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家族と私

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家族について
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観察日記⑤母

正直、母については難しかったです。高校の恩師と話す機会があり、ようやく心の整理がつき筆をとりました。 ◇◇◇ 私の家は父、四人兄姉 私が小学3年生の頃に離婚した。 母は私たちの母兼助産師。 家のはなれで開業して四人の子育てと両立していた。本当に凄かった。 家の冷凍庫に胎盤があったのは子供ながら印象的だった。 母は離婚する時、「お母さんは子育てもひと段落したから離婚したいんだ」と話した。上の三人兄弟と母の仕事を見ていた私は小学生ながら「お母さんは一生懸命頑張ったんだか

さつまあげ

いつも年末年始とお盆におばあちゃんから送られてくるよしやのさつまあげ おばあちゃんと私を繋ぐ大事な食べ物。 届いて食べる時は家族みんなでいろんなことを話す。 さつまあげのこれが好きっていう話をする。 私はチーズ入りとごぼう入りが好き。 姉はさつまいもいりが好き。 父は海老入りと小魚が好き。 鹿児島ではないのにおばあちゃんの鹿児島を感じる不思議な時間。 皆さんのそのような食べものありますか? 読んでいただきありがとうございました😊

扉を開けて

我が家の玄関には守り主たちが鎮座する。 一人は「ベニバナトキワマンサク」 実は今回のnoteを書くまで名前を知らなかった。 母方のおじいちゃんが家を建てた時にお祝いに植えてくれた。 いまから4年ほど前、この木に危機が訪れた。 黄色と黒の縞々のやつ、あしながバチだ。 学校から帰ると木の周りにぶんぶん飛んでいた。 よく見ると直径5cmほどの巣ができていた。 「父さん、ハチ、蜂、ハチだ!!」 その週末、長そで長ズボン、マスク、手にスプレーを持った黒ずくめの父がやつらを撃退し

観察日記④父

私の父は今年の年男🐮  干支の通り、見かけはおっとり、しゃべると高田純次さんのように陽気な人。 今年は赤いちゃんちゃんこを羽織る年齢。ちゃんちゃんこの代わりに赤ネクタイか赤い靴下を渡す予定。 小学生の頃、両親が離婚するまで、私は父のことをよく知らなかった。どんな性格でどんなものが好きなのか知らなかった。兄は父を怖い人だと思っていたらしい。 父は離婚してから料理教室に通い始めた。当時、次女と私は学生であったから、食事に困らないように。 私が中学生に上がる頃、父は単身赴任

観察日記(番外編2)おばあちゃん

この世に私がおばあちゃん、おじいちゃんと呼べる人はもう一人しかいません。 この人はもう九十過ぎだというのにハキハキと喋るので100まで生きている予想。おばあちゃんは鹿児島出身、しゃべるとイントネーションがうつってしまう。 なんか雰囲気はトトロにてでくるおばあちゃんに近い笑 いつも電話で、もう来年、あたしはいないかもと言っている。私もばあちゃんも末っ子だから、いつも色んな話をしてくれる。 「あたしは年だからと言って便利なものに慣れなくていいと思っていたけれど、あんたは年

観察日記③次女

さて、兄弟3人目です。 三姉妹の真ん中、4兄弟の3番目にして 最も権力を持つ女 私たち兄弟の中で一番世渡り上手な彼女はいろんな人の縁に恵まれて生きている感じ。 おそらく上三人の中で最も私を足に使う人(アッシーくんと呼ばれました)。小さい頃、私は彼女の僕か何かだった。 私にとって離婚した母の代わりは彼女だった。兄弟の中で私と彼女だけが学生時代、片親でした。突然変化した生活が回っていけたのは彼女のおかげ。 彼女について強烈に覚えてるのは彼女が中学生の時、冬、朝早く学校に

観察日記(番外編)ムース

今回は我が家のペットだったムースについて書こうと思います。 犬種:ラブラドールレトリバー 彼女は私が中学生の時に13歳で天国へ旅立った。 もうおばあちゃんだった。 彼女は犬の保護施設から次女が親に頼んで連れてきた。 ムースとの思い出は夏、長野のキャンプ場に行ったこと。涼しいキャンプ場ではしゃぎまくっていた。 その代わり、父と姉はアブに咬まれ真っ赤か 帰り道の急な下り坂、車の振動にびくびくしてこちらを見つめる瞳が忘れられない。 ムースの最後は次女がバイトから家に帰っ

観察日記②兄

兄弟の中で唯一の男。 私が小さい頃、兄はとても私を可愛いがってくれた。そして、幼い頃の兄はランドセルに私の写真を入れていたそう。ちょっとしたホラーである。 兄が高校生くらいで私が小学校低学年の時、ゲームで大喧嘩した。その時の兄はまちの暴走族に片足突っ込んでいて威圧感が半端ではなかった。 いわゆる札付きのわるではないけど、お巡りさんに覚えられるくらいのまちの生意気小僧。家には兄の開けた壁の穴が今でも残ってます。ペットよりも兄が家に残した傷は多い。ほんとです。 まちにある

観察日記①長女

どうも藍です。私と家族について書こうと思います。 今回はタイトル通り長女。私とはひとまわり以上離れてる彼女は私が生まれた時はすでに中学生でした。 私からみた彼女はうさぎ。好きな音楽を聴き、笑い飛び跳ねる(昼夜問わず)。独り言がうるさいので話しかけてるのかわからない。でも色々言いながらも介護職を続けてることには尊敬します。 彼女を語る上で一つ、彼女は保育士を数年、ニート期間を数年経て、介護職についたということ。 彼女がはじめ働いた保育園では人間関係がうまくいかなかった。