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横浜市役所 試験 大学卒程度等採用試験 第二次試験論文の出題 学校事務

過去3年分の模範論文+予想テーマ


令和 4年度

大学卒程度等採用試験 第二次試験論文の出題

学校現場においてICTを有効に活用していくために、必要なことは何か、また、そ のために学校における事務の専門職としてどのように取り組んでいきたいか、あな たの考えを述べなさい。

模範解答1

学校現場におけるICTの有効活用は、教育の質の向上、学習環境の充実、そして教育行政の効率化に大きく貢献する可能性を秘めています。この目的を達成するためには、以下の三点が重要となります:1) 教育関係者のICTリテラシーの向上、2) インフラ整備とセキュリティの確保、3) 教育内容とICTツールの統合。これらの課題に対して、学校における事務の専門職としてどのように取り組んでいくかを述べます。

まず、教育関係者のICTリテラシーの向上には、継続的な研修プログラムの提供が必要です。教員だけでなく、事務職員も含めた全職員がICTツールを効果的に活用できるように、基礎から応用までの研修を計画的に実施します。これには、オンライン学習プラットフォームの活用、実践的なワークショップの開催などが含まれます。また、ICT教育の専門家を招いてのセミナーや、他校との情報交換会を定期的に開催することで、最新の教育技術のトレンドを把握し、実践に生かすことが重要です。

次に、インフラ整備とセキュリティの確保に取り組む必要があります。高速インターネット接続の確保、個々の学生や教員に対するデバイスの提供、教室内のデジタル機器の最適化など、ICT教育を支えるための物理的な環境を整備します。さらに、個人情報の保護やセキュリティ対策を強化することで、サイバー攻撃やデータ漏洩のリスクを最小限に抑えることが求められます。このために、定期的なセキュリティチェックと更新、職員や学生へのセキュリティ意識の啓発活動を行います。

最後に、教育内容とICTツールの統合においては、ICTを教育プログラムに効果的に組み込むことが必要です。これには、従来のカリキュラムにICTを取り入れるだけでなく、フリップドクラスルームやプロジェクトベースの学習など、新しい教育手法の導入も含まれます。また、学習者のニーズに合わせた個別化学習の実現や、オンラインでの学習支援システムの充実も重要な取り組みです。

学校における事務の専門職として、これらの取り組みを支えるためには、予算の確保やプロジェクト管理、関係者間のコーディネーションなど、幅広いスキルが求められます。また、教育現場のニーズを正確に把握し、効果的

なICT活用のための戦略を立案・実行することが不可欠です。教育の質の向上と効率化を目指し、ICTの有効活用を推進していくことで、学校現場はより豊かで多様な学習機会を提供できるようになると確信しています。

模範解答2


学校現場でのICTの有効活用は、21世紀の教育における不可欠な要素となっています。この目標を達成するためには、以下の三つの戦略が重要です:1) 全教職員のICTスキルの向上、2) 安全かつ効率的なICTインフラの構築、3) 教育プログラムとICTの統合。これらの要素を実現するために、学校における事務の専門職が果たすべき役割を探求します。

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