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Vaperfly NEXT%3 レビュー

今回はついにヴェイパーフライネクスト%3をレース(10km)で使用してきましたので、メタスピードエッジ+を使用したレースと比較しながらレビューを行いたいと思います。

Vaperfly NEXT%3


METASPPED EDGE+

ネクスト%3とエッジ+の重量は同じメンズ25cmではあまり変わらないようです。ネクスト%3は事前情報ではもう少し重そうでしたが、サイズが小さいためかかなり軽量のようです。最近はフルレングスカーボンシューズでも200g切るのが当たり前になっていますね。

次にエッジ+、ネクスト%3でそれぞれ10kmロードレースに出場したため結果を下に貼ります。


まずネクスト%3での結果は10km(33‘02)、気温15℃程度、天候雨でした。
エッジ+での結果は10km(33‘00)、気温20℃程度、天候晴でした。
タイムはほぼ同じ、その他、心拍数やパワー、平均ピッチなど大きな差はないように見えますが、最大ピッチはネクスト%3(209bpm)、エッジ+(222bpm)と差がつきました。この結果は意外であり、理由としてはネクスト%3を履いたロードレースは高低差のあるコース、エッジ+を履いたレースはフラットなコースだったからです。高低差のあるコースで使ったネクスト%3の方が最大ピッチが少ないのはシューズの影響ががありそうですし、コースと天候を考えると、10kmではネクスト%3の方が走れると考えて良さそうです。

今シーズン、10km、ハーフマラソン、フルマラソンのほとんどでエッジ+を好んで履いてきました。以前はネクスト%2を履いていましたが、最近はZOOM Xの柔らかさが足に合わず、エッジ+のやや硬く自分の足で走っている感じが良かったからです。ただし、私もエッジ+に辿り着く過程でスカイ+も試しました。しかし、スカイ+は前足部のミッドソールが厚いため、やや柔らかく感じフルマラソンでは足がもたないと考え断念しました。エッジ+は非常に履き心地がいいですが、反発がもう少しあればなと無いものねだりをしていました。

それに対して、ネクスト%3はこれまでのヴェイパーフライ同様、シューズに走らされる部分がかなりあります。しかし、ミッドソールはZOOM Xであるにも関わらず、速いペースで走っているときは前作までのぐにゃぐにゃ感が軽減され、安定感が増したように感じました。

長々と書きましたが、ネクスト%2からネクスト%3へしっかりアップデートされ、ナイキさすがだなと思いました。これからロードレースシーズンは終わりにむかいますが、来シーズンのマラソンにむけて、ロードでの練習では当面ネクスト%3で行おうと思います。

ところで今回ネクスト%3はピンク、プロトカラーと2種類の写真を使用しました。
ピンクはメンズ25cm、プロトカラーはウィメンズ25.5cm(メンズ25cm相当)です。

当初、ピンクが気に入ったため、海外からいつものサイズのメンズ25cmを購入しました。インターバルで使用し問題はなかったのですが、前足部がやや緩いかなという感じでした。そこで、日本でもプロトタイプが発売されたため今回ウィメンズの25.5cm購入しジャストでした。細かくいうと、ウィメンズは縦のサイズは同じであり、ワイズ(横のサイズ)がやや狭く作られており、私の足には合ったようです。
前作までと若干の作りの変化がありそうなので、購入される方はご注意ください。
ちなみに私は
ヴェイパーフライネクスト%(メンズ25cmジャスト)
ヴェイパーフライネクスト%2(メンズ25cmジャスト)
アルファフライ(ウィメンズ25.5cmジャスト)
アルファフライ2(ウィメンズ25.5cmジャスト)
メタスピードスカイ+、エッジ+(メンズ25cmジャスト)
ですので、ネクスト%3はアルファフライと同じようなサイズ感でした。

今回はナイキの新作Vaperfly NEXT%3のレビューでしたので長くなりましたが、シューズの進化を感じることができるのはやはり楽しいですね。

3月になりましたので、ロードシーズンからトラックシーズンへの過渡期となります。スピードや筋力も戻しながら、もう少ししたら、暑くなる中で地道な走り込みを行っていく時期になります。

皆様、気温が変わりやすい中ですので、体調に気をつけながら、楽しいランニングライフをお楽しみください。


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