キャラクター紹介「無形無名」

無形無名
彼女はルナノナミダに出てくるキャラクターの1人で特定の時代に人間としての通常の一生を送れるだけの人生しか生きていない設定になっている。

ただ明確にわからないのだ。
彼女がいつ生まれていつこの世を去ったのか。

彼女を簡単に表すのであれば
彼女は役者である。

彼女が出ている作品は特定の時代のものであり、調べれば彼女が確実に生きていた年代がわかるはずである。

それらの情報を全て集めても作中に彼女の存在を完全に認識できる状態には至れない。

なぜなら彼女はどこにでも居てどこにも居ないから。

そういうふうに生きたいと望んだから。

極論を言えば彼女の既存の映像作品を利用して新作の映画に出せば彼女は未来の映画に出られるのである。

過去の映像作品には出れないのか?
その答えはノーである。

過去のものであると捏造すれば良いのだ。

彼女は映像作品の中に点在し、存在を確定出来ない。

永遠のモブであり、完全なる役者であり、誰でもあり、誰でもないのだ。

ルナノナミダの中には彼女の演じた映画やドラマ、その他作品が時折登場し、彼女の存在証明を行う、

どこにでも居て、誰でもなくて、誰にでもなれて、どこにだっていない。

彼女は世界に偏在する。

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