【桜花賞】予想



【レース分析】

京都競馬場の改修に伴い、21年以降、桜花賞の週にBコース替わりに。そこで強調されたのがインの内枠先行馬の好走。それが顕著に目立つようになり、実際に馬券内9頭中7頭が4角6番手以内か1~3枠の内を通れた馬が強かった。外から差してきた馬は、18番枠のサトノレイナスと8番枠のスターズオンアースのみ。基本バイアス強め重視で、強い馬なら来れるというのが近年の桜花賞の特徴。しかし、今年からBコース2週目突入且つ先週の雨の影響がどこまで残っているのかなど、この1週間の差は大きいと見ている。なので、予想の入りとしては、馬場フラットの末脚が活きる展開の中で堅実に脚を繰り出せる馬を狙いたい。

また、毎年の課題である追走力問題。牡馬は最初からクラシックを目指す馬とマイルを目指す馬の2極化でレースを選べるのに対して、牝馬は基軸がマイル(桜花賞)へ向けたレース番組が多く、適性が定まらない中で桜花賞に参戦してくる馬が多いのも事実。特に、スプリント適性の強い馬や1400m実績馬が多く参戦することで、序盤のペースは自然と速くなり、その追走ペースのままラスト堅実な末脚が繰り出せるのか?といった問題は、過去の経験値が重要で、逆にSペース経験しかない馬がいきなり勝ち切るのは、今後もGIで頻繁に顔を出せる馬という認識にもなる。 Hペース慣れしている馬を実績から見抜くのは簡単だが、まだ隠している能力の高さを過去のレースから見抜く必要があるのもクラシックならではの面白さと難しさ。

今年の枠順は、クイーンズウォーク内枠2番、中山実績組が3枠、チューリップ賞好走組が真ん中から内目、阪神JF1~3着馬のアスコリピチェーノ、ステレンボッシュ、コラソンビートが中枠、大外チェルヴィニアといった感じで、上手く分散したように感じる。

以下↓考察では、有力馬診断で能力比較と過去走、トライアルレースのレベルを分析し洗い出します。そこから枠順の並び、馬場、適性面など総合的な判断で最終結論を出していきます。宜しくお願いします。

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