2024年始動

正月気分も一気に吹っ飛ぶ大地震が起こり、テレビも震災関連ニュースが続いている。

私は、阪神大震災と東日本大震災の両方を経験し、しかも震度7の揺れを2度も体感しているから、今まさに揺れに直面して不安になっている方々の気持ちは痛いほどよく分かる。

東日本大震災は、午後2時46分に起こり、そのときは雪も舞っていた。

今回、能登地方で雪がほとんど積もっていなくて、しかも降っていなかったのは、不幸中の幸いだろう。

あれがドカ雪の中での地震発生だったら、もっと被害は大きかっただろう。

東日本大震災と同じく、日没までそんなに間がない中で発生したので、これから不安な夜を過ごさなければならないが、どうか周りの人たちと励まし合いながら、夜が明けるまで頑張ってほしいと思う。

私が東日本大震災に遭ったときは、最初の夜は車中泊だった。

家の中は停電で、しかも水道も止まっているからトイレもできない。

だから、ホームセンターの広い駐車場に車で避難し、そこで車の中の暖房をつけながら夜を徹したものだ。

車がある人は、もし移動が可能なら、私と同じ方法を取るという選択肢もある。

ホームセンターの駐車場であれば、いざというときは、トイレも開放してもらえる可能性があるが、難しい場合は、簡易トイレの無料配布サービスで対応するかもしれない。

また、夜が明けたときに、ホームセンターでは、在庫商品の臨時販売があった。

ガスがつかないので、カセットコンロは車に持ち込み(車内で使ったというわけではなく、家から持ち込んだという意味である)、とにかくカセットボンベを調達するのが一番大事である。

カセットコンロは、寒さしのぎや温かい非常食づくりに重宝する。

あと、もうひとつ大事なのは、ガソリンの調達である。

東日本大震災では、ガソリンスタンドが大行列だった。

地震発生後すぐにガソリンを満タンにできた人はラッキーだが、できなかった人は、夜が明けてガソリンスタンドが開いたらすぐに給油しておくとよい。

公共交通機関がストップしている中で、いざというときに、隣の県の知り合いの家まで避難するとき、ガソリンは必要である。

避難せずとも、1週間は買い出し等で車が必要である。ガソリンスタンドの開店前から、並んで待っておくことをオススメする。

あとは、温かいお風呂にも入りたいと思う人も多いだろう。

家族がいる人はなかなか難しいと思うが、通常営業しているスーパー銭湯などへ行く時間があれば行くのもよいだろう。

ただ、加賀温泉郷など温泉旅館が多いところは、どうなのだろう。

とにかく、希望を持って乗り切ってほしいと切に願っている。





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