【阪神JF】最終結論

【印】予想
◎14.サフィラ
〇3.キャットファイト
△6.ステレンボッシュ

【見解】
本命、◎14.サフィラ。重要視したのは、ローテと順調度。未勝利後は、関西馬ながらチェルヴィニアとぶつけた王道アルテミスSローテ。このアルテミスSは、道中12秒台が3回続く息の入る流れでラスト3F11.4ー11.2ー11.0のタイム1:33.6。後半の速さで全体時計を引き上げたハイレベル戦で、追い出し遅れたチェルヴィニアはあの地点で突き抜けているから文句無しに強い。その1馬身後ろにサフィラだったが、センスよく外枠から流れに乗り、突き放されながらも勝ち馬とは上がり0.1秒まで凌いだのは評価すべきだし、チェルヴィニアをブロックするまでの余力、スピード値は足りなかったものの、東京適性や現時点でのスピード適性を考慮すると悲観する内容ではないと判断。
そして、未勝利戦の勝ち方がインパクト大で、坂手前のラスト2F目辺りで即反応して坂越えてからも脚色鈍らない3馬身差快勝。2着馬も次勝ち上がりで決して低レベル戦ではない中での勝ち方。血統的にも東京より急坂の阪神向きで、東京→阪神替わりはプラス。チェルヴィニアには完敗だったが、今回のメンツなら。

対抗、〇3.キャットファイト。
前走、開幕週&直線追い風でラストは速い上がりが出る環境の中、上がり33.7のタイム1:33.1。この週は、京成杯AHの行われる週であり、当然タイム差の落ち度はあるのだが、ザックリ計算してもこの馬が叩き出したタイムは、例年より0.6秒程度速い計算になった。それを最後急坂関係なしに楽な手応えで突き抜け最後流しているぐらい一気に中山でパフォーマンスを上げた。たまにいる中山巧者の可能性もあるが、2戦目の新潟ではしっかり勝ち上がりできているし、ハイレベルの新馬は、スタート出遅れかつ道中折り合いを欠きラストの上がり33.7の6着。血統的にも馬のタイプ的にも東京のように速い上がりを求められる急加速レースへの適性はあまりなく、本馬の上がり限界値が過去3走から33秒台後半ぐらい。となると、するレースへの向き合い方はロスなく立ち回りTBに合った乗り方。それが出来そうな近2走のスタートの出やテンの入り、1.2.4.5番の馬がスタート遅くテンの入りが遅いため、内ラチをスンナリ取れる展開的な恩恵は受けられるはず。折り合いに苦労した新馬から道中ペースが速くなるにつれて折り合い難が解消されてきているため、道中ある程度流れる本レースへの適性はあるし、前走の勝ちはフロックでないことを証明できる下地は十分。

3番手、△6.ステレンボッシュ。
前走、ナミュールレベルの赤松賞の走りを最大に評価。地味に見えるレースだったが、前走のタイム1:33.9秒以内×後半4F46.0秒以内をマークできた赤松賞馬は歴代ナミュールとこの馬のみ。そもそも、1:33.9秒以内をマークできた馬がナミュールとステレンボッシュしかいないのだが、これに後半も速く走れているのが好感で、前半59.9秒とミドルペースをラスト2Fで11.1ー11.3と引き上げているから、1~4着馬殆ど同上がりで派手さはないものの…しっかり裏の取れた赤松賞の内容。レースが上手く、6番枠スタート◎。上2頭とは、中2週ローテによる順調度に不安があるため評価を落としたが、総合力があり、どんな展開でも伸びてくる3走の内容から高い評価を与えた3番手評価とさせていただきます。

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