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Nike Alphafly 3 レビュー

皆様いかがお過ごしでしょうか。マラソン、ロードレース、駅伝真っ只中ですが、皆様楽しいランニングライフを送られておりますでしょうか。

今年1回目の投稿は写真の通りアルファフライ3レビューを早速していきたいと思います。

まだまだレビューが少ないシューズであると思いますので、まずは重さやサイズ感について記載いたします。サイズ感についてはあくまでも個人の感想ですのでご了承ください。


重さですが、いずれもウィメンズ25.5cm(メンズ25cm相当)でアルファ3が182g、アルファ1が186gとなっています。

重さだけを見るとほぼ同等と思ってしまいますが、アルファフライ3はこれまでのアルファフライと違い、前足部と後足部がつながる構造となっており、ここは大きな変更点です。
それでいて同等の重さなのは重量についてかなりの進化といえそうです。

サイズ感ですが、まずはこれまでの私のレースシューズのサイズをおさらいします。
ヴェイパーフライネクスト%(メンズ25cmジャスト)
ヴェイパーフライネクスト%2(メンズ25cmジャスト)
ヴェイパーフライ3(ウィメンズ25.5cmジャスト)
アルファフライ(ウィメンズ25.5cmジャスト)
アルファフライ2(ウィメンズ25.5cmジャスト)
メタスピードスカイ+、エッジ+(メンズ25cmジャスト)
です。
アルファフライ3はウィメンズ25.5cmでジャストでしたので、アルファフライ1と同じようなサイズ感でした。強いていえば少しだけ作りが小さくなったかもしれません。しかし、サイズを変更するほどではないですね。
アルファフライ、ヴェイパー3 については、ワイズの細い私にとってはメンズモデルはやや幅広に感じ合わないだめウィメンズを使用しています。

次に反発ですが、アルファフライ1>アルファフライ3≧
ヴェイパーフライネクスト=アルファフライ2≒スカイ+>ヴェイパー3≒エッジ+と考えます。 
アルファフライ1は前足部と後足部がセパレートな構造であったためフォアフットで接地するのがわかりやすかった印象ですが、今回つながったことにより、個人的にはまだ接地するポイントがややボヤけている感じがします。これについてはもう少し練習、レースで使う必要があり、それによりアルファフライ1と同等の反発へと感覚が変わるかもしれません。

次に柔らかさ(不安定さ)です。左ほど柔らかく、右ほど硬いということになります。硬いほうが安定感があるので基本的には扱いやすくなります。
アルファフライ1≧アルファフライ3=アルファフライ2≒ヴェイパー3>スカイ+≒ヴェイパーフライネクスト>エッジ+
アルファフライ3はアルファフライ1と同等の柔らかさに感じました。しかし前足部と後足部がつながったことにより安定感はかなりあります。その点では、柔らかくも安定感があるというこれまでにないシューズなのかもしれません。

アルファフライ1が最も尖ったシューズだったという立ち位置は変わらないかもしれませんが、アルファフライ2やヴェイパーフライ3がやや不発だったことからすると、アルファフライ3は安定感と反発を兼ね備えたシューズと言えるかもしれません。個人的に興味があるのは現在ヴェイパーフライネクスト%2を履いている実業団や大学生、一般ランナーのトップ層が今後アルファフライ3に移行するのかどうかというところです。ナイキは良くも悪くもシューズをどんどん刷新していくため、ヴェイパーフライネクストやアルファフライ1を履いているランナーもいずれは違うシューズに変えていかざるを得ません。私は現時点ではこれまでのシューズ歴としてはヴェイパーフライ1→ヴェイパーフライネクスト(ここが最も期間が長い)→(アルファフライ1)→メタスピードエッジ+→ヴェイパーフライ3→アルファフライ1となっています。ヴェイパー信者であったが、アルファフライに移行した時期にアキレス腱を痛め、アシックスへ移行し、アキレス腱が治癒したため再度ナイキへ戻ってきた形です。市民ランナーなので自分が楽しいと思えるシューズを試している感じですね。また某有名ランチューバーさんが言っていましたが、厚底カーボンシューズは使いまわした方がそれぞれのシューズの恩恵がまたわかるようになるとの説も納得がいくような気がしています。

さて、ここからはレース結果で、シューズスペックを比較したいと思います。私の主観よりもこちらの方がデータで考えるため客観的な話になります。
アルファフライ3、アルファフライ1、メタスピードエッジ+を履いて10kmのロードレースに出場してきました。
いずれも今年度に出場したレース結果ですので、基本的には走力は一緒とお考えください。

結果を見ると
アルファフライ3(3'18/km)
アルファフライ1(3'18/km)
メタスピードエッジ+(3'20/km)
とほぼ同じ結果でした。エッジ+の時が少しだけ遅い可能性があるとも言えます。
意外だったのが、いずれのシューズでも平均ストライド、ピッチ、その他上下動や接地時間がほぼ変わらないことです。
走っている実感ではエッジ+はピッチで回している感じがしますし、アルファフライ1は跳ねているし、ミッドソールが厚いため、接地時間は長く感じています。
一部主観を述べるとアルファフライ1が最も後半キツくない感じがしました。それは厚底、エアポッドにうまく乗れたレースだったからかもしれません。これについてはアルファフライ3も使いこなせれば同じような感覚が得られると思うので、練習が必要です。
以上、主観と客観的なデータから見てもアルファフライ1とアルファフライ3は非常に近い感覚で走れそうです。逆に言うと、アルファフライ3が魔法のシューズでベストが何分も早くなることもないということです。
あるとすれば、体幹を鍛え、シューズの性能を最大限に引き出したときに、フルマラソンであれば大幅な短縮が得られるかもしれません。特に10km程度の距離ではヴェイパーフライネクスト%2やアルファフライ1の方が走りやすい可能性も十分にありそうです。しかし先ほど述べた通り、過去のシューズはいずれなくなるものなので、やはりシューズに適応する能力が必要になってくるとことでしょう。

以上長くなりましたが、アルファフライのレビューでした。今後ハーフマラソンやフルマラソンでも使う機会があると思いますので、またレビューを記載したいと思います。

最近はインフルエンザ、COVID-19を含む感染症が流行しておりますので、皆様健康に気をつけながら楽しいランニングライフをお楽しみくださいませ。



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