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キャリアコーチングという選択

こんにちは、RtoRの井川です。
 
私は、人材業界で働く人材コンサルタント専門のエージェントを経営しています。経営と言っても1人社長ですので、毎日業界経験者や未経験者の方々と面談をさせて頂きます。
 
人材業界には20年ほど身を置いていますが、その20年間転職者のキャリア面談ばかりしていた訳ではなく、主にマネジメントの仕事が中心でした。
 
そのため、今改めて自分でキャリア面談をしてみて感じる、人材紹介業におけるキャリア面談の機能としての限界みたいなものについて書いてみたいと思います。
 

「1時間程度の面談ではそこまで深いアドバイスができる訳ではない」


これは、私自身の面談もそうですし、大手エージェントに所属しているときもそうでしたが、面談時間自体は大体1時間~長くても1時間半程度です。
 
コロナ前は来社が基本でしたので、担当のコンサルタントが複数名面談に入る場合は、2時間とか2時間半もあったかもしれません。
 
しかし、現在の面談はほとんどがオンラインで行われ面談時間もだいたい1時間程度か、もっと短い方もいるのではないでしょうか?
 
そのような面談の中で、これまで経験や今後の希望、業界における求人動向や具体的な求人案件の話などをしていたらすぐに1時間くらい経ってしまします。
 
そもそも、面談に来られる方の中には、「何をやりたいのか?」「どういうキャリアを構築していきたいのか?」などが定まっていない方のほうが多いように思います。
 
そのような方々は、転職相談の面談の前に、そもそもの自分をもっと見つめなおす時間のほうが大事なような気がします。

 

「どうしても求人ありき、効率ありきになってしまう」


これは多くの人材紹介コンサルタントがそうだと思いますが、面談した方の経験や志向性が自分の得意とする領域や求人にマッチしなかったり、「この人では面接に通らない!」というような方だったりすると、自然とフェードアウトしていきます。
 
そうでもしないと、日々来る求人依頼や転職相談に対し、質の高いサービス提供もできなくなり、優先順位をつけない業務で溢れかえるローパフォーマーになってしまいます。
 
つまり、人材紹介コンサルタントとして高いパフォーマンスを上げることと、全ての転職希望者に平等にキャリア面談などを行い、平等にサポートすることはイコールではないのです。
 

「悩んでいる人やフワフワした人ほど気になる」


 
人材紹介は「やれること」や「やりたいこと」が明確な方のほうがサポートしやすいです。
 
でも、まだ転職するかどうかわからない方や、何をやりたいのかもわからない方は、人材紹介会社に相談に来る前に、「メンターを見つけて相談してみること」や「コーチングを受けてみること」をお勧めしたいです。
 
「どのような職業に就きたいのか?」
「どのような会社で働きたいのか?」
「どんな仕事ならハッピーな気持ちで長く続けられるのか?」
「そもそも自分はどんな価値観なのか?」
 
など、転職活動をする前に定義しておいたほうが良いことが沢山あります。
 
自分自身の振り返りや定義づけもなく転職活動を行い、進められるがままに転職活動を行い、結局失敗する。そんな転職を少しでも減らしたいものです。
 
転職活動に無駄な時間を投じる→転職して失敗する→また転職活動に時間を投じるなどとなる前に、信頼できる先輩やその道のプロ(コーチやカウンセラーなど)にお金を払ってでも相談するべきです。
 
1時間1万円程度です。その1万円で一生を左右する気付きを得るかもしれません。

私は自称転職者個人起点で人材紹介をさせて頂いているつもりですが、それでも限界があります。
 
まだ漠然と転職を考えているが、何をやりたいのかわからない。誰に相談していいのかもわからないという方は、転職エージェントに相談するよりも、キャリアコーチに相談するという選択肢もあるのではないでしょうか?
 
 
★人材コンサルタント専門エージェントへの相談はこちら


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