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【爆速レポ】DESIGN THE FUTURE〜デザイン思考の先を行くもの〜

登壇者:各務太郎 Kagami Taro

イントロ


日本人の使う「デザイン」と欧米人の「design」の意味合いの違いを伝えたい

airbnb/snapchat/pinterst
3つの企業の共通点
創業メンバーがデザインスクール出身

映画と建築

部屋の連続性が建築設計のベース
それは映画と似ている
それはシナリオ(スクリプト)が関係している
シナリオを建築にすると建物になり、音にすると音楽、言葉にすると小説になる

エンジニアはすべての媒体に変換可能なシナリオを作れる

見立てる力


デザイン学校では「ロジックやマーケではなく個人の見立てる力をつけろ」と教えられる
小さな人形+ペットボトル→ペットボトルがビルになる

客観的な見方で新規事業を起こすとレッドオーシャンに陥りやすい

design:問題解決
art :自己表現

designとは


元々の問題を解決するための力

イームズチェア
ある特定の目的を達成するために要素を配置・整理することと言えるでしょう
デザインは芸術の表現というより目的の表現
デザインとは問題解決なのでセンスとは関係ない

図工教育が日本での「design」と「art」を同一化させている要因?
→図工教育はあくまでスタイリングであってデザインではない

デザイン思考〜Design thinking〜

デザイン思考は簡単!
フォード社が始めた大量生産、
だがしかしそれだけでは勝てない時代になり、
そこから問題解決のためにアイデアを顧客から求めたことが
デザイン思考の始まり

Design thinking=PDCA
Design thinking=改善のためのツール:0→1の機能はない!

Tシャツとビルの違いを説明できる人はあまりいない

OuLiPo

数学者×小説家=『百兆の詩篇』
クノーの作品(1961年)。10篇のソネット(14行からなる詩)を1行ずつバラバラに切り離して組み合わせておいたものを、読者が好きなように並べ替えることで10の14乗すなわち100兆通りのソネットが作れるというものである。ちなみに、1篇の詩に1分(並べ替えに15秒、読むのに45秒)としてすべてのソネットを読むのにかかる時間を計算すると、1日24時間、1年365日休まず読み続けても190,258,751年+αを要するとのことである。

未来からの逆算力


→「どのような未来にしたいか」という思いからプロダクトを作りなさい
Speculative design:問題提起

幅のある未来から何をしたいのか
その望ましい未来を提示するのがリーダーの仕事
未来を待つのではなく能動的になるべき
未来の問題を提起することは現在の問題を解決することには繋がらない
しかし、飛び抜けた未来のシナリオを作り、
問題を designすることによって
現代の問題が見える

Spiber株式会社

https://www.spiber.jp

iPhone1は design thinkingから生まれていない

→以前はガラケーだったから
ガラケーのアイデアが尽きかけた時iPhoneは生まれた
どれだけグループインタビューを重ねてもそこからiPhoneは生まれない

ノートPCを小さくしようから始まった
携帯→ノートPC:iPhone

異分野の専門家が合わさり「見立て」が発生する
→2つ以上のことが合わさった時

横井軍平


ワークショップ

革新を体験する3分間


・Targetは少し具体的に
・Passionは興味のあること
その2つをかけ合わせ新しいものを作る

【参加者の発表例】
・京都観光×サテライトビジネス→リトル京都→小さい京都を全国に作る
・人混み×WEB開発→行き先によって道を変える
・レストラン決められない問題×ギター→検索結果に制限のあるサイト
・子供の夜泣き×LINEbot→子供に異常があった時だけ教えて欲しい
・バッテリーの使用方法改革×カンフー→貯めないバッテリーシステム
・蜘蛛×音楽→蜘蛛の糸を使った楽器
etc...

全然違う専門家を頭の中で作り上げるトレーニング方法

アイデアとは
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない

Role-playing Simulation → もしあの人(企業)ならどうする?という考え方

物理的因数分解

傘:膜(固定) 軸組(固定) 持ち手(変数)
この3つにわけて考えることによってアイデアは増幅する

因数分解することによってアイデアを網羅的に得ることができる
しかし最低限の機能で分解するだけで良い

時間的因数分解

物語の構成は3幕構成
世にも奇妙な物語は起承転結の「起」を省いたもの

事業モデルの因数分解

変数をずらして新しくアイデアを出す
企業を因数分解
ウーバー
https://ja.wikipedia.org/wiki/Uber
UserA×ドライバー → 患者×医者


まとめ

0→1 の部分は自分の主観を通した方がいい
面白いと思うものを因数分解してみてください
世の中のほとんどは同じコーディングでできている
そのコードの変数をいじるだけでアイデアは湧いてくる



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