【有馬記念】最終結論

おはようございます。
有馬記念の最終結論を述べていきます。
今年は、赤オッズが7頭と超大混戦で難解のレースですが、負けても悔いなしの3頭に印を打ちました。

個人的に有馬記念の成績は、2020年◎クロノジェネシス△サラキア、2021年◎クロノジェネシス○エフフォーリア、2022年◉イクイノックス○ジェラルディーナと相性の良いレースなので、週中にポストした考察を中心に3頭◎○△と勝負します。

宜しくお願いします。


【印】予想
◎13.タスティエーラ
○10.ジャスティンパレス
△5.ドウデュース

【見解】
有馬記念、本命◎タスティエーラ。週中にポストした通り、今年の中山馬場は非常に良く、冬らしいタフさが例年より感じられない。また、タイムも速いので、如何にロスなく立ち回れるか、コーナリング性能が高いか、という点が例年以上に求められる。
そういった意味で、過去走、実績、ローテ、中間の充実度、諸々加味した中での本命が、この◎タスティエーラ。
まず評価している点が、菊花賞の走り。このタスティエーラの走破タイム3:03.7は菊花賞の中でも速い部類に入り、ソールオリエンスとは上がり3F0.3秒をつけた内容が、現時点でのソールオリエンスとのレースセンスの差であったり、タフネスさを表していると推測している。確かに、ソールオリエンスは外を回らされた影響はあるものの、大きく振られたのは4角部分であって、タスティエーラもその隣で外は回っていた。直線部分だけで一気に突き放し、いつも通りの耳ピンと立て遊びながら2着のゴール。この耳ピンと立てる仕草は、タスティエーラの真骨頂であり、新馬や皐月賞、弥生賞など前に馬がいないと集中力を欠く癖があり、本気で走っていないのを映像から確認できるぐらい。言い方を変えれば、まだ余力が残っている、本気を出していない、レースレベル上昇でも対応できる可能性を秘めているということでもあり、今回タイトルホルダーが逃げ宣言しているバテない馬が前にいるというのは絶好な展開になるのではないかと推測。
そして、菊花賞好走→有馬記念好走という近年のトレンドからも、推せる材料があり、特に上がり2位以内で連対した馬が有馬記念では滅法強さを発揮する。これは、有馬記念のラスト1Fでガクッとスピードが落ちる対応力と3000m超えでの末脚の絶対値が3歳馬により求められるということであろう。
そして、共同通信杯の負けがこの馬の特徴を大きく表しており、本質的にビュンと一気に加速するより外から徐々にスピードupさせていく脚の使い方の方が味が出る本馬だけに、新馬でムーアが番手を取った乗り方とは裏腹に抑えて加速力勝負に持ち込んだのが大きな敗因。それが原因なのか、それ以降のレースでは好位のベストポジションをとることに意識があり、それに応えてきたレースセンスの高さと持続力はこの有馬記念でも大きなチャンスになるはず。

最後に、この中間のド迫力な動き。以前は、体質が弱かったり、頓挫があったりと、順調に来れたレースが1回もなかった馬が、この秋からカイバ食いが良くなり、体質も強化されてきた。また、追い切りの内容が凄まじく、この馬には過去になかった3F35秒台3連発は、充実度を更に強調させ、堀先生の本気の仕上げが唸っている。ムーアマジックかと思わせるほど、今回陣営の期待度が高いのが分かるし、馬体の成長、特に後ろの臀部付近の輪郭、筋肉量がupして胴にも力強さが出てきた、馬が間違いなく確変している。
もう少し内目の枠が欲しかったが、外枠でどのように乗るかムーアマジックに期待するしかないし、低レベルと説されている3歳馬の真の意地を見せてもらいたい。展開、適性、充実度、状態、バッチリ。あとは運に任せて今年の有馬記念、本命は、この◎タスティエーラで勝負します。

対抗、○ジャスティンパレス
この馬も秋になって格段に成長してきた。過去にポストしたが、天皇賞・秋でのこの馬は、こんなに推進力があったのかと思わせるほど、馬が大きく見せており、全体的に重厚感が増した。更に、腰、トモ周りの発達が凄く、波打つ滑らかな歩様…この4ヶ月でかなり成長していた。ポジションは、後方で結果的に運が良かったという見方もできるが、タイム1:55.6×上がり3F33.7を走破できた価値は大きい。ましてや、ステイヤーって言われていたほどだし、上がり3Fも33秒台記録ゼロ。遡れば、阪神大賞典での後半5Fは、57.9。芝3000m以上で後半5F57秒台を記録した馬は、ディープインパクト、ナリタブライアン、ナリタトップロード、マンハッタンカフェ、ジャスティンパレスの5頭のみ。まさか、この名馬の中に隠れたジャスティンパレスの名があり、その底力が試された天皇賞・秋の走りというのは、色々考えさせられた。昨年は、マーカンドの積極的な騎乗と遠征のトラブル、単純な力負けと判断しているが、今の充実度合いなら評価は上げたい。
この馬は、大きなストライドで走るが故に、コーナー部分の加速が少ない直線長い外回りコースの方が良いタイプであることが今回のコーナー複数回をどう対応していくかがカギとなる。ただ、枠が理想的な真ん中で内で余計にストライドを小さく走らされるよりかはマシだし、外すぎて膨れる可能性も減り、自在性が生まれる真ん中は理想的。タスティエーラ同様に、長丁場での上がり実績は評価したく、阪神大賞典、天皇賞・春は器用に立ち回って上がり最速。有馬記念と相関関係の強い宝塚記念は直線ムチが使えずとも3着に来ているし、適性の異なる天皇賞・秋での高速タイムへの対応力らは、有馬記念に必要な総合力を蓄えいる証拠。これもタスティエーラと限りなく本命に近い対抗評価とさせていただきます。

3番手、△ドウデュース。はっきり言って、2500mの距離の壁はこの馬にとって大きいが、それを超える能力の高さとコーナリング性能と展開を評価して3番手。
何と言ってもあの京都記念のコーナリングは抜群で、12.2ー11.6ー11.3と前が加速している中で外からぶん回して来れるぐらい能力が高く、抜群の器用さ。東京で一気の加速力勝負になるよりかは、複数回コーナーを立ち回った方が今のドウデュースには味が出そうな近走の走り。前走のジャパンCは、多少引っかかっていたものの、直線の上がり3Fはリバティアイランド、スターズオンアースよりも上だし、上がり3位の馬との道中通過順の差からもこの上がり2位の価値は高く、やはり力があるなと感じた一戦。また、本質的に距離が長いと評されていたが、それを感じさせないラスト100mの伸びというのは、リバティアイランドらよりも手応えあったし、それがコーナー複数回に条件替わる+内目の枠を取れたので3番手に評価を上げた次第。叩き3戦目でダービーを制したようにこの中間も更に無駄肉が取れて、横に幅が出てきた。中間も友道流仕上げで武豊Jとレースに挑めるのはプラスでしかない。好きな馬であると同時に予想の中でもこの馬を評価したい点がある。最高な結果をこのドウデュースには見せてもらいたいし、グランプリにふさわしい武豊Jと共にまた最高の晴れ姿を見たいです。


以上が、有馬記念の最終結論です。
他にも狙いたい馬がいましたが、ここは腹を決めて、総合的に判断を下したこの3頭で大勝負したいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
そして、最高な結果になるように👍

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?