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解説:ナイアンティック計画研究員のライブ配信 #Ingress

概要

Niantic, Inc.の位置情報ゲーム「Ingress」の公式YouTubeで、2019年8月14日のデヴラ・ボグダノヴィッチのライブ配信を皮切りに、2020年1月16日のエゼキエル・カルビンのライブ配信まで全部で9回のライブ配信が行われた。

ここでは、いくつかのライブ配信中の質疑応答などについて関連資料を用いて解説をする。

なお、現在のIngressのストーリーラインの世界構造はパラレルワールドのように構成されていて、Ingressファンサイト「LYCAEUM WRAP-UP」の以下の解説記事が詳しい。

エノク・ダルビーとキャリー・キャンベル編

ライブ配信の日本語訳はIngressファンサイト「PROJECT LYCAEUM」の以下の記事を参照。

エノク:よし、ムスタファ・サイードからだな。「エノクへの質問は次のとおりです。1218世界の貴方はエックスエムに触発されてオーディオトラックを公表していましたが、貴方自身も公表していく予定はあるでしょうか。是非とも貴方の作品を拝聴したいものです!」
エノク:公表の予定はないな。どうしてかカルビンは楽器類を確保しておこうとは考えていなかったんだ。だから、今すぐにスポティファイやバンドキャンプを始めることはできない。ただ、シャポーがギターをどこかに置き忘れていったかもしれないね。それもなければ、鍋とフライパンを手に入れるしかないか。
出典:PROJECT LYCAEUM(2019年10月25日)『キャリー・エノクとの交信(映像)』https://ingress.lycaeum.net/2019/10/20191025-0236.html, 2020年2月9日参照。

オーディオトラックの公表というのはエノク・ダルビー名義のSoundCloudアカウントの事を指している。

直近の投稿は楽曲ではなく音声資料だが、プレイリスト「ep」に収録された曲とそれに関連するステムは1218世界のエノク・ダルビーが公表したものである。なお、全ての楽曲はIngress Primeでのサウンドには採用されておらず、無関係である(2020年2月21日現在、Ingress Prime ver.2.40.1)。

また、エノク・ダルビーの楽曲についてはLYCAEUM WRAP-UPの以下の記事が詳しい。

オリバー・リントン=ウルフとユーリ・ナガッサ編

ライブ配信の日本語訳はPROJECT LYCAEUMの以下の記事を参照。

オリバー:いいだろう。次の質問を見ていこうか。NabunaOS という人物から質問が来てるね。「オリバー、あなたはパワーキューブの事故で何を学んだのでしょうか」
オリバー:何か知ってるのかい?質問してくれて嬉しいよ。パワーキューブの暴発で私は責任を取ることになったね。NIAがスケープゴートを必要としたからさ、わかるだろ?私は嫌疑をかけやすい人物だったってことさ。エックスエム研究の歴史で生み出された最も重要な成果であるイングレス・スキャナーを発明しているのだから、感謝はせずとも幾許かの協力関係はあったと君たちは考えるだろうね。
出典:PROJECT LYCAEUM(2019年12月4日)『ユーリ・オリバーとの交信(映像)』https://ingress.lycaeum.net/2019/12/20191204-0334.html, 2020年2月21日参照。

パワーキューブの事故パワーキューブの暴発というのはスイスのCERNで発生した「啓示の夜」というパワーキューブの暴走によるXMの大量漏出事件の事を指している。以下の動画が詳しい。

動画の日本語訳はPROJECT LYCAEUMの以下の記事を参照。

オリバー:次の質問をみてみよう、AstralDreamer1からだ。「あなたのテクトゥルフに何が起きたのでしょうか。」私のシミュラクラが自らを破壊する直前に構築したテクトゥルフのことを言ってるのだろうね。残念ながら、あの端末はネメシスの手に落ち、危険極まる技術となったようだ。
ユーリ:おそらくは、その力を得たことでネメシスはポータルネットワークをシャードとなって移動できたのね。
オリバー:もしかして私のことを非難してるのかい?そうなら申し訳ないな、私なりに謝罪するよ。いずれにしても、テクトゥルフに関する私の役割を考え改めたね。
出典:PROJECT LYCAEUM(2019年12月4日)『ユーリ・オリバーとの交信(映像)』https://ingress.lycaeum.net/2019/12/20191204-0334.html, 2020年2月21日参照。

オリバーのテクトゥルフ、あるいはオリバーのシミュラクラが自らを破壊する直前に構築したテクトゥルフというのは、ネメシスの襲撃直前にシミュラクラだったオリバー自身がテクトゥルフを起動して自らを消滅させたという以下の動画の通り。

動画の日本語訳はPROJECT LYCAEUMの以下の記事を参照。

ネメシスがポータルネットワークをシャードとなって移動できたというのは、2019年9月18日から10月1日にかけて全世界を舞台に行われたイベント「アヴニール・シャード」が関係する。

エゼキエル・カルビン編

ライブ配信の日本語訳はPROJECT LYCAEUMの以下の記事を参照。

"こんな質問があるな。「やあ、カルビン!ネメシスがナイアンティック研究員であるかもしれないことをどのようにお考えでしょうか」難しい質問だな。いいかい、ここで私とともに囚われている研究員の誰かがネメシスの構成員ではないかと考える機会を与えてくれたことは嬉しいね。有り得ないと断言することもできるが、そうはしないよ。だが、ヘルベチカの素顔があまりにシューベルトと同じであったし、ミリアドはクレーゼとそっくりであったから、諸君がそのように考えることも理解できる。だが、僅かばかりの差異はあるのだ。ネメシスの構成員に対する高調波共鳴による検証では我々のものと僅かな差異を見ることができているのだよ。我々のマグナスに裏切り者はいないと信じるに足る結果だ。確かにネメシスは我々であるかのようにも見えるだろうが、うわべで判断してはならないな。"
出典:PROJECT LYCAEUM(2020年1月16日)『カルビンとの交信(映像)』https://ingress.lycaeum.net/2020/01/20200116-0341.html

ネメシスのメンバーの素顔がオシリス世界のナイアンティック計画研究員にそっくりというのは、以下の3つの動画が関連している。

ヘルベチカ:マーティン・シューベルト

ミリアド:ビクトリア・クレーゼ

アヴニール:ローランド・ジャービス

なお、上の3つの動画の概要欄にはそれぞれ画像へのURLが添えられていて、「ヘルベチカの素顔」と「アヴニールの素顔」に付随する画像には関連性がある事が判明している。

画像1

画像2

なお、上の2つの画像の場所は双眼鏡の形をした建物が画像内にある事から、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスにある"Giant Binoculars"(クレス・オルデンバーグ、コーシャ・ヴァン・ブリュッゲン作、1991年)というパブリックアートが建つ場所の付近というのが判明している。

画像3

「ミリアドの素顔」の動画に付随する上の画像はベルリン大聖堂ベルリンテレビ塔が見える以下の地点付近という事が判明している。

「高調波共鳴」というのはエノク・ダルビーによる研究成果の事を指している。ネメシスのメンバーと、閉鎖空間「アノマラス・バブル」に隔離されたナイアンティック計画研究員の波長には差があったため、同一人物ではない、というのがカルビンの話である。

なお、以下の動画とテッセレーションボード上のテッセラの情報から、ネメシスのメンバーは別次元の世界からやってきたという事が判明している。

また、「ミリアドの素顔」というテッセラの情報から、ネメシスのメンバーの素顔はオシリス世界(オシリス・ノード)のナイアンティック計画研究員に似た、ネメシス世界(ネメシス・ノード)のナイアンティック計画研究員という事が分かっている。

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