ハマる

母は昔から私に、「あんたは人が『良い』って言ったものしか好きになんないね」と苦笑いを浮かべて言ってきます。確かに。その通りです。例えば、コウイチTVは友達に勧められて見始めたし、Mr.ChildrenやDREAMS COME TRUEだって、今でこそガチ勢ですが、好きになったきっかけは、やはり親が聴いてたからというのが正直なところ大きいです。

でも私は、これは全然悪いことじゃないと思うんですよね。入り口がどんなものであろうと、「好きだ」って思ったのは他でもない自分自身なのですから。まずは人の言葉を鵜呑みにしてでも、自分の可能性を広げるべきだと思います。そこから、自分は具体的に何を好きになったのか、ということを考えて、まとめて、段々とそれを積み上げて自分の世界を構築していけばいいのです。

それに、ほとんどの人は「これ良いよ」って誰かに言う時に(何としてでも布教してやる)って心の奥底で考えているはずです。私も世にいうヲタクですから、その思いは幾度となく経験してきました。それゆえに、(私がここでこの人の思いに応えてあげなかったら、私の思いにも応えてもらえなくなるんじゃないか…?)と考えるようになってしまい、最近はますます鵜呑みが酷くなっています。そのおかげで色んなものにハマれて毎日幸せなので何もマイナスではないのですが。

とまあここまで書いている間に自分なりに色々考えてみたのですが、冒頭の母の言葉には、恐らく「人の言うことを機械的に受け取るんじゃないよ」という思いが込められているのではないかという風に思いました。確かに、相手の思いに応えてあげることもとても大事なことですが、そればかりでは、部屋も心もとっちらかっていくだけですよね。まあ、つまり取捨選択は大事ってことです。

なんか全然まとまってなくて申し訳ないですが、最後まで読んでもらえたら嬉しいです。ありがとうございました。



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