マラソンシーズンも終了し、トラックシーズンが開幕しましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私自身も3月にフルマラソン後、少し休息をとり、4月からトラックでのポイント練習を再開、4月18日の夜には5000mの非公認記録会に出場してきました。状態としてはまだまだですが、スパイク(メタスピードLD)で完走(16´18)できたので良しとしましょう。次回以降公認記録会では15分台に乗っていきたいところですね。

個人的にはメタスピードLDの性能に十分満足しているのですが、今年の秋にソールの厚さの規定が25mm→20mmと変更されることが決まっています。そのためメタスピードLDを公認レースで履けるのはあと半年ですので、次のメインスパイクを考えなければいけない時期に入っています。現状のままでは以前使用していたドラゴンフライが第一候補ですが、今回非常に気になっていたヴィクトリー2を購入したいと思いました。現状の予想ですが、ドラゴンフライ2は前作とそんなに変わっていないんじゃないかと思っています。そちらについては他の方のレビューを待ちたいと思います。

ヴィクトリー2については前回のnoteでも触れましたが、その後、ヨーロッパではヴィクトリー2、ドラゴンフライ2ともに発売開始したようです。前作のエアズームヴィクトリー発売の際にもnoteにしましたが、すでに4年が経とうとしていると考えると時の流れは早いものです。4年たってもスパイクを履いて走れていることに感謝したいです。

そんな私は今回ヴィクトリー2の購入に成功したため、練習での使用感ですが、レビューをしたいと思います。なお、アメリカでは5月初めに発売が決まっております。日本でも近々発売となると思われます。これは以前から不思議ですが、海外では人気スパイクも日本のように秒で売り切れることは少なく、意外と購入できることがあるので輸送量などはかかりますが、どうしても欲しいときはいいかもしれません。

ではまず、ヴィクトリー2とエアズームヴィクトリーの外観の比較です。初見で感じることですが、今作のヴィクトリーはミッドソールの厚みが増して、つま先のそり上りも控えめなので、安定感は増していると思われました。

アウトソールにはプロト恒例の数字の刻印があります。

インソールを見るとサンプルと書かれており、この辺のナイキの上手なところですが、購買意欲を掻き立てますね。

重さは25cm、ピンなしの状態で120gと前作から大きな変化は無さそうです。

エアズームユニットは左右均等ではなく、内側の方が大きい作りとなっています。またピンの配置は前回の6本→4本と変更されています。この配置は初めて見ましたが、ナイキの意図としては足底外側から接地し、つま先は母指球側で蹴りだしてくれと言わんばかりですね。ピンの本数が減ったことから負担は軽減される可能性が高いと考えています。

次にサイズ感ですが、私はドラゴンフライが25cmでジャストなのですが、今回のヴィクトリー2は25cmで若干のつま先あまり、ほぼジャストという感じでした。前回のエアズームヴィクトリーは25cmではつま先が余り過ぎて、実走では24.5cmを履いていましたので今回はドラゴンフライに近いサイズ感となってくれてほっとしています。

ワイズ(横幅)ですが、やはりやや狭めです。ドラゴンフライと同じかやや狭いかもしれません。私はアルファフライ、ヴェイパーフライはメンズではやや横幅があまるためウィメンズを履いているので、ワイズは細い方だと思いますが、それでも横幅はジャストでした。
皆様購入する際はワイズが大丈夫かご確認の上でのご購入をお勧めします。

そして、本日600‐400‐300‐200×2セットを行ってきました。1本目は試運転で600を1´45で入り、徐々に上げる感じ、2本目は1´41で入りラスト200は33秒でした。

まず履いて流しただけで、前作より安定感が増したことが分かり、これなら私でも試合で履ける可能性があると感じました。前作は強制的につま先接地となるためアキレス腱への負担が大きく、練習1回目で足を犠牲にしないと走れないことを理解、結局ドラゴンフライに戻すしかない状態でした。

しかし今作は、前半で述べたように中足部の厚みがましたことなどから、つま先接地とはなりますが、一部中足部も接地に使うことが可能となっていました。何回か練習で使用すれば1500mではまず使えると考えています。なお、5000mでの使用は15分台レベルの私では要検討となりますので、今後の練習次第という感じでしょうか。いずれにしても以前から履きたかったヴィクトリーを履いて普通に走れて良かったと感じました。

今回は簡単なレビューとなりましたが、次回5月初めに公認1500mに出場しますので、そこでvictory2のレースデビュー戦としたいと考えています。

それでは皆様トラックシーズンをお楽しみください。