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休日の過ごし方と価値観の変化


生まれ育った土地を離れて約2年になる。

この2年で休日の過ごし方がガラリと変わった。

それに伴って価値観というか、
自分にとって大切なものも変わってきたように感じる。

***


実家に住んでいた頃は、休日の予定は常に埋まっていてほとんど家にいなかった。
独身だったから何をするにもどこに行くのも自由で身軽だった。

社会人3年目くらいまでは、趣味に時間を使うことが多かった。
年パスを買ってディズニーに行きまくったり
気になるアーティストのライブに行ったり
気ままにひとり旅なんかもした。

社会人4年目以降は、それに加えて新しい環境にも飛び込むようになった。
周りが徐々に彼氏ができたり同棲したり結婚したりして、自分の交友関係が狭まってしまうことに危機感を覚えたから、新しい出会いを探しに行くことにした。

最初こそ人見知りを発動しまくっていたけれど、徐々に慣れていった。
自分の知らない世界を知ることが楽しくて、いろんなことにチャレンジするようになった。
とっても刺激的で充実した時間を過ごしていた。



一方で現在はというと、
ディズニーに行くには時間とお金がかかるし
ライブは首都圏ほど頻繁にはないし
友人とも離れてしまったから気軽に会えなくなった。

引っ越してきた当初は近場を観光したり、
「カフェ会」なるものに参加して、友達づくりに躍起になっていた。

行きたいところには一通り訪れ、
「カフェ会」も楽しかったけど毎回はじめましての環境にだんだん疲れてしまって参加しなくなった。

そうなると必然的に「何も予定がない日」が増えてくる。

これだけみると、「ないない」づくしだなぁと一見ネガティブに思えるが、意外とそうは思わなかった。

常に予定が埋まっていた独身時代。
充実はしていたけど、余裕がなくて疲れてしまうことも多かった。

ところが、いまは余白しかない。
自分のために使える時間がたっぷりある。


そうだ、以前通っていたパン教室で習ったベーグルを焼いてみよう。
久しぶりにお菓子も作ってみよう。
気になってた自家製麹にもチャレンジしてみよう。
ベランダでハーブを育ててみようかな。
いつもより丁寧に掃除をしてみよう。
近所の図書館で読書をするのもいいな。
天気のいい日は近くの田んぼ道を散歩してみようか。

こんな感じで、休日は基本インドアで過ごすことが多くなった。

そんな生活を約2年続けて、
ああ、私はこういう生活のほうが好きかもしれない
なんて思うようになった。


***


独身時代は、
・今しかできないことをする
・新しい世界に飛び込む
・いろんな経験を積む
・成長しつづける

ことを大切にしていたように思う。

だから休日はほぼ外出していて、好きなことや興味のあることには惜しみなく時間とお金を投じていたし、とにかく人に会って刺激をもらっていた。


現在はというと、
・自分の心と身体をととのえる
・身の丈にあったお金と時間の使い方
・家族との時間
・季節をめいっぱい楽しむ

ことを大切にしている。

刺激のある日々もいいけれど、
いまはペースをゆるめて自分の手の届く範囲で楽しみたい。そんな気分だ。

"どっちがいい"と決めつけたいわけではなく、
その時々で自分に合った休日の過ごし方ができていればいいと思う。

今後、家族が増えたり引っ越したりとライフステージや住む環境が変われば、また違った休日の過ごし方をしていくんだろうな〜


と思う今日この頃。

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