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本屋が本屋の本を読んだまとめと対策

最近通い詰めている図書館で、貸し出し上限冊数まで何を借りたかというと、本屋さんが書いた本屋さんに関する本

というのも、未経験で初めてここまで修行も何もせずにきて、大きな本屋さんとるーこぼんの違いは何かを真剣に考えるようになったからです。

もちろんおしゃれな外観、冊数、資金、書店員さんの数やスキルは到底敵わない。でもその中で、もっとお客さまがストレスなく本を選ぶためのヒントがあるはずだと感じ始めました。

戦う気なんて全くないのですが、やはり大きな書店さんにはできないことをやらなければ! という思いでやってきました。
でもきっとそれは自己満足かもしれなくて、本を選び、買ってくださるのはお客さま。本屋として認知されるためにも、本屋の基本ぐらいは勉強しなければ。

読んではまとめている中で、どの本屋さんにも共通していることがあったのでここで自分の思考整理のためにも中間発表したいと思います。

詳しい技についての言及は避けますが、メモを覗いてみたい方は完全版をお見せしますのでご連絡ください(笑)

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「わたしのブックストア」の文章が大好き過ぎて……♡
こんな文章を書けるようになりたいと思います。
(文章だけでもどうにかふざけようとするのが私の悪いクセです)

「本を売る技術」「本の本」は、すぐにでも棚革命を起こせるし
「まちの本屋」は本屋さんのあり方や心構え、お客さまとのコミュニケーションをとる楽しさを教えて下さいました。

「一箱古本市」は本に関するイベントをするには絶対読んでおいたほうがいいです。

ZINEは作ろうかなと思って&作りたい! という方に少しでもアイデアをお伝えできればと借りました。

あとはひたすら本棚の写真を眺めてうっとり……♡
妄想を膨らませて血を滾らせるすばらしい本でした。

あとは購入していたいろんな独立系本屋さんの自伝も読み返しています。
そのご紹介はまたおいおい。

棚づくり

まずは棚。やはり本屋さんの一番大事なところですから、どの本でも触れられています。

棚の中にも売りたい順番によって優先すべき場所や並べ方があります。
季節に応じて、地域に応じて、立地条件やそのお店にいらっしゃるお客さまに応じて、そのお店独自の「勝ちパターン」のようなものが存在するようです。(この記事ではご紹介しませんが)

立てて並べる時、お客さまが手に取られた時・戻す時、人通りの多い棚は特に、本が傷まないように並べること。
そして、本の動きがちらっと見ただけでもすぐわかるように積むこと。
背表紙を美しく見せる並べ方のコツ

当たり前ですが、どの本屋さんも本がとてもキレイ。
るーこぼんはどうしても移動中に本が傷んでしまうので、もう少ししっかりと対策します。

とにかくみなさんがおっしゃっていたのは、いかに本を美しく、輝かせて、お客さまとの運命の出会いを演出できるかということ。
見よう見まねでなんとなくやっていましたが、お客さまの「選びやすさ」にも通じるところなので改善していきます。

選書

選書と一言で言っても、注文するときだけでなく返品する際やバックヤードに置く時のことも含まれます。

るーこぼんは買い切りなので返品についてはあまり関係ない話になってしまいますが、やはり選んでいただけずにずっとお嫁に出してあげられない本もあるのは事実。棚のスペースが限られている以上、ずっとお嫁に出せなければいつかは入れ替えなければならない日が来ます。そうならないように私が頑張らねばなんですが(笑)

注文する時も返すときも、やはり思い切りが大事だと書かれてありました。
私がもし大型書店の書店員さんだったら、ぐだぐだ悩むだろうな……(笑)

でもそれを瞬時に判断し、決断することも立派な本屋さんとしての仕事です。

POP

必須ではないけれど、あると心強いPOP。
本を邪魔しない、かつ目立たせる絶妙なバランス感覚が必要です。

るーこぼんでも本にPOPを付けたくて。

でも
・本にふせん貼りたくない
棚差ししかできないからポロッポロ取れるし、装丁汚したくない
・棚をごちゃごちゃさせたくない
棚板の側面に貼りたくるのは見た目がよろしくないし、屋外だと風で飛んでいっちゃう
・車にマグネットで貼っていくか……?
いや、マグネットどんだけいるねん。てか、棚と車の横行ったり来たりしなきゃいけなくなる……
・ガーランドみたいに吊るす
首痛いし後ろのお客さまがなかなか本見れずにイライラするかも……
などなどいろんな壁にぶつかっておりました。

いろんな本屋さんが書かれた本やブログにはPOPがキラキラ輝いているし
覆面書店の一言タグめちゃくちゃ人気だし
なんとかるーこぼんでもPOPを付けられる方法はないかと模索していた最中、
「ゆるキャン△」のこのシーン、
なでしこちゃんが部室の壁にキャンプの写真を貼りはじめ
それを見たあおいちゃんが放った
「端からびっっっっちり敷き詰める気や……」というセリフで閃めいてしまったのです。

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看板作ろうと思って買っていた大きなボードにハガキサイズのPOPを作ってびっっっっちり貼る!
んで自立するように脚を付ける(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑
(なんで看板に貼っていくというシンプルなこと思いつかなかったんでしょうね(´<_` ))

安っぽくならない、読みやすい、そして統一感を出して品よく。
やっと具体的なイメージができてきたので着手していきます。

敬本愛人

そして最後はこれ。というかこれにつきます。
本を通してお客さまをよく知ること。真剣に向き合うこと。なにより、お客さまとのふれあいを楽しむこと。

愛想よく接客すればいいというだけではないんですよね。
これはやはり読書を通して自分の人間性を磨いていかなければと思います。

このあたりに関してはやっぱり「読書のすすめ」さんでしょう!
懲りずにお世話になります(笑)

本屋さんになってよかたったな、と思わせてくださるのはいつだってお客さま。そんなお客さまでいっぱいになるような本屋を目指します。

まとめ

いや、これまとめになっているのか……(笑)
疑問は残りますが、私がやれることはまだまだたくさんありますし、改善が必要なところもあります。これからも出てくるでしょう。

昭和の人間なのでやはりこれだけは。
「コツコツ努力すること」
1日1アクションずつでもいいからやってみて、いい本屋にしていきます!

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