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【バリ島旅行記⑥】内容盛沢山!地域密着型のサイクリングツアー(Part 2)※注:蜘蛛の画像あります

では、早速前回の続きから始めたいと思います!

が、その前に。今回は「大きな蜘蛛(クモ)の画像」が出てきますので、苦手な方はご注意下さい。目次に記載しておきましたので、見たくない方はすっ飛ばしちゃって下さいね!

前回の記事はこちら
↓↓↓


オリエンテーション

サイクリングを始める前に、ガイドさんから『自転車の使い方』や『サイクリング時の注意事項』について説明がありました。具体的に言うと、道路上ではガイドさんがツアーリーダーとして先頭を走るので、彼を追い越さないこと。また、彼の指示にはきちんと従うこと。そして、運転しながらの写真撮影は危険なため、カメラを取り出して撮影したい時はガイドさんに声をかけたうえで停止すること、などですね。

加えて、サイクリングする上での基本的なハンドサインのレクチャーもありました。難しい内容は一切なく、普段オーストラリアで使っているサインと大差ありませんでしたが、一つだけ、「スピードを落として」と言う意味で片腕をクネクネさせるのは新しかったですね。ただ、それがバリ島で一般的に使われているハンドサインなのか、このツアー内だけのものなのかは定かではないので、ご参考まで。

サイクリング開始

簡単なレクチャーを終え、やっと出発です!ガイドさんの後に続き、メインロードを下っていきます。最初はゆっくり目に走っていましたが、ウブドの道路に慣れるのに大して時間はかかりませんでした。ガイドさんも最初は私たちの様子を気にしながら走行していましたが、10分も経つと、大丈夫だと思ったのか、普通に走り始めていましたね。

スタート地点から2kmほど走ったところで小路に入ると、住宅地(?)が現れました。大通りから外れると車通りも少なくなるので、放し飼いの犬やニワトリ達に出会うことも多々あります。そういう意味で、スピードの出し過ぎには注意が必要でした。

小路では、道端や庭先で仕事をしている人達ともよくすれ違いました。本当にフレンドリーな方が多く、皆さん笑顔で「ハロー!」と挨拶して下さって、とても気持ちが良かったです!

民家が並ぶ小路
大通りから外れると、一気にローカル感が増します!
わんちゃん第1号
放し飼いの子でしょうか?余裕の表情で道を横切っておられます。
わんちゃん第2号
バリ島にいる犬はすごく痩せているイメージがありましたが、
今回旅行中に見かけた犬たちは、毛並みの良い子が多く、比較的健康そうに見えました。
何かが変わったのか、見かけた子たちがたまたま野良ではなく放し飼いの子たちだったのか?
放し飼いのニワトリ(右上に4羽います)
写真右上に4羽いるのですが、わかりますかね?
バリ島は放し飼いのニワトリも多いです。至る所で「コケコッコー」が聞こえます(笑)
塀の奥から顔出すお父さん!
ガイドさんが挨拶されてますね。
私も「ハロー!」と声をかけたら、笑顔で優しく返して下さいました(嬉)
こういうのがね、楽しいんですよ!

驚愕の蜘蛛の巣地帯!(注:蜘蛛の画像あり)

大通りに戻り少し走ると、突如、何も無いところでガイドさんから「停まれ」の指示がありました。バイクを道端に停め、ガイドさんに視線を向けると、何やら上を見ています。彼の視線を追いその先にあったのは、なんと、超巨大な蜘蛛の巣地帯!!そして、その巣の集合体には数えきれないほどの蜘蛛たちが、餌はまだかと引っ付いていました!!

その範囲は、恐らく縦3メートル・横5メートルくらいは裕にあったように思います。私は虫とか結構平気なタイプで、手で触れるものも多いのですが、ここまで沢山の巣と蜘蛛が集合しているのを見たことが無かったので、すごく衝撃的で興奮しました!

では、画像を出しますね!(事故の無いように、少し間を空けます)
 








じゃん!

蜘蛛の巣地帯の一部
全体を写すと蜘蛛が見えなくなってしまうので、ごく一部の範囲を写しました。
これが縦3メートル・横5メートル以上の広範囲に張り巡らされていました。

広範囲で何重にも重なり合う蜘蛛の巣。この情景だけでも圧巻だったのですが、今度はガイドさんが衝撃的な行動を取り始めました。なんと、大き目の蜘蛛を掴んで、自分の顔や体に這わせ始めたではありませんか!

大き過ぎて、もはや子供の玩具(造り物)に見えてくる…。

ガイドさん曰く、毒などは持っていないので大丈夫とのこと。でも、怒らせたりしたら噛まれることもあるらしい…。「触ってみますか?」と聞かれましたが、私は念のためパス。P氏は挑戦していました(笑)

いざ、P氏の掌へ!
P氏の腕を猛スピードで駆け上がっていく蜘蛛
蜘蛛の巣の糸
こんなに強くて黄色い糸を見たのは初めてです。糸は触らせてもらったのですが、
太さも強度もすごくて、まるでタコ糸のような感触でした。

加えて、蜘蛛がどうやって餌をとるのか、ガイドさんがデモンストレーションで見せて下さいました。(下記画像を参照)

まず、青い線で囲んだ部分に蜘蛛がいるのが見えますよね。最初はもっと離れた場所にいたのですが、蜘蛛の巣に「葉っぱの切れ端」を虫に見立てて投げ入れると、物凄いスピードでそれを捕まえに来たのです!本当にすごい速さでした!その後、その「獲物」をクルクルと回しながら、これが食べられるものなのかどうかを吟味し始めます。下の画像は、ちょうどその葉を吟味しているところです。

蜘蛛の巣に引っ掛かった葉っぱを確認する蜘蛛
これが餌なのかどうかを吟味しています。葉っぱを咥えているのが見えますか?

そして、「食べられない=餌ではない」と判断した瞬間、その葉っぱを巣から弾き飛ばしたではありませんか!

巣にかかった葉っぱを投げ捨てる蜘蛛
食べ物ではないと判断したら、異物として巣から取り除くみたいです。
矢印が指しているのが、落とされた葉っぱです。葉はガイドさんの手の中に落ちました。
これを数回繰り返したのですが、毎回同じように巣から葉を排除していました。

個人的には、とても面白いものを見せてもらったなと思いました。地方の自然溢れる場所に住んでいない限り、こういった自然界の生き物の習性を見ることは難しいですからね。とても楽しい体験でした!

ただ、先ほども言いましたが、私は虫とか平気なタイプなのでこの体験を純粋に楽しめましたが、虫系統が苦手な方には少々キツいかもしれませんね。ツアーで訪れる場所や通る道は、その日によって微妙に違うみたいなので、必ずしもこの場所に立ち寄るとは限りませんが、気になる方は、事前にガイドさんに伝えておいた方が無難かもしれませんね!

健康診断と子育て相談所

さて、再びバイクに乗り南下すると、今度は集会場のような場所で停まりました。後でグーグルマップで確認すると、Bale Banjar Lumbuan という名前のお寺だったみたいですが、当日は小さなお子さんを連れたお父さんやお母さん方が、入れ替わり立ち代わり出入りしていました。

ガイドさんの話によると、こちらでは、小さなお子さんの健康診断をされているそうです。バリ島における貧困問題や教育格差はよく知られている話ですよね。それに伴う子どもの栄養不足や発育不良も、バリ島が長年抱えている問題です。慢性的な子供の発育不良は社会として大きな問題ですから、それを少しでも改善すべく、このような健康診断の機会を作っているとのこと。ガイドさんは、「子ども達はバリ島の未来を背負っている。そんな子ども達の健康を蔑ろにする国は発展しないし、未来も築けない。子供たちが健康に育ち、きちんとした教育を受けることができる環境を作ることはとて重要なことだ」と、切に訴えておられました。ガイドさん曰く、この試みの効果は出てきているようで、状況は少しずつ良くなってきているとおっしゃっていました。

ガイドさん曰く、これらの成果は少しずつ出てきているとのこと。親御さんにとっても、気軽に相談できる場所があるのは良いことだとおっしゃっていました。私たちは門の近くに立って見学していたので、帰られる方々と何度か挨拶を交わさせていただきましたが、皆さん笑顔で帰路についていましたよ!

この時すれ違った子達がすくすくと元気に育ってくれることを願いつつ、私たちは再びバイクを走らせ始めました。

入れ替わり立ち代わり、お子さんを連れた方々が出入りしていました。
健康診断の会場

墓地と火葬式

しばらくバイクを走らせて、次に立ち寄ったのは空き地のような場所でした。そこは『墓地』とのことでしたが、遠目には墓石らしきものも見当たららず、最初はあまりピンときませんでした。しかし、ガイドさんの説明を聞いていく中で、この場所は、私たちがイメージする『お墓(遺骨や遺体の埋葬場所/故人の終の棲家)』とは違う役割を担っているんだなということが見えてきました。

まず、バリ・ヒンドゥー教では『火葬式』が一般的で、かなり盛大に故人を送り出すそうです。というのも、彼らの死生観の根底には『輪廻転生(魂は何度でも生まれ変わる)』の思想があり、死は新たな人生の門出であり人生最大の祝い事である、という考え方が根付いているからだそう。

そんな人生最大の祝い事である『火葬式』ですから、準備も大掛かりですし、高額な費用もかかります。よって、一般の方々は4~5年に一度、その村や地域単位で『合同の火葬式』を行い、準備にかかる労力や金銭的負担を軽減するのだそうです。(位の高い方々や、金銭的に余裕のある方々は個人葬)

では、4~5年に一度の合同火葬式を待つ間、ご遺体はどうするのかというと、一時的に土葬するのだそう。そして、合同葬儀の際にはそのご遺体を掘り起こし、火葬の上、故人の人生の門出を皆で祝うのだそうです。

つまり、私たちがツアーで訪れた場所は、『一時的に土葬するための場所』だったわけですね。ガイドさん曰く、一番最近の火葬式が行われてから、それほど日が経っていないとのことでした。それが数カ月なのか年単位なのかは分かりませんが、遠目に見て墓地に見えなかったのは、ご遺体を掘り起こしてから日が浅く、土地が空いていたからなのかもしれませんね。

ここまで話を伺うと、その合同火葬式を実際に見てみたいなと思ってしまいます。こんなことを言うと不謹慎に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、前述した通り、バリ島の人達にとっての火葬式は、日本人にとってのお葬式とは似て非なるもののように感じます。彼らの死生観を、もっと肌で感じてみたいなと思いましたね。

道路の右側に土葬場所がありました。

伝統的バリの家(バリニーズ・コンパウンド)

相変わらず何処に連れていかれるのか分からないまま、サイクリングの旅は続きます(笑) そして、次に到着した先は、なんと『地元の方のお宅』でした!それもツアー専用に開放している家屋ではなく、今現在、普通に人が住んで生活している民家にお邪魔するというスタイル!

小学校訪問時と同じく、ガイドさんは何の躊躇もなく敷地内に私たちを連れて入り、Balinese Compound(バリニーズ・コンパウンド)についての説明を始めて下さいました。

バリ島の伝統的な建築スタイルであるバリニーズ・コンパウンドは、外壁に囲まれた敷地内に複数の建造物を持ち、まるで集合住宅のような造りをしています。より具体的に言うと、台所として一つの建物、主寝室として一つの建物といったように、機能ごとに建物が分かれているといった感じです。

では、私の覚えている限りで、最も特徴的だなと思った部分を紹介していきますね!

Angkul Angkul(アンクル・アンクル)

バリ島を散策すると、趣のある立派なを沢山見かけますよね。これは『アンクル・アンクル』と呼ばれる、コンパウンドの正門です。門の横幅が狭く作られているのは、魔物や悪いものの侵入を防ぐためなのだそう。

アンクル・アンクル(正門)

Aling Aling(アリン・アリン)

正門をくぐると、今度は『アリン・アリン』と呼ばれる石像が真正面に現れ、行く手を阻みます。これは、敷地内が丸見えにならないよう、そしてやはり魔物などの悪いものが入って来ないようにするためのものだそう。

実は、後で見学した寝室等も、魔物や悪霊が入らないように窓や入口を小さめに作っているらしいのですが、ここまで徹底しているのを見ると、バリ島の人たちにとっての魔物や悪霊とは一体どういう存在なのか、何だか気になってしまいます。

アリン・アリン
魔物が通過できないように、アンクル・アンクルの正面に設置されています。
石像のデザインはその家によって異なるようですが、こちらのお家ではガネーシャの像でした。

家の寺

敷地内において、最も特徴的な建造物といえば『家寺』でしょう。家で最も重要な場所とのことで、バリ・ヒンドゥー教において聖なる山とされるアグン山の方角に建てるのだそうです。こちらのお宅の場合は、北東の方角でしたね。兎にも角にも、バリ島ではアグン山を中心にした方角が重要であり、それを基準にして建物の配置などを決めるみたいです。

家長夫婦の部屋(寝室)

西洋風に言うと、マスタールームになりますかね。『家長夫婦の寝室』です。さすがに部屋の中まで見学はしませんでしたが、主寝室であるとともに、大事な家財の保管場所としても機能しているとのこと。先述の家寺のように方角が決まっていて、北側に建てるのだそうです。

ちなみにバリ島では、複数の世代が同じ家で一緒に暮らすのが一般的だそう。かつての日本がそうであったように、男子は結婚後も両親や兄弟家族と暮らし続け、家を守り、また次の世代へと繋いでいきます。

よって、敷地内には複数の寝室(それぞれ独立した建物)が建てられていました。こちらのご家族が何世帯で暮らしているかまでは分かりませんが、既存の建物の数が結構あったのと、それ以外に建設中の建物もあったので、恐らく大家族なのかなと思いました。

尚、家長が変わった際には、新しい家長(長男夫婦)が北部屋に移るのだそうですよ。

儀礼用の建物

敷地内には、屋根と柱だけの建物が一つありました。その建物は、主に子どもの成長儀礼を行う際に使うスペースなのだそうで、バリ島ならではという感じがしましたね。また、家族の誰かが亡くなった際には、ご遺体を一時的に安置する場所としても使うそうです。その他、何かしら作業をしたり、休憩したり、子供達が遊んだりするのにも使うそうなので、結構多機能な感じです。方角的には、東側に位置していました。

トイレ/家畜など

家寺や寝室などが配置されているエリアを背に、奥の方に進んで行くと、草が沢山生えた裏庭のようなエリアあり、トイレやゴミ捨て場、そして家畜の飼育場所等がありました。これらの場所は、家寺(アグン山側)とは反対の不浄とされる方角(海側)に配置されるみたいですね。

思い出せるのはザっとこの程度ですかね。本当はもっと写真を入れて説明できれば良かったのですが、実際に生活が営まれている『他人様の家』だったので、そこは遠慮させていただきました(撮影自体はOKでしたが、多くを撮るのは控えました)。

そして、ガイドさんからの説明はとても面白かったですね。バリ島特有の方角の見方など、バリニーズ文化については知らない事ばかりだったので、とても良い勉強になりました!

引き続きサイクリング

さて、バリ式住居を見学した後は、しばしサイクリングが続きます。建造物の多かった景色は、次第に美しい田園風景やジャングルに変わっていきました。緑の中のサイクリングは清々しくて、本当に気持ちが良かったですね!

ちなみに道中はほとんど下り坂です。よって、バイクを一生懸命こぐ必要はありません。あまりに下りが続くので、私たちは終始「これって Cycling(サイクリング)じゃなくて Rolling(ローリング)だよね」と言って笑い合っていました(笑)

田園風景
緑に輝く稲穂
左手には田園、右手には渓谷のパノラマビュー
趣のある急な坂道!
マイナスイオンだらけのジャングル道
ガイドさんも気持ち良さそうで、所々で万歳ポーズをしていました(笑)

ご存知の方も多いかと思いますが、インドネシアは世界でも有数のお米生産国です。もちろんバリ島でも稲作が盛んで、バリ島独自の稲作文化を発展させてきました。

バリ島では、米の種類によって違いはあるみたいですが、二毛作や三毛作で米を生産しますから、田植えや収穫の時期がまちまちです。また、水を効率良く分配するために、あえて時期をずらしたりもするそうです。サイクリングをしていると、「稲刈りまで、まだもうちょっと必要だな」という感じの田んぼもあれば、既に田植えが終了している田んぼもあって、それはなかなかに面白い光景でした。

それと、バリ島では『アヒル農法』が一般的らしく、収穫を終えた田んぼでは、放し飼いのアヒルをよく見かけました。アヒルは田んぼの中の虫などを食べたり、糞をして土壌をかき混ぜたりするので、収穫後の土壌を整えるのに役立ちます。サイクリング中も、時折「ガーガー」という鳴き声が聞こえてきて、心がとっても癒されました(笑)

刈り入れが未だの所もあれば、苗の植え付けが終わった所もあります。
二毛作・三毛作できるエリアだからこその風景かもしれませんね。
棚田
こちらの棚田はまだ空っぽでしたが、左下に苗が写っているので、
近々田植えが始まるのかもしれません。
水の流れがしっかりと管理されています。
見たところ、左側の水が田んぼに流れ、右側の水はさらに下流へと流れて行っているようでした。

さて、サイクリングもいよいよ終盤です。
ここからは画像でどうぞ。

数少ない上り坂!
全体を通して、上り坂は3カ所しかなかったように思います。
しかも一瞬で上り切れる距離!
アンクル・アンクル
ガイドさんが「この門の名前を覚えてますか?」と、急な抜き打ちテスト!
おかげ様でアンクル・アンクルという単語をしっかり覚えることができました(笑)
すごく立派な門!
再びジャングル地帯へ
木陰で一休み
急に晴れ間が広がり、田んぼが輝き出しました!
KANTOR PERBEKEL DESA APUAN というオフィスの前にそびえ立つ巨大樹
巨大樹が日陰を作ってくれているので、その下で最後の休憩です。
ガイドさんがバナナとお水を用意してくれていました。

ウブドの近くまで戻って来たところで、ガイドさんから提案がありました。「もし走り足りなければ、あと15kmほどコースを延ばせますが、どうしますか?ただ、これまでと違って上り坂が続きますが・・・」とのこと。

延長したい気持ちはもちろんあったので悩みましたが、下り坂と言えど、暑い中、何時間も外にいましたからね。体力の消耗が心配だったのと、時間的にもあまり余裕が無かったので、今回は見送ることにしました。

オーナーのマデさんが、町中に車を停めて待って下さっていたので、そこまで下りて行き、数時間のサイクリングの旅は終了しました。その時に出して下さったキンキンに冷えたおしぼりが、もうめちゃくちゃ気持ち良かったです!

バリの家庭料理でランチ

サイクリングは終わりましたが、ツアーはまだ終わっていません。エアコンの効いた車に乗り込み、最後に向かったのは、なんとマデさんのお家です。実はこのツアー、最後にマデさんのお家でランチ(バリの家庭料理)をいただけるのです!

マデさんのお家はとても綺麗でモダンなコンパウンドで、まるで宿泊施設のようでした。門をくぐって少し進むと、左側の建物(もしかしたら儀礼用の建物だったのかも)に既にお料理が沢山並んでいたのですが、その予想外の豪華さに、つい感嘆の声が漏れてしまいました!
 
お料理は全てマデさんの奥さんが作って下さったとのことで、ちょっとしたビュッフェスタイル。マデさんが「これは二人分だから、全部君たちで食べちゃっていいんだからね!」とおっしゃって下さいましたが、いやいや、量も多いし、家庭料理の域を完全に出たプレゼンテーションです(笑)

ガドガド
野菜が沢山!ピーナッツソースも美味!
ミー・ゴレン&サテー・チキン
テンペ&豆腐&スモークチキン
これらの料理を私たちで独り占め(二人だけど)だなんて、とても贅沢な時間でした。
超豪華なランチプレートの出来上がり!
私は2回おかわりしました(笑)

P氏も私も、テンションがめちゃくちゃ上がりました。プレゼンテーションが素晴らしいのはもちろんなのですが、味もすごく美味しくて、何より奥様の愛情といいますか、彼らの「おもてなしの心」や「バリのことをもっと知って欲しいという気持ち」を強く感じました。

しばし食事に夢中になるP氏と私
とてもモダンなコンパウンドで驚きました。また、居心地もとても良く、
まるで友達の家に遊びに来たような感覚に陥ります(笑)

私たちの食事が落ち着いた頃、マデさんがやって来て同席下さり、色々な話題で話に花が咲きました!バリ島やツアーの話はもとより、オーストラリアのこと、家族や仕事のこと、これまでの人生の話など、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

旅の一番の楽しみは、やはり人との出会いなんですよね。皆それぞれ違ったバックグラウンドやストーリーがありますから、それらをシェアすることで互いの見聞が広がりますし、それまでの偏見を壊したり、新しく物事を考えるきっかけを得たりもします。もちろん楽しい話だけではない時もありますが、私はその部分も大事だと考えているので、どんな人とも出来るだけオープンに話せたらいいなと常々思っています。

マデさんがデザートに持って来て下さったマンゴスチン
ライチに似た味で美味しいですよね!ヴィラのスタッフさんから
マンゴスチンの皮の剥き方を教わっていたので、それを披露したら褒められました(笑)
ちなみに、中身の粒数は、写真のようにお尻部分を見ると分かるそうです。
画像のマンゴスチンは6つに割れていますが、実際に剥いてみると、やはり6粒入っていました!
また、マンゴスチンの皮からはお茶を作れるそうです。
がん予防やコレステロール値を下げるのに良いのだそうですよ!

全体的な感想

楽しい時間はあっという間に過ぎ、ヴィラに戻る時間となりました。奥様とガイドさんにお礼と挨拶をし、私たちはマデさんの車で帰宅の途へ。

さて、サイクリングツアーの全体的な感想ですが、言わずもがな、とても有益で充実した時間を過ごすことができ楽しかったです! 立ち寄った場所のほとんどが、現地の人々の生活にフォーカスした場所だったので、バリニーズ文化を肌で感じることができましたし、現地の子どもたちと触れ合うこともできて、それがとても楽しかったです。バリ島で暮らす人々の「実際の生活」を垣間見たい方、現地の習慣や文化を学びたい方にとっては、とても面白いツアーだと思いますよ! 田園風景や緑の中を走り抜けるのも、かなり気持ち良いですしね!

体力的な面では、道のほとんどがダウンヒル(下り坂)だったので、クロスバイクに乗ることさえできれば、問題ないかと思います。

一方、SNS映えするような観光地を巡りたい方にとっては、このツアーは不向きかもしれません。あと、言い忘れましたが、ツアーは基本英語です!(ガイドさんが日本語を話すかどうか確認するのを忘れました~)

以上、私がウブドで参加した、地域密着型のサイクリングツアーでした!



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