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ローマの序盤戦略を考える


ポエニ戦争の序盤戦略についてさらに考えてみたのでまとめてみます。

この記事で言いたいこと

ローマは第1戦争の準備でRP使って軍団を買うことはしないほうがいいような気がする。

第1戦争でローマがやっておきたいこと

前回の記事でカルタゴの超強作戦を紹介しました。第2戦争以降、イタリア以外の地域と海域をカルタゴが抑えていればローマは負けます。たぶん回避不能。

ということで、第1戦争ではサルデーニャとチザルピナを占領する必要がありそうです。サルデーニャとチザルピナの両方を抑えておけば、第2戦争の開始時にヒスパニアが解禁されても、西地中海の制海権を中立にしておくことができ、上記の直撃作戦を避けることができそうです。片方だけだと、西地中海の制海権をカルタゴが得るので、1手でサルデーニャへ到達でき、たぶんダメです。

あるいは、パレルモに侵攻するという手もありそうです。こちらは、パレルモを抑えておけば、ティレニア海の制海権がローマ側になるため、第2戦争でカルタゴ軍がサルデーニャに来ても何とかなりそうです。

前者では最低でも3手番、後者だと2手番は必要です。

もうひとつ、第1戦争でやっておきたいのは戦争に勝利することです。アフリカに上陸さえしてしまえば戦争の勝利は達成できると思うので、手番さえあればなんとかなりそうです。イオニア海経由のルートで2手番必要です。

ローマがやりたいことをやるためには4~5手番必要なことが分かりました。1ターンで動ける回数の期待値は3.5なので、2ターンは必要でしょう。となると、初期で3RPしか持っていないローマが軍団を購入する余裕はないような気がします。

2/27 追記
期待値が感覚と違うのでちゃんと計算したら2.77回だった。ターン開始時に1個ダイス振ってインパルス数を決めるなら3.5だが、そうではなく毎回判定が挟まるので動ける回数は少なくなる。すまん

動員の効率

軍団を購入する余裕がないなら、動員で軍団を増やすことになりますが、ローマの動員の効率はカルタゴより圧倒的に強い…というわけではないような気が現段階ではしています。すこし工夫が必要です。ローマは動員で2個軍団をイタリアに置けます、イタリアにしか置けません。カルタゴは1個軍団をイタリア以外の好きな地域に置けます。この違いがあるので、例えばパレルモに軍団を派遣したいなあと思った場合、ローマは動員⇒移動で2手番で2個軍団をパレルモに増やせます。カルタゴも動員⇒動員でパレルモに2個軍団を増やせます。この場合は両者に違いがないです。

そのため、より高い効率を求めると動員を複数回やってから移動する工夫が必要になります。前記の例だと動員×2⇒移動で3手番で4個軍団をパレルモに送るローマと、動員×4の4手番で4個軍団をパレルモに増やすカルタゴであれば、ローマのほうが1手番分得をしています。

というわけでローマはどの戦争でも最初にガッと動員をかけて、それから動いていくほうが効率の面では良さそうです。また、独裁官カードはこの動き方とかなり相性が良いように感じます。

感想

TSSで合計15戦(カルタゴで13回、ローマで2回)くらいしてるんですが、ローマが勝ったのはたぶん2回(カルタゴを持って負けたのが1回、ローマ持って勝ったのが1回)です。何か戦略を間違えてるような気がしています。書きながらたぶんパレルモかなー?と思い始めてきました。ティレニア海を持っておけば海路での襲撃は無くなるし…。

艦隊戦、攻城兵器でカードが2枚必要なのがちょっと嫌でシラクサ攻略の可能性をほとんど検討していなかったんですが、パレルモからの攻略なら攻城兵器1枚だけで良いのでアリな気がしてきました。ただ裏切りカードがなあー。

ターンが伸びれば伸びるほどローマが有利に傾いていくのは間違いないと思うんですが、どうやって伸ばそうかなーっていうところが難しいですね。

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