【毎日王冠】予想

【印】予想
◎シュネルマイスター
〇ジャスティンカフェ

【見解】
この毎日王冠の狙い方は、一つ。マイラー質の高い馬かつ1800m以上の距離で強い馬。この10月初週に施行される毎日王冠は、天皇賞・秋のステップレースとして有名だが、そのレース間の短さによって天皇賞・秋に向かう馬は少なくなってきているのが現実。また、この時期は、マイルCSを狙う馬にとって、適したマイルのレースがほぼなく、期間の丁度よさによってマイラーが集結するのが本レースの大きな特徴。それ故に、開幕週の走りやすさも起因して、道中ラップが緩むことなく、ズラっと11秒台を並べるレース質で、それに対応出来る追走力を兼ね揃えたマイラーや1800m巧者は、積極的に狙うべき。

今回のメンバーを見渡して、"マイラーかつ1800mも対応出来る馬" に該当しているのは、シュネルマイスター、ジャスティンカフェ、エルトンバローズの3頭。エルトンバローズは、今回クリアする壁は大きく…実績と経験少ない左回り、未だに11秒台を並べられたレースで勝利がない点、斤量の恩恵はあるものの、過去に3歳で勝利したシュネルマイスターやダノンキングリーはGIで好走実績を持ちながらの好走であった点もエルトンバローズにはその点もない。成長力のある3歳で一気に上昇して前目で恩恵を受けた粘り込み3着とかなら想定できるが、別定のスーパーGIIでいきなり好走は期待しにくい。

となると、残ったシュネルマイスターとジャスティンカフェがそのまま◎〇本命対抗評価になる。素直に、この2頭は能力上位でもあり、◎シュネルマイスターは、昨年のこの時期から低迷期が続いたが、近2走は間違いなく良化を確認できた内容と走り方。この馬の強さは、言うまでもなく、東京はクラス関係なく未だに【2ー1ー3ー0】と広い直線でフルパフォーマンスを発揮できるのは強みだし、何より格が違う。元々エンジンのかかりが遅いのは有名な話。ただ、今ではマイルの距離は短い可能性があり、どうしても終いを活かす馬だけに、テン2F目以降〜ラスト3F目までの区間が600mである1600m戦と800mある1800mとでは全く違う話だし、今の本馬は道中距離区間が長い方が良く、区間800mある1800m戦の東京は、非常に期待が持てる。あとは、内枠に入ったことでエンジンのかかりをどうスピードupさせるかがルメールの手腕。2年前のように、1番枠だったが…1800mだったから最後ダノンキングリーを差せた訳で、終いを活かすためには1800mの追走ペースと外へ上手い進路取りを期待して本命評価とさせていただく。

対抗、〇ジャスティンカフェ。この馬は、何度も言っているが…本当に真面目な馬が故に、追い出すと一瞬でトップスピードに達してしまうのが強みであり弱み。本質1600mの馬で、シュネルマイスターのようないかに前半我慢してラストに構える競馬が合っており、1800mだとラストの脚が持続しないという弱みを見せてきた。それをハッキリ表したのが、昨年の毎日王冠であり、1着サリオス2着ジャスティンカフェとの上がりは同33.8。だが、脚の使い方は全く異なり、ジャスティンカフェは、直線向いた早々にフルスピード化してラスト失速みたいな負け方。そこを懸念してエプソムCの走りを見たが、鞍上がこの馬の弱みを打ち消すような最後の最後まで我慢して勝負所でスピードupさせる理想的な勝ち方をしてきた。これができれば、1800mも勝てる力はあるし、盛大に詰まった昨年のマイルCSの直線の手応えから、GIレベルの今回でも能力は最上位と評価。

最後に、印は打たなかったソングライン。VM→安田記念連勝、安田記念連覇、これだけでもこの馬の破壊力は見て取れるが…初の1800m、海外前、59キロ換算の57キロは、ハッキリかなりハードル高いと感じる。勿論、普通に絶対能力があるので好走できる可能性は高いものの、この3強体制に印3つは打ちたくないし、予想のレースポイントも合致していない、ウオッカですら57キロで2度負けたぐらい…これで勝つことができれば、想像超えた馬になりそう。勝ったら予想は完敗という形で、今回印は打たず、◎シュネルマイスター、〇ジャスティンカフェで勝負させていただきます。
 

いつも予想を見ていただき、本当にありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?