見出し画像

遠い夏休み

「よーし、いいタイムだ! あと200mゆっくり泳いで上がれ!」
エーッ・・・。もう声も出ない。朝からどれだけ泳がされたのだろう。
ウォーミングアップが200m、その後ビート板を使っての部分練習が数パターン。
50mを50秒サークルとかで10本。その後…。もう覚えていない。

小学校6年の夏休み。何の因果か水泳のリレーの候補選手に選ばれ、
夏休み、ほぼ毎日、2kmぐらい泳がされている。
(去年まではここまでハードじゃなかったらしい)

何でも今年赴任して来た先生が、元水泳選手だったそうで、
僕らのクラスの体育も先生に習うことになった。
実際、教えるのは上手くて、小さい頃スイミングスクールに通っていなかった
僕も、去年まではクロール25mがやっとだったのに、
今年は50m、100mと泳げるようになり、速さも身について行った。
夏休み前のタイム測定で、学年で5番ぐらいに入ったらしく、
リレーの候補選手に選ばれ夏休みの特別練習が続いている次第。

大会まで約2週間、午前中泳ぎ、ヘトヘトになり腹一杯昼食を食べ、昼寝。
運動、栄養、睡眠が規則的に効果的に行われているからだろうか、
背が伸び体がデカくなっている気がした。
水着も小さくなっている気がして、ちょっと恥ずかしい。
でも、先生のに比べたら…。

先生は身長180cmはあるのかな? 体重も80kgぐらいあるのだろう。
とにかく大きくて逞しくてカッコ良くて、生徒たちの人気者だ。
先生がいつも穿く水着はホント小さい。何でも小さい方が
タイムが出やすいそうだ。デカい体に貼りつく小さいパンツ。
何かエッチだ。でもカッコいい。

ある朝、いつもより早くプールに着いた。
ちょっと早すぎたかなと思ったけど先に着替えて
昨日先生から指摘された泳ぎのクセを軽くチェックしておこうと思い、
更衣室のドアを開けると先生が…。
ちょうど着替えの最中だったようで、一糸纏わぬ姿だった。
「お、なんだ、早いな」。
先生は全く動ずることなく、全裸のまま僕の方を向いて、黄色い競泳パンツに
足を通す。
「ちょっと早く着いたので、先にちょっとアップしておこうと思って…」
僕は目のやり場に困り、しどろもどろに答えた。


先生の体、競泳パンツも穿いていない姿、初めて見た。
ドキドキして良く見えなかったけど、アソコは大きかった。皮が剥けていた。
毛もいっぱいあった。お尻は真っ白だった。

先生の水着、上は尻の割れ目がちょっと出ていて、
下は尻に食い込んでいて、肉がちょっとハミ出ている。
あんなに張りのある、バレーボールのような尻だから、
あの水着じゃ全部覆えないんだろう。
日焼けの鋭角なラインが、なんかエッチだった。たまんなかった。

その日、練習を終えて家に帰ってからも、あの光景が生々しく甦る。
先生の裸、デカいアソコ、剥き出しのケツ 、ナマめかしい日焼け跡。
気づくと僕は自分のアソコを扱いていた。生まれて初めてだった。
何か訳わからず、あの時の先生を思うほど、手が上下に動くのだ。
「Aaaaaaaa~h! 先生―っ!」。白い液体が飛び散った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?