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罪なミルク

昨夜午前2時頃のこと。
とにかく寒くて寒くて目が覚めた。歯がカチカチなるほど寒い。
これは風邪ひいたかなと思い、風邪薬と、ちょっと胃もたれ気味だったので消化剤を飲んで再び布団に入った。それでも震えは止まらす、何かおかしいと思った瞬間、酸っぱいものが込み上げてきた。
突然のことで、トイレに入るやいなや嘔吐してしまった。ここから、長い夜が始まる。
布団に戻る→吐き気→トイレ→布団に戻る→吐き気→トイレ……
延々とこれが繰り返された。
私は確信した。

これ、風邪じゃない、ノロだ!

前日食べた生牡蠣でノロウィルスに感染したのに違いない。
実は私、牡蠣にあたるのはこれで4回目。
なのでどうすればいいかはわかっている。
まずはかかりつけのクリニックに行って吐き気止めをもらう。その後は水分を取りつつ、暴れるウィルスが身体から排出されるのを待つしかない。
明け方、朦朧とする頭でクリニックのwebサイトを開き予約を取る。人気のクリニックだけど、運良くひとつだけ枠が空いていた。発熱しているということで、問診票が長いこと長いこと。
熱も吐き気も収まらないまま、お昼少し前にクリニックへ。日曜日でよかった。亭主にもたれかかりながら、パジャマの上にロングコート羽織って、なんとかクリニックに到着。
実は過去3回のノロはここで診てもらっている。
「一度あたると、抗体が出来る人が多いんだけどね。あなたは抗体出来ない体質なんだね」
と、先生。
吐き気止めもらって、スポーツドリンクを買って帰る。
薬が効いたようで、吐き気は収まったけれど、熱は下がらず39℃まであと少し。解熱剤は吐き気止めが効かなくなるかもなので、飲まない方がよいのだけれど、我慢できず飲んでしまった。
一眠りしたら熱も下がったので、お粥を食べ、あとは昨夜の分を取り戻すべく、爆睡。半日以上眠り続け、今朝、少し腹痛と軽い脱水症状とが残るくらいで、ほぼ復活。

もう二度と牡蠣は食べない! と、ノロになるたび言っているんだけれど、ほとぼりが覚めると食べたくなる。
海のミルクは罪な味だ。

しかしどうせ当たるなら、宝くじが当たってくれないもんかね。

※写真はイメージです

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