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細木 るみ子
2019年2月21日 22:19
4月繰り返す雪すぐに透明水冷たさの質多面鏡その温み土を焦らし雪解け土に光突き刺さる雨新しい地を食う光闇攪拌ノイズに身を浸す土に光古い記憶が脳内スクリーンを突く閉じ込められた黒黒閃光突き刺さる生まれ育つ土底に溜めた細胞に光食み出る萌芽あふれ出る奥から岩盤照らす
2019年2月21日 22:14
急降下して私地面に墜ちてきた頭真っ白時間さえもつかめなくなっていたくるくる旋回しながらたぶん意志だけが真っ白に矢印みたい地面へ突っ込んでいった発火閃光空にいた最後の記憶はただ真っ白私にはからだがなかったたぶん意志だけが見えないものを追っかけて土に突っ込んだそうしたら私は初めて自分の土を手に入れた初めて自分の手足を動かしてみた土を手に入れたからだに入り込
2019年2月21日 12:39
なにかを始めようとしたときそれまでの「わたし」が一つの銀河でそれだけで大きな「かたち」になっていたことに気づくもういいじゃない動きださなくても完全じゃないかもしれないけれどいままでやるだけやってきたいままでのダメなところもいろいろやってきたこともそのどれもがひとつの銀河になってもういいやこのままで銀河はどんどん卵みたいに丸くなり静かに閉じていくそのなかでうとうと
