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「磐座の秘密」と「現実と夢の間での言葉」-2系統読み

2系統読みの一冊目(『テスト氏』と『明恵上人』)を読み終えたので、各々の二冊目へ突入しようと思います。

次は中沢新一の『アースダイバー神社編』と稲垣足穂の『ヰタ・マキニカリス』。

この2冊を一緒に読もうとしたのではなく、2系統の本たちを読みたい順番に並べたら偶然ペアになった本です。

『アースダイバー神社編』のほうは、神社の源の源。古代以前の磐座の秘密とそこで芽生えた意識というものの根源を辿っている本。

一方の『ヰタ・マキニカリス』は、友人から教えてもらった本。
人は目が覚めている時は、夢のことを語れず、反対に夢を見ている時には起きている時のことは切り離された状況にあるように思えて、私の中でも現実と夢は分断されています。でも、稲垣足穂は現実と夢の間の感覚を言葉にしているようなんです(私の予想です)。それを確かめたくて買った本。

両方ともに、人に「属性」とかがなくて、人間が「世界」に溶け込んでいた頃のことを思い描けそうで楽しみです。


さて、どちらから扉を開けましょうか。


昨日、「日の出」と「日の入り」の方角のことを見つけたので『アースダイバー神社編』から、行こうと思います。


『アースダイバー神社編』 (中沢新一) 講談社
『ヰタ・マキニカリス』  (稲垣足穂) 河出文庫



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