旅記 三日目。

三日目が始まりました。
今日で帰国する予定です。帰りは混み合う四時の便。
朝から前日のことを綴り、今日は出かけます。
お友達と出かけるので。
そのために予約しておいたブティックに行くのです!
”優雅”で”美”の街にいるのだから、一度は行かないと後悔する…
という訳で行ってまいります

三日目。私の旅

ブティックに行ってきました

意を決して突入。
誰しも一度は聞いたことがある有名店"First Priority"。
入口から優雅さが溢れ出てます。
頑張れ私と応援しながら入りました
いらっしゃいませと声をかけられれば、ぺこりと頭を下げることしかできません。もう帰りたくなってきてました。

お手軽に着れるワンピースに近いものを見てみたいんですけど、とお願いしたところ、少々お待ちくださいと言われたので待ちました。
場違い感が半端ないです。
お客さんは複数いるのですが、皆さま蘭の服装がお似合いで素晴らしかったです。色気…優雅さが溢れ出てます。
私は金欠で、何とか体面を保っているのにこの差は何なのでしょうか。

お待たせしましたと持ってきていただいたのは、ワンピース…ではなくもうほとんどドレスです。
ドレス…?となりながら、とりあえず着てみました。
似合わないのではないだろうか。何処からどう見ても、馬子にも衣装だろ。
そう思いました。
一応店員さんにみてもらうと、ここをこうして…と直していただきました。そうすると、まあマシになった…のでしょうか。
それと合わせるなら、こっちがいいかとと色々アクセサリーを持ってきていただき、合わせました。
 ここで、問題が発生していました。実は、着ているワンピースは肩から胸元にかけて布が無かったんですね。これが普通なのかと思っていました。
しかし、これを着て外に出るとなると少し恥ずかしくなってきました。気温的な問題ではなく、普段からあまり肌を出さない服を着ていたからだと思います。
そこで何とか、羽織を準備していただきました。その生地が高級感あふれるさらさらとしたもので、高いとはこういうことなのだろうと思いました。

最後にハイヒールを履かせていただいて完成です。
お値段が高いとはやはり素晴らしい。自分がマシに見えます。
そしてレジに行き会計をしに逝きました。血反吐を吐きそうになりましたね。財布が軽いです。
イメージは毎度のごとく、画伯私のイラストでお送りします。



例に及ばずイラストのみ

この格好で蘭の地では浮かなくなったはず。
これで、遊びに出かけます
めいっぱい楽しむ予定です

友達と遊びに行きました

いざ尋常に勝負!
土地勘のない私のために集合は例の噴水の場所にしていただきました。
ソワソワとしながら、時計で時間を確認します。
時差があるので、正直言って時計なんてお飾りに過ぎないのですが、癖とは恐ろしい。
第三者からは、いかにも待ち合わせのように見えたはずです
顔を上げていると目移りして異国出身が丸出しなので俯いて、何でもないように振舞ってました。

おーいと声をかけられ、顔を上げると例の方 シナイスカーさんでした。
中々珍しいお名前だと思うのですが、蘭では在り来たりなのだそうです。凄いですね
アルバイトの時はパン屋の制服を着ていらっしゃったのですが、今はスカートにシャツという派手さ控えめで蘭らしい装飾が映えていました。
お似合いですと褒めると、褒め慣れてないと図星を突かれました。

行きたいところは特に思いつかなかったので、シッカーちゃんに案内してもらいました。因みに、シナイスカーの愛称はシッカーというだそうなので、輪t氏も呼ばせていただきました。

シッカーちゃんに案内されたのは、記念公園でした。
色々な花が咲き誇っていて、無料で蜜が吸えるというサービスがありましたので楽しんできました。案外イケると思います。
ステーキ味とかいう謎味がありました。普通にステーキを食べたらダメなのかという疑問がわいてきましたが、まあそんなものだということでスルーしておきました。
今思えば、味見しておけばよかったです。
花の蜜で作った飴なんてものもあったので、気になる方はどうぞ。
 ベンチで休憩をしていると、異国人だと地元の子供に絡まれて遊びました。エネルギーの塊である子供になんて負けてられず、私もしゃぎまわりました。
腕をしっかりつかんで振り回してやったり、肩車をして猛ダッシュしました。(危険なので真似はお勧めしません)
散々遊ぶと子供はどこかに走って帰ってくれました。シッカーちゃんは子供の相手はせず、悠々と荷物の見張り番をしてくれていました。
…ありがたいけどなんだかな…とモヤモヤしてます。現在進行形でも。

後から教えていただいたのですが、あの子供たちは近所で活躍中の悪ガキだそうです。
旅行客のカバンに葉をたんまり乗っけてみたり、蜜が出続ける花をプレゼントしたりしていたらしいです。ありがたいけど、地味な嫌がらせでした。


友達とバーに行ってきました

反省しないとはこの事です。
一日目で痛い目を見たにもかかわらず、飲みました
たんまりと。
一日目とは違いますから、大丈夫でしょうと思っていたのですが、やらかしました
どうしてあんなに美味しいのでしょうか…
一杯だけと思っていても、もう一杯もう一杯と…結果はもう見えてますね


ヘロヘロになりました。


目が覚めたら、空港でしたね。
申し訳ないです。
酔っぱらって寝た私をワッセワッセと空港まで運んで、シッカーちゃんは起きるまで待ってくれていました。神か…?
起きたら、速攻で謝りました。
本当に頭が上がりません。
下がるしかないです。


そして空港から、予定どおりの便にのってかえりましたとさ。
これで二泊三日の度はおしまいです。
楽しかったです。
おしまいおしまい…



かえってから

帰ってすぐは、渡すお土産の整理に追われました。勤め先やら、親戚やら、友人やら。
ありとあらゆるところに買ってきたものですから、メモ帳を片手に整理しました。

整理が終わったら、渡せるところは渡しに行きました。両手に何やらで歩くのが辛かったです。
すれ違う人にチラチラ見られてました。ついでに自慢を忘れずしておきました。


そして、今まで何をしていたか…
気になりますか?……気になりませんか?
どっちでもいいのですが、なんとなんとなんと残業とノルマに追われておりました。
お勤め先で何やら、トラブルがあったらしく私はその解決に派遣されて、あっちこっちに行きましたね。
それで何故か蘭にもう一度行く羽目になりました。帰ってきたばっかりだが…?と思いながら、料理を味わうため地獄に行ってきました
無事に逝きましたとも。
死ぬかと思いました。

今度はもうちょっとゆっくり出来るところにしたいです。

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