無念だった今シーズンの島根スサノオマジック

無念。そんな言葉でしか今シーズンを形容することができません。

オフシーズンの補強では、海外で活躍していたハッサン・マーティンを獲得し、ルーキー2人とシューターの晴山を獲得することで、主力の3人のバックアップを旨とした計画だったように見ていました。

結論から言わせていただくと、この補強は「失敗」だったと言わざるを得ません。

マーティンは膝の状態の影響で、彼本来のダイナミックな動きをシーズン通してできないまま終えようとしています。それを知らないまま獲得に踏み切ったフロントには少々がっかりしています。

ルーキーの2人は、学びの1年として忍耐強くトレーニングを積み重ねてきましたが、その成果を見せる、表現するためのチャンスすら碌に与えられないまま、歯がゆさだけを産むシーズンになろうとしています。

シュート力を上げるために補強された晴山ケビンは、ベンチから出てくるもののシュートを決められず、そしてそれを改善できないままシーズンを終えようとしています。

所謂「ビッグ3」に頼りきり、「チーム編成に合わせた戦術」ではなく「戦術に合わせたチーム編成」を行ったことで、安藤とビュフォードの独裁政治は強まる一方となり、周りのロールプレイヤーは彼らに頼る…。

チームの方向性に正解というものは存在しませんが、個の力に頼りきるこの方針は不正解でしょう。三ヵ年計画の最終年が最もひどい結果だったことがそれを裏付けていると考えます。

この方針を変えない限り、同じ過ちが何度も繰り返されることになります。

もはやチャンピオンシップに出ることすら不可能に近いものとなりました。それを生み出したのは他でもない、フロント、コーチスタッフ、選手、ブースターを含めた島根スサノオマジック全員です。

ブースターである我々に出来ることなど知れたものです。ただ祈って応援して、勝利を待つだけです。

「『覚悟』を持って欲しい」と、キャプテンの
安藤誓哉が加入1年目のインタビューで発言していたことは記憶に新しいです。ただ、それがどういった覚悟なのかは分かりません。

「みんなも覚悟もって応援しないと俺たちも勝てない」なのか、「どのような結果になっても受け入れる必要がある」なのか。

ただ、忙しい日々を乗り越え、自分の生活を捧げて応援しているブースターの目の前で、4Qに6-24はあまりにも看過できないものです。疲労、フラストレーション、色々選手もあると思います。「こんなもんじゃないはずだ、もっとできるんだ」という気持ちで試合をしている選手もいることでしょう。

私はただ、それをコート上で表現して欲しかっただけです。勝ち負けの世界ですが、直近4試合に関しては「勝ち負け」にすらなっていない試合もあります。土俵に立てていないのです。

オフシーズンの動きに、注目します。

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