

【英語】
・TOEIC(スタディサプリ)
・オンライン英会話
・基礎英単語
・英熟語

【基礎学力】(理系科目が苦手だったので、重点的に・・・)
・算数ドリル
・数学ドリル
・SPI

以上のことを1年間毎日ただひたすらにやり続けました。本当に毎日。仕事で忙し日でも5分でもいいから何かしらに取り組みました。
そして迎えた1年後。いよいよ募集要項が発表され、既卒募集があることを確認した私は早速エントリーして、人生2回目の自社養成パイロット試験に挑戦をはじめました。

長くなりましたが、次回以降は試験について書いていきたいと思います。



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