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マラソン札幌開催について思うこと

東京五輪のマラソン・競歩の開催地を東京から札幌に移すことが決定したようですね。

1年以上前、去年の夏にFBで何気なくつぶやいたことが現実化して僕も驚いています。

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(ちなみにBRAKING"2"でしたね笑)

「選手のことを考えたら札幌だ」「東京に合わせて選手も準備していたんだから東京でやれ」様々な意見があると思いますが、一番の原因は日本の五輪関係者によるアスリート軽視、事なかれ主義や一度決まったことをなかなか変えられない日本独特の体質に原因があると思います。

「リオとかも暑かったし、プロだからなんとか調整してくるでしょ」「変更するにしても五輪大臣、組織委員会、都知事、JOC、陸連・・関係各所との調整は面倒だし、世間からの批判を考えたら、このままで行っちゃえ」みたいな考えが根底にあってズルズル行ってしまったのではないかと。

IOCの強権発動と言われてますが、普通に考えて、いきなりはしてこないはずです。きっと前々から日本へ働きかけがあったと想像する方が自然です。しかし日本側がうだうだしていて、痺れを切らしたのではないでしょうか。

僕はこんなやりとりがあったと想像しています↓

▶当初
IOC「本当に東京でマラソン開催して大丈夫なんかね?」
日本「大丈夫です。色々対策考えてますから」
2019年夏も東京は酷暑に
IOC「おい、今年も相当暑いみたいじゃないか。場所変更を検討しなさい」
日本「大丈夫です。スタート時間早めますし、遮熱性舗装や打ち水とかしますから」
酷暑のドーハ世界陸上で夜間にも関わらず女子の半数近くがリタイヤ
IOC「これはダメだ!もう我慢ならん!開催地を変えろ!」
日本「とは言いましてもチケット売ってしまってますし、関係各所との調整が・・」
IOC「いつまでうだうだやってるんだ!お前らで決められないなら俺が決める!札幌だ札幌!」
森会長「IOCと国際陸連が言うんだからやむを得ないよね」
小池都知事「寝耳に水だわ〜」

いや「寝耳に水」じゃないんよ!そもそもなんで被害者ヅラ!?っていう。

そもそも最初の最初から想定できたはずだし、途中でやっぱりおかしいよこれ!って言えたはず。誰もが目を背けてきただけなんです。

森さんの表情も「自分らで決める形にならなくてよかった、被害者側になることで嫌われずに済んだ」って少し安堵しているように見えるんですよね。むしろ決断してくれてありがとう!みたいな。

IOC会長がいきなり一方的に決断してきて、俺たちも振り回されっぱなしだぜ。困ったもんだな。フッ。みたいな。シン・ゴジラに振り回される政府みたいなもんです。矢口(長谷川博己)が日本にはいなかったんです。

誰も責任を取りたくない、誰も嫌われ役になりたくない、これって極めて日本的じゃないですか。That's ジャパン。日本のサラリーマン社会の縮図です。

ロゴに始まり、スタジアム問題、汚水問題・・からの今回のゴタゴタ。改めて日本の現状が世界にアピールされてしまった。

そして未曾有の大災害。
オリンピック、本当にやるべきだったのか・・と本気で思ってしまいます。

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